今回は「検討」の言い換え表現を紹介します!
「検討」は「物事をよく調べて考える」というときに使う言葉です。
この言葉は、比較的フォーマルな言葉として扱われ、カジュアルな場面ではあまり使用しません。
この記事では「検討」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
検討とは?意味は「詳しく調べ判断する」
「検討」の意味=何かを詳しく調べ判断すること
ビジネスシーンでの「検討します」は、遠回しに「お断りする」のニュアンスが含まれる場合もあります。
新しいプロジェクトについての方針は、これから検討いたします。
検討の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「検討」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①精査(せいさ)
「精査」=「細かいところまで調査をする」の意味
ビジネスシーンで一番使い勝手が良い言葉と言えるでしょう。
たくさんある中から、より良いものを吟味する時にも使われている言葉です。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、これから精査いたします。
②熟慮(じゅくりょ)
「熟慮」=「十分に考える」「深く考える」の意味
相手によく考えていることを伝えたい時に使える言葉です。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、熟慮いたします。
③考慮(こうりょ)
「考慮」=「判断を誤らないために様々な要素や条件をよく考える」の意味
「熟慮」ほど深く考えていないけど、考えていることを伝えたい時に使える言葉です。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、頂いたご意見をもとに考慮いたします。
④思慮(しりょ)
「思慮」=「慎重に考える」の意味
何かを吟味する時に、より慎重さを伴う時に使える言葉です。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、これから思慮いたします。
⑤深慮(しんりょ)
「深慮」=「深く考える」の意味
「深慮(しんりょ)」は書き換えに向いた言葉となっています。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、深慮いたします。
⑥千思万考(せんしばんこう)
「千思万考」=「あらゆる葉面から考えを巡らせる」「考えをつくす」の意味
話し言葉で使うことはほとんどありませんが、手紙やメールなどの書き言葉で文面を強調したい時に向いている言葉として使えるでしょう。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、千思万考いたします。
⑦顧慮(こりょ)
「顧慮」=「事情を考えにいれる」「気にかける」の意味
「顧慮(こりょ)」は書き換えに向いた言葉となっています。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、頂いたご意見などから顧慮いたします。
⑧熟考(じゅっこう)
「熟考」=「時間をかけてじっくりと考え検討する」の意味
例文のような方針を検討する時より、論文を書くために実験の考察などをじっくり考えるという時の方が、しっくりくるかもしれません。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、これから熟考するところです。
⑨熟思(じゅくし)
「熟思」=「十分に考えを巡らす」の意味
「熟思」でも意味的には間違いはありませんが、若干聞き慣れない言葉に聞こえるかもしれません。
また、前後の文脈から察することが出来るとは思いますが「熟知」と聞き間違えられる可能性があることも考えておきましょう。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、これから熟思するところです。
⑩考究(こうきゅう)
「考究」=「物事を深く考え研究する」の意味
「考えて研究する」ことから、研究・開発などのシーンで使える言葉と言えるでしょう。
例文
新しいプロジェクトについての方針は、考究いたします。
⑪審査(しんさ)
「審査」=「優劣・適否などについて詳しく検討して見定める」の意味
詳しく検討するという点では、意味として合っています。
優劣などの順番を付ける必要があるシーンで使える言葉と言えるでしょう。
例文
新しいプロジェクトの方針は、提出してもらった方針の中から審査します。
検討の”カジュアル”な言い換え・類語!
「検討」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑫吟味(ぎんみ)
「吟味」=「念入りに調べる」の意味
よく考えている印象が感じられますが、ちょっと上から目線な響きに感じる方がいる可能性があるかもしれません。
例文
新しいプロジェクトの方針は、これから吟味します。
⑬思案(しあん)
「思案」=「あれこれ考える」の意味
あれこれ考えているが、よく調べることはしていないという印象を与える可能性があるかもしれません。
例文
新しいプロジェクトの方針は、これから思案します。
⑭思いを巡らす
「思いを巡らす」=「様々な考えをしてみる」の意味
「思案」と同様に、闇雲に考えているだけの印象を与える可能性があるかもしれません。
例文
新しいプロジェクトの方針は、これから思いを巡らせるところです。
⑮よく考える
「考える」=「経験や知識をもとに道筋を立てて頭を働かせる」の意味
言葉が軽く、本当に考えているかが伝わらない可能性があります。
例文
新しいプロジェクトの方針は、これからよく考えるところです。