今回は「最近」の言い換え表現を紹介します!
「最近」は現在にかなり近い過去のことを説明したいときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉です。
この記事では「最近」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
最近とは?意味は「現在より少し前までの期間」
「最近」の意味=現在にいちばん近い過去・少し前から今までの間を指す
ここ数年は「最近」を1カ月以内の直近の出来事に対しても使うようになっています。
本記事では、過去から現在の短期間(ここ何カ月、ここ何年、ここ何十年)の意味で説明いたします。
最近の若者はテレビを視聴する時間が減少し、スマートフォンで動画を視聴する傾向が強まっています。
最近の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは最近のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①近年
近年=「過去から現在にかけて年を跨ぐ広い時間」の意味
「近年」はここ数年、ここ数十年、の期間を指し、「最近」よりもやや狭い時間軸を指します。
近年は「近年まれにみる」など、ややフォーマルな表現としてよく使われています。
近年、インターネットの発展により、若者はテレビを視聴する時間が減少し、動画サイトを視聴する傾向が強まっています。
②昨今
昨今=「直近の最近数か月から数年の間」の意味
「昨今」はここ数か月、ここ数年に使いますが、「最近」はここ数年、ここ数十年にも使い時間軸が広いです。
昨今はフォーマルな文脈で使われることが多いため、ややフォーマルな言葉と言えます。
昨今の若者はテレビを視聴する時間が減少し、スマートフォンで動画を視聴する傾向が強まっています。
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③直近
直近=「最も近い出来事や時間」の意味
「直近」は最も近い出来事や時間を表し、最近はここ数年、ここ数十年の期間を表します。
直近はビジネスシーンでもよく使われる、ややフォーマルな言葉です。
若者のテレビを視聴時間は年々減少しており、直近のデータでは、若者の約6割がテレビではなくSNSから情報収集をしているそうです。
出典:https://webtan.impress.co.jp/n/2023/10/27/45884
④足下
足下(足元)=「自分の足元、周囲の地域、最近」の意味
「足下(足元)」は周囲の地域の意味でも使われますが、最近という意味でも使われます。
最近の意味で使う足下(足元)はフォーマルなニュアンスを持ち、ビジネス向きの言葉です。
昨今、多くの若者がスマートフォンを手に動画に没頭している光景が当たり前になりつつある。
テレビ局にとって、足下(足元)の視聴習慣の変化は大きな課題であり、生き残りのためには新たな戦略が必要となるだろう。
⑤現代
現代=「現在の時代、今の世」の意味
「現代」は現在進行している時代や世の中を指す意味の言葉です。
最近はどちらかというと時間で区分されていますが、現代は時間や年数ではなく、現在の政治や思想が始まってから現在までを指します。
フォーマルな言葉として使われることが多く、世相を説明する時、表現する時によく使われる印象です。
現代社会における若者のメディア視聴習慣は、従来のテレビからスマートフォンへと大きく変化しています。
⑥近来
近来=「近ごろ、やや過去から現在までの状況」の意味
「近来」はここ数年、ここ数か月から現在までの出来事や状況を指します。
最近よりも時間的な範囲は狭く、スケールの小さい言葉と言えます。
近来は「近来まれに見る」や「近来めったにない大寒波」など、出来事と世相を比較するニュアンスで使われることが多いです。
フォーマルな言葉ではありますが、ビジネスよりも小説や記事などで使われる印象です。
若者がテレビを視聴する時間は年々減少しており、近来の娯楽の定番はもっぱらSNSです。
⑦この程
この程=「この間のこと、最近のこと、ついさっきのこと」の意味
「この程」はこの間のこと、最近のこと、ついさっきのことを指し、最近と違って期間ではなく過去のある時を指します。
フォーマルな言葉で、目上の相手にも敬語的に使える表現です。
この度、テレビ離れが進む若者にアプローチすべく、新たな番組企画を立ち上げることになりました。
最近の”カジュアル”な言い換え・類語!
最近のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧近頃
近頃=「やや過去から現在の出来事や状況」の意味
「近頃」は具体的にここ数年、ここ数か月の出来事や状況を指します。
一方で「最近」は更にスケールが大きく、ここ数年、ここ数十年のことも指します。
近頃は日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
近頃の若者はテレビを視聴する時間が減少し、スマートフォンで動画を視聴する傾向が強まっています。
⑨日頃
日頃=「普段、日常、日常の習慣」の意味
「最近」はここ数年、数十年の期間や、その傾向や状況を指すのに使うのに対し、「日頃」は単に普段のことをいいます。
日頃はカジュアルな日常会話でも、真面目なシーンでも使うことができます。
若者は日頃、スマートフォンで動画を視聴する傾向が強く、テレビ離れが深刻化しています。
⑩今どき
今どき=「現代の傾向、昨今のトレンド」の意味
「今どき」は現在を意味し、傾向や流行の話題に繋がります。
今どきは主に若者の現代の傾向や、昨今のトレンドに焦点を当てるため、カジュアルな言葉として浸透しています。
今どきの若者の流行は専ら動画サイトで、テレビを視聴する時間は激減しています。
⑪ここのところ
ここのところ=「過去から現在までの期間の状況や傾向」の意味
ここのところはここ数日、ここ数週間、最大でもここ数か月の状況や傾向を指します。
最近よりも狭い時間軸で使われている言葉です。
ここのところは世間話など日常会話で多く使われる表現なので、ややカジュアルなニュアンスの言葉です。
ここのところ、若者のテレビ離れは進む一方で、スマートフォンで動画を視聴する傾向が強まっています。
⑫この間
この間=「過去のある出来事や期間」の意味
「この間」は近い過去の間の一定期間を指すのに対して、「最近」はここ数年、ここ数十年といった過去から現在までの期間を指します。
この間は日常会話で使われることが多い、ややカジュアルな言葉です。
この間、家族でテレビを見ていたら、息子が「テレビは見ない!」とスマートフォンで動画を視聴し始めたんですよ。
⑬この前
この前=「現在に近い過去のある出来事や期間」の意味
「この前」は現在に近い過去の間のある出来事か、一定期間を指すのに対し、「最近」は過去から現在までを指します。
この前は日常会話で使われることが多い、ややカジュアルな言葉です。
この前、家族でテレビを見ていたら、息子が「テレビは見ない!」とスマートフォンで動画を視聴し始めたんですよ。
⑭今日この頃
今日この頃=「比較的近い過去から現在にかけての期間」の意味
「今日この頃」は近い過去からの傾向や変化についての文脈で使います。
「最近」はここ数年、ここ数十年という長めの期間に対して使うので、「今日この頃」の方が狭い時間軸の言葉です。
また、「今日この頃」は手紙の書き出しでよく使われています。
家族でテレビを見ていたら、子供が「テレビは見ない!」とスマートフォンで動画を視聴し始め、若者のテレビ離れを肌で感じた今日この頃です。
⑮今日日(きょうび)
今日日=「近い過去から現在、今日この頃、今どき」の意味
今日日は近い過去から現在の傾向などを意味する言葉です。
現在の状態や傾向を過去と比較して、過去を懐かしむ文脈で使われることが多いです。
カジュアルな言葉で、世間話や日常会話で使われます。
今日日の若者はテレビを見ないで、スマートフォンの小さな画面で動画ばかり見ているよね。
退職や転職で悩んでいるあなたへ