今回は「こすい」という方言について解説します!
「こすい」とは、関西弁でずるい、せこいという意味を指す言葉です。
「アンタそれはこすいわぁ」みたいに使うで!
こすいという言葉の語源は「擦る」で、利益を擦り取るなどの表現から派生したのではないかと言われているようです。
この記事では「こすい」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
こすいとは?意味は「ずるい、せこい」
「こすい」の意味=自分に有利になるように人を騙すこと。ずるい、せこい
こすいとは自分に有利になるように人を騙して利益を得る、ずるい、せこいなどの意味を持つ方言です。
主に関西で使われていますが、ドラマで使われることも多いので、全国知名度の高い言葉です。
また、言葉のニュアンスは意味通りネガティブです。
関西ではケチな人に対して「こすい」と使うこともあります。
ドラマのセリフでも「こすい」がたまに使われるそうですよ
こすいは関西の方言|標準語説も
「こすい」は一般的には関西弁だと言われています。
言葉の響きも関西弁に近いですよね。
しかし、こすいを使っている地域から、関西弁ではなく標準語なのではないか?という説もあります。
それだけ全国で使われている言葉ということですね。
また、最近は愛知県・静岡県・長野県・新潟県・高知県・愛媛県などでもこすいが使われており、関西同様に「こすい」という地域もあれば、「こっすい」「こっすえ」という地域もあります。
こすいは標準語だという説もあるんだね
こすいの語源や発祥は「擦る?」
「こすい」の語源、発祥=利益を擦り取るという言葉の「擦る」?
こすいは利益を擦り取るなどの使い方をする、「擦る」から派生した言葉ではないかと言われています。
しかしこの説の信ぴょう性はそんなに高くありません。
そのため、正確な語源はわかっていないようですね。
こすいが使われ始めた地域もわかっていません。
最初は全国で使われていたが、だんだん使う人が減っていき、現在は西日本でよく使われているため、関西弁と誤解されているという説もあるようです。
こすいの正式な発祥はわかっていないんだね
こすいの使い方・例文
「こすい」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
ずるい、せこいなどネガティブな意味を指すこすいですが、以下のように微笑ましく使うこともできます。
問題でーす!「いま、なんじ?」
えっ、今は4時だけど…
ぶっぶ~!「いま」何字?だから正解は「文字」だよ!
なんや!そのこすいクイズ!
一方でネガティブな意味でのこすいは以下のように使います。
今回のテスト、どれぐらい勉強した?
うーん、そんなにしてないよ
いつもそう言うけど、毎回クラスのトップだよね。
ちょっとこすいと思うよ
上のようにこすいと言われると、言われた方は少し傷つきますよね。
こすいの類義語や対義語
こすいの類義語と対義語についても見ていきましょう!
こすいの類義語
こすいの類義語としては下記のものがあります。
- ずる賢い
- あくどい
- 狡猾
- けち臭い
こすいの対義語
こすいの対義語としては下記のものがあります。
- 気前がいい
- 誠実