今回は「様々」の言い換え表現を紹介します!
「様々」は物事の種類や形、様子などがそれぞれ違っているという意味の言葉です。
当社はお客様のニーズに合わせた様々な製品を取り揃えております。
様々はフォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉です。
日常生活でもビジネスシーンでも使うことができます。特に文書や論文など文章内で使われることが多いです。
この記事では「様々」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
様々の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「様々」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①多種多様
多種多様=「種類が多く、様々な状態がある」の意味
多種多様は、一つだけでなく多くの種類があること、全て同じ様子ではなく様々な状態があることを意味する四字熟語です。
様々との違いは、様子だけでなく種類も一つではないということです。
日常で使うことはありますが、ニュースやビジネスなど、フォーマルな場面で使うのに適しています。
当社はお客様のニーズに合わせた多種多様な製品を取り揃えております。
②各種
各種=「様々な、いろいろな種類」の意味
様々と同様に各種は、種類が多いことを表す言葉です。
各種は具体的なものに使うことが多く、抽象的なものにはあまり使われないことが様々との違いです。
例えば、「彼は様々な顔を持つ」とは使いますが、「彼は各種、顔を持つ」とは使いません。後者の場合、性格(抽象的なもの)ではなく、人間の頭部(具体的なもの)としての顔を多く持っているというニュアンスになってしまいます。
各種はビジネスや広告でよく目にするフォーマルな言葉で、日常会話には適していません。
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③千差万別
千差万別=「種類や様子に様々な差異がある」の意味
千差万別は、たくさんのものには、一つひとつに違いがあり、全く同じものはないことを表す四文字熟語です。
注意が必要なのは、2個や3個などの少しの数のものに対して使わないということです。
日常会話で使うことはありますが、ややフォーマルな場面で使うのに適しています。
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④多岐にわたる
多岐にわたる=「多方面に分かれている」の意味
多岐にわたるは、物事が様々な分野や領域に広がっていることを表します。
また、多くの選択肢があることも意味し、その選択肢が3つ以上である場合に使用するのが自然です。
少し形式ばった表現のため、ビジネスなどのフォーマルな場面で使うことが多いです。
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⑤幅広い
多幅広い=「範囲が広い」の意味
幅広いは、物事の範囲や分野が広がっているという意味です。
多岐にわたると似てますが、より広範囲であることを強調する傾向があります。
また、物事やその様子が多様であることや選択肢が広がっていることも表します。
ただし、幅広いはポジティブな表現に使う言葉であり、ネガティブな表現をしたい場合には使わないほうがよいでしょう。例えば、「彼は幅広い分野で失敗している。」という使い方には適しません。
幅広いは日常会話でも使いますが、学問やビジネスの分野で使われることが多い、ややフォーマルな言葉です。
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⑥諸々
諸々=「多くのもの、いろいろなもの、様々なもの」の意味
元々「諸」という漢字には「多くの、たくさんの」という意味があり、「々」を重ねて使うことで「本当に多くのこと、いろいろなことがある」と意味を強調しています。
諸々は物や事情数ある時に、その説明を省略したり曖昧にしたい場合に便利な言葉です。例えば、「諸々の事情」「諸々の手続き」などといった使い方をします。
様々よりも硬めの印象を与える言葉で、日常における会話よりも文章やビジネスシーンなどで多く使われる傾向があります。
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⑦諸種
諸種=「いろいろの種類」の意味
諸種は、種類がたくさんある状況を表す言葉です。
種類自体が多いとき、つまり、いくつもの種類に分けることができる場合にしか使うことができません。
諸種はビジネス文書や論文などで使われる硬い表現で、日常会話ではほとんど使われません。
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様々の”カジュアル”な言い換え・類語!
様々のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧多彩
多彩=「色の種類がたくさんで美しい、変化や種類が多くにぎやか」の意味
多彩は、様々な色があり見栄えがよいという意味の言葉ですが、様々な種類があるという意味も持ちます。
様々は「違い」を強調する言葉であるのに対して、多彩は「美しさや多様性」を強調する言葉であるという違いがあります。
多彩は、日常生活から、学校やビジネスの場まで、幅広いシーンで使われます。
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⑨数々
数々=「数や種類が多いこと」
数々は様々と同じ、多様性や多数性を表す言葉です。
しかし、数々は数の多さ(=多数性)に重きを置き、様々は種類の違いや多さ(=多様性)に重きを置く点に違いがあります。このように、ニュアンスに少し違いがあるということに気を付けなければなりません。
数々は、日常的にもビジネスなどのフォーマルな場面でも使うことができるニュートラルな言葉といえます。
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⑩色とりどり
色とりどり=「それぞれ異なったさま、種類がいろいろあるさま」の意味
色とりどりは、バリエーションに富み、種類がとても多く多彩なことを表します。
ビジネスなどのフォーマルなシーンよりも日常生活での方がよく使う表現です。
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⑪盛りだくさん
盛りだくさん=「分量が多いこと、内容が豊富なこと」の意味
盛りだくさんはとは、特定のものが多くあるときにも使うことができますが、内容や種類が充実しているときにも使うことができます。
例えば、「内容が盛りだくさんの番組」というように、いかに情報量が充実しているかを表現することができます。
盛りだくさんは日常生活でよく使われ、テレビのバラエティー番組や雑誌などでよく見聞きするカジュアルな表現です。
うちの会社はお客さんのニーズに合わせた製品が盛りだくさんだよ。
⑫色々
色々=「物事の種類が多いこと、その様子」の意味
色々は様々と同様に「種類が多い」という意味で使用されます。
しかし、どちらかというと、様々が種類の多さを強調するのに対し、色々は数量の多さを強調する場合に使います。
また、物理的なものだけでなく、日常的なできごとをまとめて表現することもできます。例えば、「今まで、色々お世話になりました。」などと表現します。
色々は日常会話やくだけた文章で使い、ビジネスなどのフォーマルな場面には適していません。
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⑬バラエティーに富んだ
バラエティーに富んだ=「種類や変化が豊富にあり、多種多様なさま」の意味
バラエティーに富んだは、種類や変化が豊富にあるという意味から、人を飽きさせない様子などを示す際にも使われます。「バラエティーに富んだメニュー」などがその例です。
ややカジュアルな表現なので、ビジネスなどのフォーマルな場面ではあまり使われません。
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⑭あれこれ
あれこれ=「いろいろと、あれやこれやと」の意味
あれこれは、複数の色々な物事を漠然と指し示す言葉です。
副詞として、「あれこれ言う」、「あれこれ思い悩む」などとよく使われます。
とてもくだけた表現なので、会話では親しい間柄で使いましょう。
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⑮よりどりみどり
よりどりみどり=「多くのものから好き勝手に選び取ること、自由に選択できること。」の意味
よりどりみどりは、似た意味の「選り取り(よりどり)」と「見取り(みどり)」を語呂よく合わせた江戸時代ごろから使われる表現です。
「選り取り」は多くの中から選び取ること、「見取り」は広く見渡して多くの中から選び取ることを意味します。
種類が豊富になければ、広く見渡し、多くの中から好き勝手選び取ることもできないことから、目移りするほど種類が多い様子を表す際にも使われます。
語源から考えても、日常生活でよく使われる表現で、フォーマルなビジネスシーンには向きません。
うちの会社はお客さんのニーズに合わせた製品がよりどりみどりだよ。