今回は「でも」の言い換え表現を紹介します!
「でも」は先の内容と逆を言うというときに使う言葉です。
この言葉は、プライベートで使うことが多い、カジュアルな言葉に分類されます。
この記事では「でも」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
でもとは?意味は「前述の内容に反することを述べる」
「でも」の意味=前述の内容に反することを述べる接続詞
「でも」はフランクな表現のため、ビジネスシーンでは適切な言葉に変換しましょう。
彼は有能なリーダーです。
でも、決断が遅いです。
でもの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはでものフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①でございますが
でございますが=「そうではない」の意味
この言葉には、強い決意を表す「である」の丁寧な言葉が含まれています。
「である」に「が」が付くことで、逆の意味に変わります。
「が」には、逆接の意味があるからです。
元の「でございます」が丁寧な表現なので、ビジネスシーンで使える言葉です。
特に目上の人や取引先に対して、使う事が多いです。
彼は有能なリーダーでございますが、決断が遅いです。
②しかしながら
しかしながら=「今までの内容を認めつつ、反対する」の意味
内容を認めつつ、反対したり話題を切り替えるときに使います。
後の内容に付け加えるという特徴を持った言葉でもあります。
また、「しかし」を丁寧にした言葉です。
「しかし」もビジネスシーンで使えますが、「しかしながら」の方が丁寧です。
両方ともビジネスシーンで使う事ができます。
相手によって使い分けるといいでしょう。
彼は有能なリーダーです。
しかしながら、決断が遅いです。
③されど
されど=「先の内容に対して、反対の事を言う」の意味
先の内容と反対の事言うときに使います。
また、後の内容が重要であると伝える事ができる言葉です。
ビジネス文書や会話で使われる事が多く、昔から使われている言葉です。
元は「されども」という言葉で、相手に敬意を表すという意味も含まれています。
目上の人に対しても使える言葉なので、覚えておくといい言葉です。
彼は有能なリーダーです。
されど、決断が遅いです。
④ところが
ところが=「後の内容に、予想できない内容」の意味
先の内容から予想できない、意外な内容が後に入ります。
また、ビジネスシーンで注目してほしいときにピッタリな言葉です。
プレゼンや企画のときに使うといいです。
彼は有能なリーダーです。
ところが、決断が遅いです。
⑤にも関わらず
にも関わらず=「先の内容と違う状況に進む」の意味
予想や前提から始まり、その内容と逆の事を伝える言葉です。
返事が遅れたとき、要望を聞き入れてくれたときなどに使います。
目上の人や取引先に対しても、使う事ができる言葉です。
ビジネスシーンではよく使う言葉の1つなので、覚えておくといいでしょう。
彼は有能なリーダーにも関わらず、決断が遅いです。
⑥但し(ただし)
但し(ただし)=「前の内容を補足」の意味
この言葉は、条件を付ける、疑問を付け足す、話題変更などの役割があります。
どれも付け加えたい事があるときに使います。
漢字が多い文章に「但し」と漢字で書くと、とても真面目な文章になります。
漢字とひらがなの使い分けをすると、文章全体の雰囲気が変わります。
またビジネスシーンではよく使われる言葉です。
彼は有能なリーダーです。
但し、決断が遅いです。
⑦ですが
ですが=「直前の内容を否定する」の意味
仲のいい先輩や目上の人には使える言葉です。
仲のいい人先輩以外に使うと失礼になるので、使うときは注意が必要です。
また文頭で使えない言葉です。
「ですけれども」にすると丁寧な言い方になり、ビジネス会話でよく使う言葉です。
彼は有能なリーダーです。
ですが、決断が遅いです。
でもの”カジュアル”な言い換え・類語!
でものカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧その代わり
その代わり=「入れ替える、引き換えに」の意味
ある事と代わる、入れ替えるという意味です。
友達や家族といった、プライベートの場でも使います。
またビジネスの場であれば、商談時や会議の場など、幅広い場面で使われる言葉です。
目上の人に対しても失礼ならない言葉なので、覚えておくといいでしょう。
彼は有能なリーダーです。
その代わり、決断が遅いです。
⑨とは言え
とは言え=「先の内容を確認しながら、反対や矛盾したことを言う」の意味
この言葉は、後の内容を強調する役割があります。
「とは言うものの」にすると丁寧な表現になり、この言葉を短くカジュアルにした言い方です。
他にも「って言っても」「でもさ」と更に崩した言葉があります。
彼は有能なリーダーです。
とは言え、決断が遅いです。
⑩なのに
なのに=「先と後の内容が矛盾する」の意味
先の事と逆の内容を伝える言葉で、プライベートで頻繁に使われている言葉です。
大人から子供まで、いろんな人が使っている言葉です。
使い方次第では、「言い訳」をしているように聞こえてしまう言葉です。
彼は有能なリーダーなのに、決断が遅いです。
⑪だが
だが=「先と後の内容にズレがある」の意味
反対の内容を伝える、書き言葉です。
「ですが」と同じような役割でもありますが、頻繁に見かけない言葉です。
また、女性はあまり使いません。
彼は有能なリーダーだが、決断が遅いです。
⑫それでも
それでも=「内容を認めながら、逆を言う」の意味
この言葉は、逆の事を伝える以外に、同時に進めるという意味もあります。
「それでございましても」にすると丁寧な表現になります。
この言葉は、話し言葉なので、プライベート会話で使います。
彼は有能なリーダーです。
それでも、決断が遅いです。
⑬だって
だって=「先の内容と対立の関係」の意味
逆の内容言ったり、相手に反論するときに使います。
この言葉も「なのに」と同じで、大人から子供まで使っている言葉の1つです。
子供が言い訳するときによく使う言葉でもあります。
この言葉は、カジュアルな話し言葉です。
有能なリーダーだって、決断が遅いです。
⑭だけど
だけど=「先と後の内容が反対」の意味
対照的な内容を言うときに使います。
「だけれども」を話し言葉に変えた言葉です。
この言葉も、大人から子供まで使っている言葉の1つです。
プライベート会話でよく使う言葉です。
彼は有能なリーダーだけど、決断が遅いです。
⑮逆に
逆に=「反対」の意味
本来は、予想や順番、方向が反対という意味です。
現在は若者言葉として、「逆に」と使う人が多いです。
この言葉の後には、いい内容がくる事が多いです。
仲のいい友達や家族に対して使う、カジュアルな言葉です。
とても仲のいい先輩に対してなら、使う事もできます。
彼は決断が遅いです。
逆に有能だからそうなるのではないかと思います。