今回は「向上心」の言い換え表現を紹介します!
「向上心」は「現在の状態に満足することをせず、更なる高みを目指して努力し続けるこころ」を表す言葉です。
この言葉は、フォーマルでもカジュアルでも使うことのできる、ニュートラルな言葉です。
この記事では「向上心」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
向上心とは?意味は「能力や技術をより優れたものにしようとする」
「向上心」の意味=能力や技術をより優れたものにしようとすること
「向上心」は、面接やビジネスシーンでも使われることが多いため、ややフォーマル寄りとも言えるでしょう。
私の強みは、向上心が高いことです。
向上心の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは向上心のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①上昇志向
上昇志向=「自分の能力や生活水準、社会的地位などを常に高めようとする考え。」の意味
- 現在の自分の状況に満足することなく、より高い地位や暮らしなどを手に入れたいとする考え方です。
- 向上心と同じ意味で使うことができます。向上心よりもさらに熱意の強さが感じられます。
- 面接等、フォーマルな場面で使用されることが多い言葉です。
例文
私の強みは、上昇志向が強いことです。
②大志
大志=「大きなこころざし」の意味
- 将来に対する希望の意味で使われます。
- 向上心と同じようにして使うことができます。クラーク博士の名言「少年よ大志をいだけ」が有名で、若齢者を対象に使われることが多いイメージです。目標や夢に向かって努力する前向きな印象を強く受けます。
- フォーマルな場面で使われることが多い言葉です。
例文
私の強みは、大志をもって仕事に取り組むことができることです。
③野望
野望=「無相応な望み」の意味
- 実際の身分や状況に合わない、大それた望みを指す言葉です。
- 「彼には野望がある」のようにして使うことで、「大きな望みを叶えることを望む」という意味で表現でき、向上心と同じように使用することができます。
- テレビなどでも多く使われますが、どちらかといえばフォーマルな場面で使われることが多い印象です。
例文
私の強みは、大きな野望があることです。
④憧憬
憧憬=「憧れること、憧れの気持ち」の意味
- 「しょうけい」が正しい読み方ですが、慣用句読みの「どうけい」としても一般的に知られています。
- 向上心とはややニュアンスが異なりますが、「憧憬の気持ちを持って」といった表現をすることで、面接シーンで使える言葉です。
- 小説でもよく見かけられ、ビジネスシーンでもさらっと使えると素敵です。「憧れる」よりもフォーマルな言葉です。
例文
私は、御社の社長への憧憬の気持ちを持っています。
⑤探求心
探求心=「興味を持った物事を追求しようとする心」の意味
- 「知りたい」「知識を深めたい」という欲求を表現する言葉です。
- 向上心と同じような意味合いで使うことができますが、向上心が地位の向上のような意味で使われるのに対し、探求心は知識を得ることについて使われます。
- 面接の場面で自分自身をアピールする際にも使えるキャッチフレーズです。
例文
私の強みは、探求心が強いところです。
⑥成長意欲
成長意欲=「自身の成長への意欲や欲望」の意味
- 自分自身の能力や意欲を高め、今よりも良い自分になりたい。と思う欲望を意味します。
- 向上心とほぼ同じ意味で使うことができます。向上心よりもかしこまった印象です。
- プレゼンや面接で使われることが多く、ビジネス向けと言えます。
例文
私の強みは、成長意欲が高いことです。
⑦大望
大望=「大きな望み」の意味
- 読み方は、「たいぼう」または「たいもう」と読みます。自身が持っている大きな目標や望みを指す際に使われます。
- 向上心が自身の能力を高める意味合いで使われるのに対し、大望は自分自身が持っている望みそのものを指します。
- ややかしこまった印象で、フォーマルな場で使用されます。
例文
私は、大望を叶えるため努力することを怠りません。
⑧自己啓発
自己啓発=「自分自身の能力向上や精神的な成長のために行動すること」の意味
- 「啓発」とは、孔子の言葉「憤(ふん)せざれば啓(けい)せず、悱(ひ)せざれは発せず。」をもとにして生まれた故事成語です。「啓」(人が気づかないことなどを理解に向けて教え導くこと)と、「発」(明らかにすること。はっきりと理解させること)を組み合わせた言葉です。英語では、Self-developmentとも表現されます。
- 向上心と同じ場面で使うことができます。ただ、自己啓発には心の成長等も含まれており、向上心よりも広い範囲で使うことができる言葉です。
- 「自己啓発セミナー」や「自己啓発本」のようにして使われ、ビジネス・フォーマルシーンでよく使われる言葉です。カジュアルな場面で使うことは少ないです。
例文
私には、自己啓発で取り組んでいることがあります。
⑨自己研鑽
自己研鑽=「自分自身の知識や技術を深めるために、自主的に学ぶこと」の意味
- 「じこけんさん」と読みます。
- 向上心と同じようなシーンで使うことができます。自分磨きのようなニュアンスがより近いイメージです。
- 普段の会話で使われることはめったになく、フォーマルなシーンで使用される言葉です。
例文
私は、日々自己研鑽に努めます。
向上心の”カジュアル”な言い換え・類語!
向上心のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩ハングリー精神がある
ハングリー精神がある=「上のレベルを目指そうとする向上心」の意味
- 「Hungry(お腹がすいている)」という英語を語源とした表現です。
- 向上心と同じような意味で使います。
- ユニークでしゃれた印象を受けます。一風変わった表現をしたい時などに使うといいかと思います。
例文
彼の強みは、ハングリー精神があることです。
⑪チャレンジ精神がある
チャレンジ精神がある=「失敗や困難を恐れることなく、物事に果敢に挑戦していく姿勢」の意味
- 「Challenge(困難な物事などに挑戦すること)」という英単語が元となった表現です。
- 向上心と同じように使いますが、向上心は対象が能力等に向けて使われるのに対し、チャレンジ精神は対象がやや広いイメージです。新しいことに挑戦するときに広く使うことができます。
- ビジネスシーンでもカジュアルなシーンでも使うことができます。面接の自己PRでも使える表現です。
例文
私の強みは、チャレンジ精神があることです。
⑫プロ意識
プロ意識=「専門職の人が持っているプロとしての高い職業意識」の意味
- 「プロフェッショナル」と「意識」を組み合わせた言葉です。
- プロ意識は専門職に対して使う言葉のため、向上心よりも使うことができる対象範囲が狭くなります。
- ビジネスシーンでも十分使うことができます。あまり堅苦しくない印象で日常生活でも使えます。
例文
私は、プロ意識を持って仕事に取り組みます。
⑬野心家
野心家=「野心を持って行動する人」の意味
- 「野心」とは、大きな望み・不相応な望みという意味です。また、新しいことに挑戦しようと気持ちを表します。
- 向上心よりも、広い範囲で使われます。自身の力が伴っていない場面でも使うことができる表現ですので、使う際には注意が必要です。
- 日常的にもフォーマルな場面でも使うことができる言葉です。
例文
私は、野心家だと思います。
⑭てっぺんを取る
てっぺんを取る=「一番(トップ)を目指すこと」の意味
- てっぺんとは、「一番上」や「トップ」を表す言葉です。「天辺(てんぺん)」という頂上を表す言葉が語源となったと言われているようです。
- 向上心よりもさらに上を目指す言葉です。飽くなき追求心が伝わります。インパクトの強さも感じます。
- 願望の印象が強いため、フォーマルな場には向きません。また、面接やビジネスで使う場合、使い方によっては失礼にあたる可能性もあるので、もし使う際は注意して使うようにしましょう。
例文
私は、てっぺんを取ることを目指します。
⑮高みを目指す
高みを目指す=「今より高い地位・大きな成功を目指す」の意味
- 「高み」とは周囲より高いところを表す言葉ですが、そこから転じて、実際には目に見えない成功や地位の目標の高さを表す表現として使われることが一般的です。
- 向上心とほぼ同じ意味で使うことができます。向上心よりカジュアルな印象です。
- 日常生活、仕事、学校と、さまざまなシーンで使える言葉です。
私は、さらなる高みを目指します。