今回は「面倒を見る」の言い換え表現を紹介します!
「面倒を見る」というのは人や動物の生活や活動の支援をすることを言います。
また、それについての責任がある、または取り仕切るという意味も含まれています。
新入社員の面倒を見る。
面倒を見るはフォーマル寄りでもカジュアル寄りでもなく、どちらのシーンでも使える非常に汎用的な言葉です。
この記事では「面倒を見る」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
面倒を見るの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは面倒を見るのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①援助する
援助する=「困っている人に力を貸して助ける」の意味
面倒を見ると援助するはほぼ同じ意味で使われますが、援助するという表現の方が公的な状況で利用されることが多いです。
援助するという表現は、物質的、金銭的、専門的な助けを提供することを指し、面倒を見るという長期的なサポートに対して、一時的なサポートであることが多い印象です。
援助するはビジネスシーンで使用されることが多く、面倒を見るよりもフォーマルな表現と言えます。
例文
海外からの優秀な学生を発見し援助するためにさまざまな公的制度がある。
②支援する
支援する=「支え助けること」の意味
面倒を見ると支援するは、どちらも他者を助けることを意味しますが、面倒を見るは身体的な行動やケアをによって他者を助ける場面が多いです。
例えば、子供の世話や高齢者のケア、友人や家族のサポートなどを表すため、親密な関係性から成り立ち、より踏み込んだサポートを意味します。
一方、支援するはより広範で一般的なサポートを指すことが多いです。
金銭的な援助、物資の提供、情報の提供、専門的なアドバイスなど、具体的で目に見えるだけの助けだけでなく、形のない助けも含むことがあります。
必ずしも深い個人的な関係を必要としない場合が多く、公的な場面で使用されやすい言葉である為、面倒を見るよりもフォーマルな表現と言えます。
例文
当社は、SDGsの達成を支援するための製品開発に力を入れています。
③助力
助力=「力を添えること、手助けすること」の意味
助力するは、他者が何かを達成するのを助けるという意味で、ビジネスやプロジェクト、公的な活動などでよく用いられるフォーマルな表現です。
ただし、口語よりもビジネスメールなど書き言葉として使われるのが多いため、使い方に注意が必要な言葉となります。
ビジネスのシーンで、上司や社外の相手に対し、手助けしてもらったことへお礼を述べる時などには、「ご助力」と表現しますが、自分が手助けする場合に『助力します』とはあまり言わないので注意が必要です。
例文
このプロジェクトでは先輩からもご助力いただきました。
④指導する
指導する=「教えみちびくこと」の意味
面倒を見ると指導するは、どちらも他者を支え助けるという意味合いで類義語となります。
ただし、面倒を見るというのはさまざまな面において他者をケア、サポートしていくこと。
指導するは特定のスキルや知識で決められた目的、方向に導くことを指しますので、言い換える際には注意が必要です。
例文
新入社員に対して、上司が業務の流れを指導した。
⑤補助する
補助=「不足しているところを補い助けること」の意味
面倒を見ると補助は、どちらも他者をサポートすることを指します。
しかし、面倒を見るは広範囲的で様々なサポートを指すのに対し、補助は特定の事柄に対してのサポートを指すなど対象の範囲に変化があります。
補助はビジネスシーンで使用される場面が多く、面倒を見るよりややフォーマルな言葉と言えるでしょう。
例文
プロジェクトを成功させるため、部下の補助を請け負う。
⑥管理する
管理する=「人や物の保全や処理をとり仕切ること」の意味
面倒を見るも管理するも、どちらもとり仕切ることを指しますので類語であると言えます。
ただし面倒を見るは、とり仕切る対象が人や問題など個人的な範囲であることに対し、管理するはシステムや組織など広範囲がとり仕切る対象となります。
管理するは日常会話でも使用されることはありますが、ビジネスシーンで多用されることが多くややフォーマルな言葉と言えるでしょう。
例文
後輩の業務進行を管理して、サポートする。
⑦協力する
協力する=「力を合わせて事にあたること」の意味
協力すると面倒を見るは、どちらも他者への援助や支援を表す表現であり類語となります。
日常会話では協力するという言葉よりも、同じ意味合いである手伝うや助けるなどの言葉を用いられることが多いためややフォーマルな言葉と言えるでしょう。
例文
部下に協力するのは、リーダーとしての重要な役割だ。
⑧目をかける
目をかける=「特定の人に対して、通常よりも多くの注意や親切を払うこと」の意味
目をかけるは特定の人物に対し、特別な関心を持ち、成長を支援し、必要に応じて手助けをするという意味になります。
他者に対する配慮や支援をするという点で、面倒をみると類語になると言えるでしょう。
目をかけるという言葉には、相手に対する敬意や感謝の気持ちも含まれており、ビジネスシーンで使用されることが多いので、ややフォーマルな言葉と言えます。
例文
上司は新入社員が業務に慣れるまで目をかけてやるよう指示した。
⑨尽力する
尽力する=相手のために全力を尽くし、何かと世話を焼くこと。
面倒を見ると尽力するは、どちらも他者の為に何かをするという意味が含まれています。
面倒を見るは、より個人的なケアや支援を指すのに対し、尽力はより広い範囲での努力や貢献を指すことが多いです。
「面倒をみてくれてありがとう」という他者へのカジュアルな感謝の表現は、「ご尽力いただきありがとうございます」という表現に言い換えることで、ビジネスシーンやフォーマルな場面での感謝を伝える際に用いることが可能になります。
例文
ご尽力を賜りまして、心より感謝いたしております。
⑩介護
介護=「日常生活に支障がある方に対し、日常生活全般の支援を行うこと」の意味
面倒を見ると介護は他者の世話やサポートをするという同じ意味を持っており言い換え可能な言葉です。
しかし、面倒をみるは、日常的なサポートや一時的な援助を指し、介護はより専門的で長期的なサポートを必要とする人々へのケアを指します。
また面倒を見るという表現は目上の人や年上の人に対して使用するのには少し敬意を欠いた表現となります。
しかし介護という言葉には人を助け、気にかけ、見守るという深い意味が込められており、対象者へ敬意も込めたフォーマルな表現だと言えます。
母の介護のため介護休暇を取得する。
面倒を見るの”カジュアル”な言い換え・類語!
面倒を見るのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪ケアをする
ケアをする=「配慮、世話をすること」の意味
ケアをするは面倒を見る同様、他者の問題やニーズに対して注意を払い、支援や援助を提供するという意味合いを含んでいます。
基本的にはカジュアルな表現となりますが、フォーマルな場面で使用されることもあります。
例文
新入社員のケアを怠らないことが、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がる。
⑫サポートをする
サポートする=「支持、援助をする」の意味
サポートするという表現は、支援したり、援助したり、支えることを意味します。
他者の問題に対して、力を提供し助けるという点において面倒をみるという表現と類義語だと言えます。
フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できる凡庸的な表現となります。
例文
彼は部下をよくサポートするので、部下からの信頼が厚い。
⑬お守り
お守り=「手のかかる相手に付き添って世話などをすること」の意味
お守りという言葉には、子供の相手をしたり、世話をしたりなど育児用語そしての意味があるのと同時に、手のかかる相手に付き添って世話などをするという意味も含まれます。
ビジネスのシーンで使うにはやや失礼な表現になってしまう為、親しい間柄で使うなどの注意が必要です。
例文
新人のお守り役に抜擢された。
⑭手伝う
手伝う=「他者の仕事を助けて一緒に働く」の意味
力や知恵を貸して人を助けるという点で面倒を見ると手伝うは類語となります。
しかし、面倒を見るは様々な事柄に対して広範的にサポート:支援をするのに対し、手伝うはある特定の事柄に対してのサポートや支援を示すことが多いです。
手伝うはフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用できる表現となります。
例文
新入社員が業務に早く職場に慣れるよう、日々の業務で手伝うことを心がけている。
⑮フォローする
フォローする=「他の足りない所や仕損じたところなどを補うこと」の意味
フォローするは他の人が行った仕事に対して、補助や追加のサポートを提供することを指します。
フォーマルな場面でも、カジュアルな場面でも使用することのできる言葉です。
しかしフォローするという表現が、相手に対して何かを補うかのような印象もある為、目上の方に使う場合は適切な敬語を付け加えることが重要です。
例文
新入社員のフォローをする。