今回は「思い出」の言い換え表現を紹介します!
「思い出」は過去に自分が体験したこと、出会ったこと事柄を思い出すというときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使うことができます。
この記事では「思い出」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
思い出とは?意味は「昔の出来事や体験を心に浮かべる」
「思い出」の意味=昔の出来事や体験を心に浮かべること
「思い出」には、「過去を思い浮かべる材料となる事柄」という意味もあります。
私は初心を忘れないように、新人の頃の思い出をいつまでも大切しています。
思い出の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは思い出のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①回想
回想=「かつて経験したことを思いめぐらすこと」の意味
- 自分自身の過去の出来事を振り返るときに使います。
- 「思い出」と違い、客観的な物事を振り返る時には使いません。
- 「思い出」よりややフォーマルな場面で使います。
例文
私は初心を忘れないように、新人の頃のことをよく回想しています。
②懐古
懐古=「過ぎ去った昔のことなどを懐かしむこと」の意味
- 自分の体験した出来事や関係の物事を懐かしむことです。
- ポジティブな感情を思い出すときに使います。
- 「思い出」よりもややフォーマルな場面で使い、日常会話で使うことはありません。
例文
今年入ってきた新人が楽しそうに仕事をしているのを見たせいか、懐古の念に駆られています。
③追憶
追憶=「過去の物事や、親しくしていた人のことを懐かしく思い出すこと」の意味
- 苦い思い出や嫌な記憶には使いません。
- 昔の出来事があることをきっかけに頭の中に思い浮かぶイメージです。
- 「思い出」よりややフォーマルな場面で使われます。日常会話というより、文章中によく使われます。
例文
活気があって楽しかった新人の頃の追憶にふける。
④歴史
歴史=「ある物事が今日まで進展、変化してきた過程」の意味
- 過去の出来事や人々の行動を記録し、研究する学問です。
- 昨日、今日のことを指して「歴史」ということはありません。
例文
この会社がここまで成長してきたのには様々な歴史があります。
⑤形見
形見=「過去を思い出させるもの。亡くなった人の遺した品のこと」の意味
- 故人や大切な人との思い出や意志を受け継ぐために、思いやりや感謝の念を表すものです。
- 「思い出」よりも上記のような限局した場面で使われます。
例文
先代が大事にしていたこの形見をいつまでも大切しています。
⑥キャリア
キャリア=「職業、機能上の経験や経歴」の意味
- 仕事に関しての思い出をを表す言葉です。
- 仕事における役割や働く意味を含んだ概念として使われることが多いです。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
先輩のキャリアは素晴らしい。優れたプロフェッショナルとしての経歴を持っているので憧れます。
思い出の”カジュアル”な言い換え・類語!
思い出のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦経験
経験=「実際に触れたり、聞いたり、行ったりすること」の意味
- 日常生活で営んでいるあらゆることを表現できるため、「経験」という言葉は幅広く使われます。
- 「思い出」は起こった出来事がそこで完結しており、「経験」は起こった出来事を未来へ繋げるイメージです。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使うことができます。
例文
新人の頃の経験が、今後も自分を成長させてくれるのでをいつまでも大切しています。
⑧体験
体験=「実際に自分の身をもって経験すること」の意味
- 「経験」とよく似ていますが、「体験」は一度きりという意味を強く持つ言葉です。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面で使われるます。
例文
新人の頃、先輩に教えてもらったことは今でも貴重な体験です。
⑨記念
記念=「思い出となるように残しておくこと。また、その物」の意味
- 特別な出来事を祝福し、記憶するときに使われます。
- 親しまれている言葉のため、幅広い場面で使われています。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われます。
例文
私は初心を忘れないように、新人の頃の獲った賞を記念としていつまでも大切しています。
⑩覚え
覚え=「記憶に残っている事柄。また思い当たること」の意味
- 覚えること。技術などに対する自信。感じること。など使う場面によって意味が異なるので、注意が必要です。
- 思い出よりややカジュアルな場面で使われます。
例文
私は以前この仕事を経験した覚えがあります。
⑪記憶
記憶=「過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとどめておくこと。またその内容」の意味
- 日常生活の中で様々な場面で使われます。
- 「思い出」と同様でフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われます。
例文
私は初心を忘れないように、新人の頃のことをいつまでも大切に記憶しています。
⑫ノスタルジー
ノスタルジー=「過ぎ去った時間や遠く離れた場所のことを懐かしく思う気持ち」の意味
- フランス語の「nostalgie]がカタカナ語として定着したものです。
- 「追憶」や「懐古」といった過ぎ去った過去を懐かしむ気持ちを表します。
- 自らの経験に対してだけでなく、雰囲気を描写する表現としてもよく使われます。
- 名詞であるため、後ろに動詞をつなげて使うことが多いです。
例文
この場所を通ると新人の頃のノスタルジーを感じずにはいられないです。
⑬メモリー
メモリー=「記憶、思い出、記念」の意味
- 上記の意味合いで使う場合は軽いニュアンスになるのでビジネスシーンや目上の人に使うと失礼にあたります。
- 「思い出」よりカジュアルな場面で使われます。
例文
私は初心を忘れないように、新人の頃の事をメモリーしてあります。
⑭アーカイブ
アーカイブ=「保管する場所や記録そのもの」の意味
- デジタル化されたデータを圧縮する技術や方法のことです。
- 「アーカイブする」とすれば、「記録する・保管する」といった動詞としても使うことができます。
- 「思い出」よりデジタル化されたことを表現するときに使われます。
例文
この前の会議の資料はアーカイブ化されているので各自で確認してください。
⑮一生の宝物
一生の宝物=「生まれて死ぬまでの間で、最も素晴らしいと思えるような経験や出来事」の意味
- 何が一生の思い出なのかを具体的にするとよいでしょう。
- 日常生活の些細なことではなく、最高の思い出を表現する際に使いましょう。
例文
今回皆さんと一緒に獲得した賞は絶対に忘れられません。一生の宝物です。