今回は「無駄」の言い換え表現を紹介します!
「無駄」は役に立たないこと、それをしただけのかいがないというときに使われる言葉です。
この言葉は、フォーマル・カジュアルどちらでも使える、ニュートラルな言葉といえます。
この記事では「無駄」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
無駄とは?意味は「効果や効能がない」
「無駄」の意味=しただけの効果や効能がないこと
「無駄」は、そのまま使うと失礼にあたるのでフォーマルな場面ではより丁寧な言い換え語に変換しましょう。
そのプロジェクトにかけた時間は無駄だった。
無駄の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは無駄のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①無益
無益=「利益がないこと、役に立たないこと、むだなこと、そのさま」を表す言葉
無駄と同じように役に立たないこと、特に人の行動について使われる表現です。
無駄は役に立たないこと全般を表しますが、無益は主にもうけが無いことを意味します。
無駄より固い表現になりますので、ビジネスシーンでよく使われています。
そのプロジェクトにかけた時間は無益だった。
②無用
無用=「役に立たないこと、使い道のないこと、いらないもの」を表す言葉
無駄は役に立たないもの、それをしたかいがないことを表しますが、無用はその他の意味として、いらないものを表すときに使います。
同じように固いイメージの言葉ですから、フォーマルな場面で使用されることが多いです。
そのプロジェクトにかけた時間は無用だった。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③徒労
徒労=効果的な結果を伴わない無駄な骨折り、無駄な苦労を表す言葉
徒労とは、無駄なことに力を費やすさまを表した文章語(文章を書くときに多く使う言葉)です。
「無駄=やくにたたないこと」ですが、徒労は役に立たないことに力を注ぐことを意味します。
上記の通り文章を書き表すときに使うので、あまり会話の中では使用しません。
そのプロジェクトにかけた時間は、徒労におわった。
④蛇足
蛇足=「付け加える必要のないもの、あっても役に立たないもの」を表す言葉
蛇足とは中国の故事に由来する言葉で、「あえて付け加える必要が無いもの」という意味です。
無駄は最初から役に立たないことを意味しますが、蛇足は必要が無いのにそれを加えることによって物事が台無しになってしまうことを表す言葉です。
どちらかというとフォーマルよりですが、一般会話でもよく使われています。
そのプロジェクトにかけた時間は、蛇足だった。
⑤不毛
不毛=土地がやせていて作物などが育たないことから、何の進歩も成果もないことを表す言葉
不毛とは上記の意味の通り、実りが無い=非生産的という意味を表す言葉です。
何の成果もないことを表す言葉としては無駄の意味と類似していますが、それに加えて、作物が育たない、実りが無いという意味を表しています。
この言葉もフォーマル寄りですが、カジュアルな会話でも使われやすいです。
そのプロジェクトにかけた時間は、不毛だった。
⑥空費
空費=お金や時間などを無駄に使うこと、浪費すること
無駄は役に立たない物事や事象全般を指しますが、空費は主語にお金や時間が使われるので、汎用範囲が狭まります。
これはビジネスシーン、フォーマルで使われることが多いです。
そのプロジェクトにかけた時間は、空費であった。
無駄の”カジュアル”な言い換え・類語!
無駄のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦駄目
駄目=よくない状態にあること、用をなさない状態にあること、効果が無いこと、してはいけないことの意
駄目は囲碁用語で、そこの目に打っても勝利に繋がらないという意味を表す言葉です。
無駄と同じように、役に立たない、意味をなさない意味で使われています。
ごく普通の一般会話でよく使われる一方、ビジネスシーンで使うと今のご時世パワハラにもなりかねない言葉です。
そのプロジェクトにかけた時間が全然駄目だった。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧台無し
台無し=ひどく傷んだり汚れたりして、役に立たなくなること、物事がすっかり駄目になることの意味
無駄は役に立たないことの意味ですが、台無しはその物事がなぜ役に立たなくなることの理由も含まれている言葉です。
普段の日常会話で使われることが多いです。
そのプロジェクトは台無しだ。
⑨二度手間
二度手間=一度で済むところに、さらに手間をかけること、その手間はかけなくてもいい手間であること
無駄の意味とは少し離れますが、する必要がないことをさらに重ねることで余計役に立たないものになることを意味します。
これもよく日常会話で使用されます。
そのプロジェクトは二度手間だった。
⑩おじゃん
おじゃん=物事が駄目になること、不成功に終わること、失敗の意味
おじゃんはかなりカジュアルな言い回しですが、言葉のニュアンスからしても、無駄・駄目・役に立ちそうもないことを表している言葉です。
無駄との意味の違いは、不成功の意味も含まれていることです。
日常会話で使用され、フォーマルで使われることはまずないです。
そのプロジェクトはおじゃんだ。
⑪ふいになる
ふいになる=まったくなくなること、だめになること、無駄な結果に終わることの意
無駄=役にたたないことの意ですが、ふいになるの意味はやることはやったけど、結局残念な結果になってしまったという意味を含んでいます。
これもカジュアルな会話で使われることが多いです。
そのプロジェクトはふいになった。
⑫虚しい
虚しい=むだ、かいがない、役に立たないの意
虚しいという言葉は空虚である、内容が無いという意味のほうが知られていますが、上記の通り無駄と同じような意味も表します。
カジュアルな会話で使用するのが適当です。
そのプロジェクトは虚しい。
⑬甲斐なし
甲斐なし=なにかをしただけの効果が無い、むだ、値打ちがない、取るに足らないの意
先ほど紹介した「ふいになる」という言葉の意味と類似していますが、何かをやったけどそれだけの成果・効果が得られなかった、無駄だったという意味です。
「~をやった甲斐がなかった」と言うようにカジュアル寄りの会話で使われています。
そのプロジェクトの作成をやった甲斐がなかった。
⑭水の泡
水の泡=はかなく消え去っていくもの、努力などが無駄になってしまうことの意味
これも、もとから役に立たないことを表すのでなく、努力してみたけれど何らかの理由で役に立たないものになってしまったことを意味する言葉です。
普段の日常会話でよく使われます。
そのプロジェクトにかけた時間が水の泡だ。
⑮おしゃか
おしゃか=役に立たなくなること、そうなったもの、使いものにならなくなったものの意
おしゃかとは、今までは役に立っていたものが何らかの理由でそうではなくなってしまうものを表す言葉です。
無駄のように最初から役に立たないという意味とは違います。
カジュアルな会話でよく使われています。
そのプロジェクトはおしゃかになった。
退職や転職で悩んでいるあなたへ