今回は「存じます」の言い換え表現を紹介します!
「存じます」は思います・知っていますというときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルな言葉に分類され、カジュアルな会話ではあまり使用しません。
この記事では「存じます」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
存じますとは?意味は「思う・知っている」
「存じます」の意味=思う・知っていることを伝える言葉
「思う」「知る」の謙譲語で、目上の人に自分の気持ちを伝える言葉として用いられます。
この件について、ご説明に伺いたく存じます
存じますの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは存じますのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①承知しております
承知しております=「ある事柄を理解している」の意味
承知しておりますとは、指定の事柄をすでに知っており、わかっているという意味です。
事前に知っていた時や、わかっていることを伝える時に使用します。
「知る」「わかる」の丁寧語にあたり、ビジネスでよく使用されるフォーマルな表現です。
例文
この件につきましては、承知しております
②所存です
所存です=「自分の思っていることを伝える」の意味
所存ですとは、自身の考えや意思を伝える時に使用する言葉です。
「~と思っています」「~する予定です」というニュアンスで使うことができます。
「思う」の丁寧な表現で、フォーマルな言葉です。
例文
この件に関しましては、先方へ説明に伺う所存です
③報告いたします
報告いたします=「ある事柄の結果を伝える」の意味
報告いたしますとは、自分が調べたり、行ったりしたことの結果を伝えるという意味の言葉です。
自分の思いだけでなく、事実を伝える時に使うことができます。
ビジネスでよく使用されるフォーマルな言葉です。
例文
この件について、先方に説明した結果を報告いたします
④了解しております
了解しております=「伝えられたことがわかっている」の意味
了解しておりますとは、伝えられた物事の意味を理解しているという意味です。
承知と同じように使うことができ、理解し了承したというニュアンスが含まれます。
フォーマルな言葉ですが、目上の方に使う際は「承知しております」と言い換えるほうが適切です。
例文
ご説明に伺う件は、了解しております
⑤把握しております
把握しております=「ある事柄の情報を理解している」の意味
把握しておりますとは、物事の情報や状況を十分理解しているという意味の言葉です。
説明されたときに、その話はわかっていると伝える時に使用します。
ビジネスでも使用されるフォーマルな表現です。
例文
ご説明に伺う件は、把握しております
⑥存じ上げております
存じ上げております=「ある人物をすでに知っている」の意味
存じ上げておりますとは、ある人物をすでに知っているという意味です。
対象が人物の時に使うことができます。
「存ず」が謙譲語になるため、とても丁寧な表現です。
例文
本日会う取引先の方は、すでに存じ上げております
⑦存じております
存じております=「ある事柄をすでに知っている」の意味
存じておりますとは、「知っている」「思っている」の丁寧な表現です。
「存じ上げております」との違いは、人物以外に使用する点と、「思っている」という文脈でも使用できる点です。
ビジネスで使用するフォーマルな表現です。
例文
その件については、存じております
⑧考えております
考えております=「自分の中で思考中である」の意味
考えておりますとは、自分の頭の中にある考えを伝えるときに使用する言葉です。
まだ行動前で、予定が明確でないときに使います。
ビジネスで使用される丁寧な言葉ですが、「存じます」の方がよりフォーマルです。
例文
この件は説明に伺おうと考えております
⑨認識しております
認識しております=「ある事柄を理解し、知っている」の意味
認識しておりますとは、情報や事実を理解して頭に入れているという意味です。
「存じます」よりはカジュアルな表現ですが、ビジネスシーンで使用されます。
すでにある事実について述べるときに使うことができます。
例文
先方には先輩が伺うと認識しております
⑩見解といたしまして
見解といたしまして=「物事に対する意見」の意味
見解といたしましてとは、考えや意見を相手に伝えるときに使用する言葉です。
「見解」という言葉は考えという意味があり、相手に「見解をお聞かせください」と頼むこともできます。
公的な場でも使用されるフォーマルな言葉です。
例文
私の見解といたしましては、説明に伺った方が良いかと思います
存じますの”カジュアル”な言い換え・類語!
存じますのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪知っている
知っている=「事実を認識している」の意味
知っているとは、何かの知識がある、または学んだことを覚えているという意味です。
知識や経験などから、何らかの情報を持っているということです。
「存じております」「存じ上げます」のカジュアルな表現です。
例文
あの話は説明されなくても知っている
⑫思っている
思っている=「頭の中の考えや感情」の意味
思っているとは、頭や心で感じたり考えたりしたことを、表現するときに使用する言葉です。
思ったことを言葉にするときに、「~と思っている」と使います。
「存じます」の意味に含まれる言葉で、日常的によく使用されます。
例文
必要なことを説明しようと思っている
⑬覚えている
覚えている=「以前に知ったことを頭の中に持っている」の意味
覚えているとは、以前の経験や学びを頭の中に置き、必要な時に思い出せる状態であるということです。
「存じております」「存じ上げております」と同じニュアンスのカジュアルな表現です。
例文
面白かった話は覚えている
⑭気づいている
気づいている=「変わったことや新しいことを見つける」の意味
気づいているとは、周りや自分自身に注意を払って、変化を認識するという意味です。
「存じます」を使って変化を伝えるときの、カジュアルな言い換えとして使うことができます。
例文
その話のおかしいところに気づいている
⑮わかっている
わかっている=「理解している・知識がある」の意味
わかっているとは、見たり聞いたりして学んだことを、自分で使えるようになったことを意味します。
「存じております」と同じニュアンスで使用するカジュアルな表現で、日常生活でよく使われます。
フォーマルな場所で自分がわかったことを伝える際は「承知いたしました」相手に理解を求める場合は「ご理解いただけますでしょうか」などと言い換えることができます。
例文
取引先で盛り上がる話はわかっている