今回は「ごちゃごちゃ」の言い換え表現を紹介します!
「ごちゃごちゃ」は様々なものが秩序なく、入り乱れている状態を示す言葉です。
この言葉は、カジュアルな言葉に分類され、親しい間柄との日常会話で使われます。
この記事では「ごちゃごちゃ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ごちゃごちゃとは?意味は「複数のものが入り乱れている」
「ごちゃごちゃ」の意味=複数のものが入り乱れているさま
「ごちゃごちゃ」は、「文句や不満などを言い続けるさま」を表すこともあります。
詰め込みすぎて、ごちゃごちゃした資料だね。
ごちゃごちゃの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはごちゃごちゃのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①錯綜(さくそう)
錯綜=「ものごとが複雑に入り組んでいる」の意味
事情や気持ちが複雑に絡み合っていると感じたときに使う表現です。
緊急会見や速報など、ニュースを伝える場面で使うことの多い、とてもフォーマルな言葉です。
詰め込みすぎて、情報が錯綜した資料です。
②混沌(こんとん)
混沌=「入り混じって区別がつかない」の意味
また、天と地がまだ分かれず、混じり合っている意味も持ち合わせています。
日常生活や社会において、混沌とした状態になることはありますが、使用頻度は低いです。
詰め込みすぎて、混沌とした資料です。
③無秩序(むちつじょ)
無秩序=「秩序がない」の意味
ものごとが整理されておらず、まとまりがない状態を示します。
紛糾する会議や、災害後の現場など、その場の混乱を厳かに伝えるフォーマルな言葉です。
詰め込みすぎて、無秩序な資料です。
④雑然(ざつぜん)
雑然=「いろいろなものが入り乱れて、まとまりがない」の意味
状態や雰囲気に対して使われることの多い言葉です。
「整然としている」の反対が「雑然としている」だと捉えるとイメージしやすいですね。
「部屋の中が雑然としている」など、フォーマルでありながら幅広いシーンで使える表現です。
詰め込みすぎて、雑然とした資料です。
⑤乱雑(らんざつ)
乱雑=「秩序がなくて色々なものが混じって乱れている」の意味
「無秩序」と「雑然」の両方のニュアンスを含んだ表現です。
「雑然」は目に見えない状況も含み、「雑然とした~」「雑然と」という使い方をします。
「乱雑」は目に見える状況を示すことが多く、「乱雑な~」「乱雑に」と使います。
詰め込みすぎて、乱雑な資料です。
⑥煩雑(はんざつ)
煩雑=「込み入っていて煩わしい」の意味
「煩」には「頭が熱い」から転じて、「煩(わずら)わしい」「悩ましい」という意味があります。
うんざりした気持ちが含まれているので、ビジネスシーンでは使う相手に注意が必要です。
同じ読み方ですが、単純に「やることが多い」と伝えたい文章では「繁雑」と書きましょう。
詰め込みすぎて、煩雑な資料です。
⑦支離滅裂(しりめつれつ)
支離滅裂=「一貫性がなく、バラバラでまとまりがない」の意味
「支離」は離ればなれになること、「滅裂」は破れ裂けて形を失うことを意味します。
論理的にみえる言葉ですが、かなりネガティブな印象があるので、使用頻度はかなり低いでしょう。
詰め込みすぎて、支離滅裂な資料です。
⑧雑多(ざった)
雑多=「様々なものが入り混じっている」の意味
多種多様さを表し、本来はネガティブな意味合いはありません。
しかし「雑」の漢字イメージからか、統一性がないと否定的に捉えられやすく注意が必要です。
詰め込みすぎて、雑多な資料です。
⑨体系的ではない
体系的ではない=「ルールや原則に従って、まとまっていない」の意味
「体系的」とは事柄を順序だてて組み立て、まとめていくことを表します。
ビジネスや教育の現場で「体系的に考える、学ぶ、説明する」など、肯定文でよく使われます。
詰め込みすぎて、体系的ではない資料です。
ごちゃごちゃの”カジュアル”な言い換え・類語!
ごちゃごちゃのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩整理されていない
整理されていない=「まとまっていない」の意味
きちんと整理されず、一つにまとまっていない状態を指します。
「ごちゃごちゃ」より丁寧でやんわりとした表現です。
詰め込みすぎて、整理されてない資料です。
⑪まとまりがない
まとまりがない=「論理的なつながりがなく、バラツキがある」の意味
ビジネスでも日常生活でも、幅広いシーンで使える言い方です。
詰め込みすぎて、まとまりがない資料です。
⑫まぜこぜ
まぜこぜ=「いろいろな種類のものを無秩序に取り混ぜる」の意味
「ごちゃごちゃ」は不特定多数、「まぜこぜ」は把握できる程度での混乱のイメージです。
「まぜこぜに本を並べる」「話をまぜこぜにしないで」などと使いますが、使用頻度は低めです。
詰め込みすぎて、まぜこぜの資料だね。
⑬散らかった
散らかった=「ものが乱雑に広がる」の意味
物理的な乱れだけでなく、アイデアや考え方の整理ができていない状態を表すことがあります。
ストレートに言い合える間柄で使う表現で、さらにクランクに言うなら「とっちらかった」です。
詰め込みすぎて、散らかった資料だね。
⑭めちゃくちゃ
めちゃくちゃ=「まったく筋道が通らない」の意味
「滅茶苦茶(めちゃくちゃ)」は当て字ですが、「滅茶」には「非常に」の意味があります。
現代の日常生活でも「めちゃ(めっちゃ)」は「とても(とっても)」の意味で使いますよね。
一説によると、非常に苦いお茶を出すような常識はずれを「めちゃくちゃ」と言ったそうです。
詰め込みすぎて、資料はめちゃくちゃだよ。
⑮カオス
カオス=「混沌、無秩序」の意味
様々なものが入り乱れてまとまりがないさまや、ごちゃごちゃした状況を表します。
本来のカオスの意味よりも、若者言葉として冗談っぽく使うことが多いです。
詰め込みすぎて、もはやカオス!