今回は「テーマ」の言い換え表現を紹介します！
「テーマ」は、”ある作品や話題などの中心となる考えや主題、作品の取り扱うメッセージ”を表す言葉です。
この言葉は、フォーマルにもカジュアルにも使える汎用性の高い言葉でしょう。
この記事では「テーマ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ！
テーマとは？意味は「物ごとの主題となる考え方」
「テーマ」の意味＝物ごとの主題となる考え方のこと
「テーマ」は特定の話題やアイデア、芸術方面でいくと作品に込められたメッセージなど様々な意味合いが含まれています。
今回の会議のテーマを事前に考える必要があります。
テーマの”フォーマルな”言い換え・類語！ビジネスやレポートで使える言葉を紹介！
まずはテーマのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①論題
論題＝「議論や論文の主題となる事柄」の意味
「論題」は、”論ずる主題、話の中心となる事柄”ということを表す言葉です。
話し合い、議論、会議の具体的な題材を指すことが多く、テーマと比べると少し狭い意味合いで使われることが多い言葉です。また、議論や討論などの題材に対して使うためテーマよりもフォーマルな印象を与えますが、対象が限られるため限定的な使い方となる点には注意が必要です。
論題 の例文
今回の会議の論題を事前に考える必要があります。
②主題
主題＝「中心となる題目、問題、芸術作品において作者の思想内容」の意味
「主題」は、”話の中心となる題材、問題や作家・作者の作品への思想”ということを表す言葉です。
先に記述した「論題」が会議や討論など話し合いの場に対して使うことが多い言葉に対して、「主題」はレポートや論文、作者の考えや思想などの思考的な場面に対して使うことが多い言葉です。
ただ、必ずしも会議や討論・議論で使えないというわけではないですが、こちらの言葉も使う対象が限定されるので文脈や場面場面で言い換えて使うといいでしょう。
主題 の例文
今回の会議の主題を事前に考える必要があります。
③題材
題材＝「作品の創作、研究するものの主題」の意味
「題材」は、”創作する作品や研究するものの素材となるもの”ということを表す言葉です。
素材という意味合いの通り、作品や文章・議論などに対して使われる言葉であり、「テーマ」と比べると使う対象の範囲は狭まります。ただ、フォーマルな場面では「題材」の方が向いているとされるので場面や文脈などから判断して使い分けるといいでしょう。
題材 の例文
今回の会議の題材を事前に考える必要があります。
④主旨
主旨＝「考え、文章、話の中心となる事柄」の意味
「主旨」は、”一番大切なこと、中心となっている事”ということを表す言葉です。
文章や話の中心となるただ一つの事柄を指し、目的や理念、意図などは含まず単純に話や考えの中心・核の部分を意味するため使う場面はやや限定されます。そのため、使うときは話の流れや文脈から判断して使うといいでしょう。
主旨 の例文
今回の会議の主旨を事前に考える必要があります。
⑤趣旨
趣旨＝「物事を行う理由や目的、狙い」の意味
「趣旨」は、”何かを行うための考え、狙い・伝えようとしている事柄”ということを表す言葉です。
文章であれば筆者が文章を通じて言おうとしている内容を、話であれば話をする理由や何のための話なのか、という意味合いを持っています。
先述の「主旨（しゅし）」という言葉も同じ読み方で似たような意味を持っていますが、話の中心部分飲みを表すなら「主旨」、話をする目的を表すなら「趣旨」と使い分ける必要があります。
趣旨 の例文
今回の会議のを事前に考える必要があります。
⑥焦点
焦点＝「人の注意や関心が集まるところ、物事の一番重要な点」の意味
「焦点」は、”話や問題などの中心点、注意・関心を一点に集める”ということを表す言葉です。
もともとはレンズなどに入った光が反射・屈折して集まる点という意味ですが、一説にはそこから派生して話などの話題の中心のことを指す言葉としても使われるようになったと言われています。
「テーマ」が話題や作品の中心となる考えを表す言葉なので、中心点や関心を集める点とも共通の意味合いを持つようになるので時と場合によって言い換えが可能でしょう。
焦点 の例文
今回の会議の焦点を事前に考える必要があります。
⑦意図
意図＝「何かをしようと考えている、思惑、企み」の意味
「意図」は、”目的を持って何かをしようとすること、実現させようとすること”ということを表す言葉です。
目標や目的が定まっており、はっきりと意識しているといった時に使うことが多いです。「テーマ」が主題や中心となる事柄を意味するのに対して、「意図」は何かを行う目的、何故の部分を意味するため完全に同じ意味で使うことは難しいです。
しかし、発言の意味が明確で客観的に捉えることが出来る場合は、この限りではなく言い換えて使うことも出来ます。「この会議のテーマ、意図ははっきりしていない」「この作品の意図、テーマは様々だ」など文脈などから判断して使うといいでしょう。
意図 の例文
今回の会議の意図を事前に考える必要があります。
⑧論点
論点＝「議論の中心となる問題点、議論の要点」の意味
「論点」は、”中心となる問題点・土台、解決すべき課題”ということを表す言葉です。
今話すべき一番大切なポイントは何ですか、という問いの答え＝論点、となるため話の中心となる話や議題などを指します。また、この「論点」という言葉についても⑦意図とい言葉と同様に発言の意味が明確で客観的に捉えることが出来る場合は、言い換えて使うことが可能です。
論点 の例文
今回の会議の論点について、事前に考えておく必要があります。
テーマの”カジュアル”な言い換え・類語！
テーマのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨本題
本題＝「話の中心となる題目、話や議論の重要な点となる事柄」の意味
「本題」は、”話や議論、話題の中心となる事柄”ということを表す言葉です。
話の核となる部分や最も重要な部分を指す言葉で、「テーマ」は、より広い意味合いで作品や文章、イベントなどの中心となる題材や思想を指します。話の最中に話題が逸れてしまった場面などで「話を本題に戻して」などと言ったりするように議論の中心となっている事柄を対象とする言葉です。
本題 の例文
今回の会議の本題を事前に考える必要があります。
⑩話題
話題＝「話、文章などの中心的な材料」の意味
「話題」は、”話の中心、話の種、多くの人の関心となっていること”ということを表す言葉です。
会話の中の話題や議論となっている事柄など具体的な内容を指すのに対して、「テーマ」は話をするための題材・主題などのことを指すため基本的な意味合いで考えると異なります。
しかし、「今日のニュースのテーマは〜です。」＝「今日のニュースの話題は〜です。」や「研究論文の話題は〜です。」＝「研究論文のテーマは〜です。」など状況や文脈によっては言い換えて使うことが出来ます。
話題 の例文
今回の会議の話題を事前に考える必要があります。
⑪トピック
トピック＝「話の全部に共通するもの、話題になる事柄」の意味
「トピック」は、”話題になる事柄、会話などの話の種や論文などのテーマ”ということを表す言葉です。
会議の議題で例えば事業戦略・新商品開発など具体的な事柄を表すのが「トピック」で、「テーマ」はさらに広く議論をする上での中心的な思考を指します。
完全に同じ意味だとは言えませんが、例えばプレゼンテーションや発表などの題材・論文のタイトルなどの場合は言い換えても同様の意味合いで使うことが出来るので状況を判断して使い分けるといいと思います。
トピック の例文
今回の会議のトピックを事前に考える必要があります。
⑫キーワード
キーワード＝「発想や問題解決の糸口」の意味
「キーワード」は、”ある情報や内容を特定し、抽出するためや情報を見つける際に重要な単語”ということを表す言葉です。
様々な情報から目当ての情報を探し出す時に重要な役割を担う言葉、内容を理解する上で重要な手がかりとなる言葉のことを指しています。「テーマ」と「キーワード」は表す意味の範囲が異なるので意味が完全に一致するわけではないありません。
しかし要点を簡潔に表現したい、特定の言葉に焦点をあてる時などはどちらの言葉にも言い換えて使うことが出来ます。
キーワード の例文
今回の会議のキーワードは、事前に考えてくる必要があります。
⑬モチーフ
モチーフ＝「動機となった主要な思想や題材」の意味
「モチーフ」は、”話、作品の中で何度も使われるような具体的な要素”ということを表す言葉です。
「モチーフ」と「テーマ」は、意味合いが完全に一致しているわけではなく、「テーマ」が話や作品を通して伝えた中心的な思想やメッセージなのに対して「モチーフ」は話や作品の中で何度も登場する要素でメッセージを伝える役割を持ちます。
ただ、話や作品を通して表現したいテーマとモチーフが同様の意味合いを持つ場合など、どちらの言葉にも言い換えて使うことが出来ます。
モチーフ の例文
今回の会議のモチーフについては事前に考える必要があります。
⑭アイデア
アイデア＝「物事の計画、実行にあたっての工夫や考え」の意味
「アイデア」は、”考え、思いつき、着想、意見”ということを表す言葉です。
「テーマ」は比較的広い概念、抽象的なものであったり中心思想などを指し、「アイデア」は具体的な考えや発想などを指しテーマを実現させる上での策を指すイメージです。
ただし、どちらの何かを考えるきっかけのような意味合いを持っているので文脈・状況によっては言い換えて使うことが出来ると思います。
アイデア の例文
今回の会議のアイデアは事前に考えておく必要があります。
⑮サブジェクト
サブジェクト＝「主題・題目、文章やメールの題名、作品の題材、研究の対象の事柄」の意味
「サブジェクト」は、”会話や議論の話題・主題・議題、作品などの主題・モチーフ”ということを表す言葉です。
「テーマ」は作品や議論の題材や思想自体を指すのに対し、「サブジェクト」は、その考えや思想を具体的に表すための対象や題材を指すと言えます。
どちらも異なるニュアンスですが、サブジェクトがテーマを具体的に表したりする場合は言い換えとして使うことが出来ます。例えば、「会議のテーマは何ですか」＝「会議のサブジェクトは何ですか」などと使うことが出来ます。
サブジェクト の例文
今回の会議のサブジェクトが何かを事前に考える必要があります。
