今回は「萌え袖」というスラングについて解説します!
「萌え袖」とは指先だけ出るように服を着ることです。
「今度のデートに萌え袖のワンピースを着て行こう!」みたいに使うよ!
萌え袖は、幼い感じがして可愛らしいを象徴する言葉です。
テレビや漫画、ファッションアイテムなどで使われています。
マイナビウーマンが実施したアンケートでは、7割以上の男性に支持されているという萌え袖!
この記事では「萌え袖」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
萌え袖とは?意味は「指先だけ出るように服を着ること」
「萌え袖」の意味=指先だけ出るように服を着ること
萌え袖とは指先だけ手が出るように服を着るという意味のスラングです。
萌え袖は、セーターやアウターを手の甲まで隠れるようにして着ることです。
萌え=可愛らしさに対して心をときめかせる、共感を表現する意味。
指先だけでている服を着ていると幼い印象を与え、見るものを萌えさせるところから萌え袖と言われています。
可愛い、守ってあげたくなる、癒されるなどポジティブな印象で使うことが多いです。
しかし、ヒトによってはあざとい、だらしないという印象を与えるため注意が必要ですね。
男性が女性に向けて使うことが多いですが、女性が女性に、女性が男性に使うこともあります。
萌え袖は可愛らしさを引き立てるってことなんだね!
萌え袖の発祥や元ネタは「枕草子!」
「萌え袖」の元ネタ、発祥=平安時代に清少納言が書いた枕草子!
萌え袖の発祥は、平安時代まで遡ります。
清少納言が書いた枕草子の一説に次のような文章があります。以下、原文の引用です。
いみじう白く肥えたるちごの二つばかりなるが、二藍の薄物など、
衣長にてたすき結ひたるがはひ出でたるも、またみじかきが袖がちなる着てありくもみなうつくし。
こちらは現語訳です。
とても色白で太っている子で2歳ぐらいになるのが、二藍の薄物などを、丈が長いのでたすきで結んでいる状態ではいはいしている様子や、短い着物で袖だけが大きく目立っている様子で歩いているのも可愛らしい。
幼い子が大きめの着物をひきずる様子は、想像するだけで笑顔になる可愛さです。
平安時代から萌え袖に通じる言葉は存在していたんですね。
萌え袖がなにをきっかけに広がったのか、詳細はわかっていません。
2000年頃から萌えという言葉が社会的に認知され、アニメや漫画のファンの間でキャラクターのファッションについて話す中で「萌え袖」という言葉が自然発生的に広がった可能性があります。
しかし、子供服は長く着られるように大きめのサイズを購入することもありますよね。
萌え袖が流行する前から無意識に萌え袖ファッションを取り入れていた人は意外と多いのかもしれません。
萌え袖は歴史ある言葉なんだね!
萌え袖の使い方・例文
「萌え袖」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
萌え袖って可愛いよねー!
そうかな?あざとい感じがして好きじゃないな。
使用例②
あのアニメキャラ、袖が長くてふんわりしていて可愛いよね。
キャラの魅力が引き立つし、可愛さが倍増してるよね。
萌え袖は正義だと思う。
使用例③
その服、サイズが合ってないんじゃない?
手が隠れているわよ。
これは萌え袖っていうファッションなんだよ!
そうなの?
なんだか動きにくそうね。
萌え袖の類義語や対義語
萌え袖の類義語と対義語についても見ていきましょう!
萌え袖の類義語
萌え袖の類義語としては下記のものがあります。
袖余り
袖が余っている状態のこと。
この制服、袖が長くて手が隠れちゃう。
長く着れるように袖余りの制服を買ってみたよ。
えー、動きにくいよ。
ダボ袖
袖がダボっとして余っている状態のこと。
あの服、袖が手の指先まで届くほど長いユニークなデザインね。
ダボ袖っていうんだよ。
そういうファッションなの?
だらしない感じがするね。
萌え袖の対義語
萌え袖の対義語はみつかりませんでした。