今回は「何度も」の言い換え表現を紹介します!
「何度も」は、どれほどの回数・多くの回数という意味の言葉です。
この言葉は、フォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉といえます。
この記事では「何度も」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
何度もとは?意味は「複数回おなじことを繰り返す」
「何度も」の意味=複数回おなじことを繰り返すこと
「何度も」は、目上の方にはややフランクな表現といえるため、状況に応じて適切な言葉に変換しましょう。
彼は何度も同じ質問をしている。
何度もの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは何度ものフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①幾度も
幾度も=「度数の多いこと。たびたび。いくたび」という意味を表す言葉
多く繰り返して行われるさま。 何度も。 何回も。という意味があります。
複数回にわたって行動や行為を繰り返す言葉であり、「何度も」と同じように使用することができます。
フォーマルな場面で使うのに向いていますが、日常会話でも使えます。
彼は幾度も同じ質問をしている。
②度々(たびたび)
度々=「何度も繰り返し行われるさま。幾度も。しばしば。」という意味を表す言葉
度々は「何度も何度も」という意味で使うことができる言葉です。
また十分に念を入れて、という意味の「よく注意した」という意味でも用いられます。
例えば「度々約束を破るため、彼を信用できない。」など繰り返し同じ行動をすることを否定や指摘する時などに使用します。
フォーマルな場面で使うのに向いていますが、日常会話でも使えます。
彼は度々同じ質問をしている。
③再三(さいさん)
再三=「ある動作が二度も三度も行われること」という意味を表す言葉
再三は、二度も三度もの繰り返しの意味の言葉で、更に繰り返しの意味を強調する「再三再四」と言う言葉もあります。
再三再四は、すでに何度もしたけれどもさらに何度も繰り返したときに使います。
フォーマルな場面で使うのに向いていますが、日常会話でも使えます。
彼は再三同じ質問をしている。
④頻繁に
頻繁に=「物事を比較的短期間に複数回繰り返して行うこと。 ひっきりなしに行うさま。」という意味を表す言葉
物事の起こる時間的な間隔よりも、何回も数多く起こることを強調した言葉です。
頻繁はしきりであること。 ひっきりなしであること。 しばしばであること、という意味があります。
ややフォーマルな表現ですが、日常会話で使うこともできます。
彼は頻繁に同じ質問をしている。
⑤しばしば
しばしば=「幾度も幾度も繰り返し。たびたび。」という意味を表す言葉
同じ言葉を繰り返して、動作が繰り返し行われることを強調しています。
度々が日常的に使われることが多い日常語なのに対し、しばしばは文章語的用法が多い言葉です。
ややフォーマルな表現ですが、日常会話で使うこともできます。
彼はしばしば同じ質問をしている。
⑥幾度となく
幾度となく=「幾度となく 幾度も、何度も、といった意味の表現。 特に強調したい場合に使われる。」という意味を表す言葉
何度も繰り返されたことや、何度も経験したことを強調するために使用します。
また、何度も繰り返されたことによって、その経験が深まり、より理解が深まった場合にも使用します。
幾度となくは文語的な表現として用いられるため、フォーマルな場面に向いています。
彼は幾度となく同じ質問をしている。
⑦幾日(いくにち)
幾日=「どれほどの日数。何日。」という意味を表す言葉
幾日には使い方によって様々な意味があります。
ちょっとした日数を示す「いくにちか」や、相当多くの日数を示す「いくにちも」を表現することができます。
フォーマルな場面に適しており、日常会話で使うにはあまり向きません。
彼は幾日も同じ質問をしている。
⑧重ね重ね
重ね重ね=「同じようなことが繰り返されるさま。たびたび。」という意味を表す言葉
「重ね重ね」は二重表現ではなく、同じ言葉を繰り返しその意味を強調する表現です。
二度も「重ね」ていることからわかるように、「重ねて」という言葉をさらに強調する意味があります。
「重ねて」は同じことを繰り返すさま。もう一度。再び。という意味があります。
フォーマルな場面に適しており、日常会話で使うにはあまり向きません。
彼は重ね重ね同じ質問をしている。
何度もの”カジュアル”な言い換え・類語!
何度ものカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨何回も
何回も=「どれほどの回数、また多くの回数」という意味を表す言葉
何回もは、物事の始めと終わりが明確な事を繰り返す際に、用いられる言葉です。
一方で何度もは、始めと終わりが明確ではない事を繰り返す事を表すのに、使用されている言葉です。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
彼は何回も同じ質問をしている。
⑩何遍も
何遍も=「不明・不定の回数。また多くの回数。」という意味を表す言葉
大阪弁で「なんべん言うたらわかるねん。」という言葉がありますが、「何遍」とは違います。
方言のように聞こえますが、「何遍」は辞書に載っている普通の言葉です。
「一遍」が一度・一回という意味があり、「何遍」は何回もという意味になります。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
彼は何遍も同じ質問をしている。
⑪よく
よく=「何度も同じことをするさま。しばしば。たびたび」という意味を表す言葉
「よく」には様々な意味がありますが、しばしば、頻回にという意味でも使われます。
「よくある話」「よく忘れる」など日常的に使え、幅広く活用できる言葉です。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
彼はよく同じ質問をしている。
⑫繰り返し
繰り返し=「繰り返すこと。反復。」という意味を表す言葉
同じことを何度も言う、行う。という意味があります。
また「繰り返し」は、自分の考えとは関係ないことについても使用されます。
失敗は自分の意志で行なっているものではありませんが、何度も行ってしまう場合がありますよね。
そんな時は「繰り返し失敗をしてしまう。」と表現できます。
ややカジュアルな言葉ですが、フォーマルな場面でも使われます。
彼は繰り返し同じ質問をしている。
⑬しょっちゅう
しょっちゅう=「いつも、絶えず。」という意味を表す言葉
頻繁に・よく・いつもといった意味を表す副詞です。
何かを頻繁に行うことや、ある状態が継続的に存在することを表す際に使用されます。
話し言葉的で、文章にはあまり用いられません。
カジュアルな場面で使われるのでフォーマルな場面には向きません。
彼はしょっちゅう同じ質問をしている。
⑭くどくど
くどくど=「しつこく繰り返して言うさま。思い切りが悪いさま。」という意味を表す言葉
同じ事を繰り返し強調する、しつこく言う様子を表す言葉です。
また余計な説明や重々しい話し方を表現する時にも使います。
ややカジュアルな言葉なので、使用する時には注意が必要です。
彼はくどくどと同じ質問をしている。
⑮ちょくちょく
ちょくちょく=「わずかの間を置いて同じことが繰り返されるさま。たびたび。」という意味を表す言葉
しばしばや度々よりくだけた言い方で、さらにくだけた言い方で「ちょいちょい」がある。
何かを隙間時間や少しずつ行うことを意味し、連続的な動作や習慣的な行動を表す場合にも利用されます。
口語表現で使われることが多く、カジュアルな場面での使用が向いています。
彼はちょくちょく同じ質問をしている。