今回は「経験を積む」の言い換え表現を紹介します!
「経験を積む」は自分の行動・得られた結果・失敗等から学ぶというときに使う言葉です。
この言葉は、ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも耳にすることのあるニュートラルな言葉といえます。
この記事では「経験を積む」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
経験を積むとは?意味は「くり返し経験し、知識や技術を得る」
「経験を積む」の意味=くり返し経験し、知識や技術を得ること
「経験を積む」は多くの場合、ポジティブ表現な表現として用いられます。
先輩の熱心な指導のおかげで、様々な経験を積むことができた
経験を積むの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは経験を積むのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①経験知を積む(けいけんちをつむ)
経験知を積む=「経験・体験・見聞などを通じて知識や技術を向上させていくこと」の意味
「経験知」には特に作業現場で培われた、勘や感覚などとして体得された知識という意味があります。
ビジネスシーンなどで使用されることのある言葉ですが、あまり耳にすることはありせん。
先輩の熱心な指導のおかげで、効率的に経験知を得ることができた
②知見を深める(ちけんをふかめる)
知見を深める=「知識や経験を専門的に掘り下げていき、身につけること」の意味
知見を深めるとはある狭い領域・分野において使用されます。
「知見を広める」という似た意味の言葉もありますが、こちらは広く知識を得るということなので間違えないように注意しましょう。
先輩の熱心な指導のおかげで、この分野の知見を深めるこ とができた
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③見聞を広める(けんぶんをひろめる)
見聞を広める=「見たり聞いたりして豊富な知識を得ること、見聞きして学ぶこと」の意味
「見聞を広げる」という言葉もありますが、こちらはあまり使用されることはありません。
間違いとして認識されている場合もあるようなので、ビジネスシ ーンなどでは「見聞を広める」と使用すると良いでしょう。
熱心に指導をしてくれる先輩がいると聞いて、自身の見聞を広めるため会いに行った
④精励する(せいれいする)
精励する=「勉学や仕事などに精を出してつとめ励むこと」の意味
精励するとは物事を一所懸命に励むことです。
「仕事に精励する」というように、ビジネスシーンで使用されることのある堅い印象の言葉です。
熱心な指導を行ってくれる先輩の下、より精励することができた
⑤経験を重ねる(けいけんをかさねる)
経験を重ねる=「物事を直接見て・聞いて・触れる等して学んでいくこと」の意味
経験を重ねるとは自身が直接体験・見聞きしたことを繰り返し学び成長していく様を表します。
「積む」と「重ねる」には似たような意味があります。
「積む」は あるものの上に他のものを重ねること、「重ねる」はあるものの上に同じ ようなものを重ねることという違いがあるので注意しましょう。
先輩の熱心な指導のおかげで、経験を重ねることができた
⑥経験を培う(けいけんをつちかう)
経験を培う=「時間をかけて育てること、経験を積んでいくこと」の意味
経験を培うとは長い時間をかけて特定の経験や知識を積み重ね、理解を深めていくという意味の言葉です。
先輩の熱心な指導のおかげで、多くの経験を培うことができた
⑦場数を踏む(ばかずをふむ)
場数を踏む=「多くの経験を積んで馴れること」の意味
場数を踏むとはある物事に対して経験が豊富で馴れている状態のことを指します。
「場数」とは実地経験の度数のことで、見聞などではなく直接体験していることに対して使用されます。
先輩の熱心な指導のおかげで、より多くの場数を踏むことができた
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧研鑽する(けんさんする)
研鑽する=「学問など、物事を深く究めること」の意味
研鑽するは物事の知識や経験などを身につけるという意味です。
今よりも上を目指して努力を継続している際に使用できる言葉です。
先輩の熱心な指導は日々の研鑽からくるものだ
経験を積むの”カジュアル”な言い換え・類語!
経験を積むのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨遍歴を重ねる(へんれきをかさねる)
遍歴を重ねる=「より多くの経験を経て成長するさま」の意味
「遍歴」には多くの経験を重ねることという意味があります。
場数を踏むと同じようなニュアンスを持ち、自身で直接足を運んで経験・体験したことに対して使用されます。
多くの遍歴を重ねてきた先輩の熱心な指導は、実に身になるものばかりだった
⑩演習を積む(えんしゅうをつむ)
演習を積む=「馴れるために繰り返し行うこと、実践や非常時を想定して行うこと、ゼミ」の意味
経験を積むと同じような意味で使用する場合、慣れるために繰り返し行うことが対応する意味になります。
この場合の「演習」は勉学に関する際に使用されることが多いです。
先輩の熱心な指導のおかげで、躓くことなく演習を積むことができた
⑪鍛練する(たんれんする)
鍛練する=「金属を打って鍛えること、厳しい訓練や修養を積んで技芸や心身を強く鍛えること」の意味
鍛練とは繰り返し厳しい訓練や修行を積み己の心身を鍛え上げることです。
二種類の漢字表記があり「鍛練」は人、「鍛錬」は刀を鍛え上げる際に使用されることが多いです。
先輩の熱心な指導に負けぬよう、日々の鍛錬を怠らぬようにしたい
⑫キャリアを築く(きゃりあをきずく)
キャリアを築く=「仕事を通してスキルや経験を積み重ねること」の意味
ビジネスシーンにおいてよく使用される言葉です。
キャリアとは一般的に就職・仕事・経歴・出世などの働くことに関わる意味として使用されます。
特定の目指す地位や目標に対して努力していくプロセスを表します。
今のキャリアを築くことができたのは、先輩の熱心な指導のおかげだ
⑬スキルを磨く(すきるをみがく)
スキルを磨く=「訓練を通して自身の持つ能力を向上させること」の意味
研鑽と近い意味を持ちます。
自身の持つ能力をより良いものにするために励むことです。
先輩の熱心な指導のおかげで、自分の強みであるスキルを磨くことができた
⑭理解を深める(りかいをふかめる)
理解を深める=「対象についてより詳しく知り事情をよく理解すること」の意味
理解を深めるとは現在ある知識よりも、さらに理解の程度が大きくなった場合に使用される言葉です。
何かを教えてもらった際には「おかげさまで○○について、より理解を深めることができました」などと感想やお礼を述べる言葉としても使用されます。
先輩の熱心な指導のおかけで、この仕事についての理解を深めることができた
⑮経験値を上げる(けいけんちをあげる)
経験値を上げる=「多くの経験を経て成長するさま」の意味
「経験値」とは体験・見聞などして学んだことを数値化したもののことです。
経験知と読みが同じ、かつ意味も近しいですが一般的に広く使われるのは経験値です。
元々はRPGなどのゲーム用語として使用されていましたが、相手にわかりやすく伝えられることからよく使用されるようになりました。
先輩の熱心な指導のおかげで、しっかりと経験値を上げることができた
退職や転職で悩んでいるあなたへ