今回は「オワコン」というネットスラングについて解説します!
「オワコン」とは、「終わったコンテンツ」を略して使われる言葉です。
「このアニメはもうオワコン」みたいに使うよ!
「オワコン」は2ちゃんねるへの書き込みがきっかけで生まれました。
この記事では「オワコン」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
オワコンとは?意味は「終わったコンテンツの略」
「オワコン」の意味=旬を過ぎた・先がないと見られているコンテンツのこと
オワコンとは「終わったコンテンツ」を略して使われるネットスラングです。
元々は、アニメファンの間で使用され、インターネット上で広まったのは2010年頃からとされています。2011年には、ネット流行語大賞(5位入選)にも選ばれています。
オワコンは、元々は何らかのコンテンツが終わったことを表す言葉ですが、コンテンツ以外を対象にオワコンという言葉が使用されることもあります。芸能人など「人」に対してや、流行が過ぎ去りあまりみなくなった「もの」に対して、結婚や就活などの「出来事」や「活動」に対しても用いられたりします。ネガティブな意味を含んでいるため、特に「人」に対して使用するのは注意が必要です。
最近では、「オワコンという言葉自体がオワコン(死語)」という意見もあるので、さらに使う場面が限られてきています。
また、オワコンという言葉は、「エンドコンテンツ」と混同されてしまうことも多いです。エンドコンテンツは、ゲームのメインエピソードをクリアした後に、さらに楽しめるコンテンツのことです。言葉は似ていますが意味が大きく異なるため間違われやすくなっています。
「オワコン」は「流行遅れ」の意味を持つネガティブワードなんだね
オワコンの発祥や元ネタは「2ちゃんねるへ書き込まれたこと」
「オワコン」の元ネタ、発祥=2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)へ書き込まれたこと
「オワコン」は2010年頃、2ちゃんねるへ「ハルヒは終わったコンテンツ」と書き込まれたことで生まれた言葉です。
ハルヒとは、ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」や「涼宮ハルヒ」シリーズのことです。2006年にはアニメ化もされ人気シリーズでしたが、徐々にファンが離れていき、ついに「終わったコンテンツ」と書き込まれたことで、「オワコン」という言葉が定着していきました。
以降、「ブームが過ぎ去ってしまったもの」や「利用者が離れていってしまったサービス」等、ネットへの書き込みを中心によく使われるようになり、日常会話の中でも使われるようになっていきました。
「オワコン」は電子掲示板サイトの中で生まれた言葉だったんだね
オワコンの使い方・例文
「オワコン」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①時代の変化として使われる時
地上波テレビってもうオワコンなの?
ネットも充実してるしテレビを置かない人が増えてきてるみたいだね
時代は変わっていくのね・・・
時代の変化の中で流行遅れとなってしまった対象に対して使われることがあります。相手は流行遅れと思っていない場合もあるため、使う時は注意が必要です。
使用例②人生に絶望している時
就活の最終面接どうだった?
私の人生オワコンだよーー(泣)
自分自身の人生を悲観して、絶望している時の気持ちを表す表現として使われる場合もあります。
使用例③魅力がなくなった(本来の意味で使われる)時
新作ゲームどうだった?
声優さんも変わってストーリーも期待外れで、もうオワコンだよね
漫画・アニメ・ゲーム作品の魅力が低下してしまった時に使われる場合です。これが「本来のオワコンの使い方」とされる表現になります。
オワコンの類義語や対義語
オワコンの類義語と対義語についても見ていきましょう!
オワコンの類義語
オワコンの類義語としては下記のものがあります。
閉じコン
このアニメって実際は閉じコンだよね
「閉じコン」は、オワコンから派生した言葉で「閉じたコンテンツ」を略したネットスラングです。狭いコミュニティの中でとても人気のある作品という意味で使われます。
オワコンの対義語
オワコンの対義語としては下記のものがあります。
エンドコンテンツ
やっとクリアした!エンドコンテンツ楽しむぞ!
ゲームの全てのストーリーをやり切った後に続く、プレーヤーにとってはお楽しみのストーリーです。
「エンドコンテンツ」では、レアな装備やアイテムを得られることがあったり別の物語もあったり「終わりのないストーリー」を楽しむことができます。ゲームに詳しくない人には、「オワコン」と同じ意味と間違えられやすいです。