今回は「支障をきたす」の言い換え表現を紹介します!
「支障をきたす」は物事の進行や運営に支障や障害が生じるときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルな言葉に分類され、ビジネスシーンや公式な場面で使われることが多いといえます。
この記事では「支障をきたす」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
支障をきたすとは?意味は「物ごとの進行に差しさわる」
「支障をきたす」の意味=物ごとの進行に差しさわること
漢字では「支障を来す・来たす」と表記されます。
新規プロジェクトのスケジュールに、支障をきたすことが懸念されます。
支障をきたすの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは支障をきたすのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①支障が出る
支障が出る=「物事の妨げになったり、差し障りがあること」の意味
支障が出るは、何かをするのに邪魔が入ったり、障害が生じたりすることを意味します。
「支障をきたす」とほぼ同じ意味になりますが、原因や行動が直接的に問題を引き起こす場合に使われることが多い言葉が「支障をきたす」に対し「支障が出る」は問題や障害が自然に生じる場合に使われます。
フォーマルな言葉なので、日常会話にはあまり向きません。
例文
新規プロジェクトのスケジュールに、支障が出る恐れがあります。
②影響を及ぼす
影響を及ぼす=「自らの存在や行動によって、対象のあり方に変化をもたらすこと」の意味
影響を及ぼすは、人や物事が他のものに作用や影響を与えることを表します。
ポジティブな影響もネガティブな影響も含むため、文脈に応じて使い分けることが大切です。
フォーマルな場面で使われる言葉ですが、「影響する」「作用する」などに言い換えることで、日常会話でも使えます。
例文
新規プロジェクトの立ち上げにあたり、既存の業務に大きな影響を及ぼすことが予想されます。
③困難を生じさせる
困難を生じさせる=「物事の進行を阻害したり、解決が難しい状況を引き起こすこと」の意味
困難を生じさせるは、進行の阻害・解決の困難さ・苦慮や苦しみなどを表す際に使われる言葉です。
ビジネスや公式な文書で使われる比較的堅めの表現で、日常生活での使用には向きません。
カジュアルな場面では、「面倒が起きる」「大変なことになる」などに言い換えると自然な形になります。
例文
新規プロジェクトの立ち上げに際しては、予期せぬ困難を生じさせる可能性があります。
④障りが出る
障りが出る=「何らかの問題や支障が生じること」の意味
障りが出るは、予定や計画に支障が生じる・体調が悪化したり、病気になる・進行が妨げられる、
うまくいかなくなるなどを表現する際に用いられる言葉です。
つまりは、何らかの問題が生じて、物事の進行がうまくいかなくなったり、妨げられたりすることを表します。
フォーマルで堅苦しい印象がある言葉なので、日常会話には向きません。
例文
新規プロジェクトを立ち上げには、既存のシステムとの連携に障りが出る可能性があります。
⑤差し障る
差し障る=「何らかの事柄により、望ましくない事態が生じること」の意味
差し障るは、ある行動や状況によって、望ましくない結果が生じることを表す言葉です。
例えば「勉強に差し障る」と言えば、何かが勉強の妨げになっているという意味になります。
ややフォーマル寄りの言葉で少し硬い表現になりますが、日常会話でも自使える言葉です。
例文
新規プロジェクトの立ち上げに際し、既存の業務に差し障ることのないよう慎重に工程管理をしましょう。
⑥障害が生じる
障害が生じる=「物事の進行や実現に悪影響をもたらすこと」の意味
障害が生じるは、問題が発生したり、計画通りに進まなくなることを指します。
問題が起きる・障壁になる・支障が生じる・デメリットが生じるなどの状況のときに使う言葉です。
フォーマル寄りの言葉なので、日常会話で使う場合は「まずいことになる」や「大変なことになる」などに言い換えするのが良いでしょう。
例文
新規プロジェクトと既存の業務との調整が取れず、両者の運営に障害が生じる恐れがあります。
⑦差し合い
差し合い=「相手の邪魔になったり、妨げになったりすること」の意味
差し合いは、「さしつかえ」「つつしみ」「出会い」「重複」「向き合い」「酌み合い」などの意味があり、相手との関係性や状況によって使い分けられる言葉です。
ややフォーマル寄りの言葉になりますが、幅広い意味のある言葉になるので、カジュアルな場面でも使うことができます。
例文
新規プロジェクトの立ち上げに際しては、部署間の差し合いに十分注意する必要があります。
支障をきたすの”カジュアル”な言い換え・類語!
支障をきたすのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧勝手が悪い
勝手が悪い=「物事によって不利益が生じるさま」の意味
勝手が悪いは、不都合で使いにくいという意味や、性質がはっきりしておらず、どっちつかずであるさまなどの意味があります。
また、他人の事を考えずに、自分の事だけを優先して行動するという意味もあります。
ニュートラルな言葉なので、ビジネスシーンから日常会話まで幅広いシーンで使えます。
例文
新規プロジェクトの立ち上げに伴い、当面の間、業務上の勝手が悪い点もあるかもしれません。
⑨厄介さ
厄介さ=「めんどうなこと、扱いに手数がかかり、わずらわしいこと」の意味
厄介さは、物事が面倒くさく、扱いが大変で、わずらわしい感じがすることを表す言葉です。
ややカジュアルな表現になるので、日常会話でも自然に使えます。
また、「面倒さ」「煩雑さ」「複雑さ」「煩瑣さ」「世話の大変さ」など、同様の意味合いを持つ言葉があります。
これらの言葉を使い分けることで、状況に応じた適切な表現ができるようになるでしょう。
例文
新規プロジェクトを立ち上げるには、さまざまな課題に直面するため、その厄介さに悩まされることが多い。
⑩都合が悪い
都合が悪い=「状況や条件が自分に合わない、好ましくない、または支障がある」の意味
都合が悪いは、強力に応じることができないときや、自分にとって都合が悪いときなどに使う言葉です。
ややカジュアル寄りの言葉ですが、表現が少し強いので、状況に応じては「都合が合わない」「都合が難しい」などの言い換えも検討するといいかもしれません。
例文
新規プロジェクトに参加したいのですが、現在の仕事の締め切りが重なっているため、少し都合が悪いです。
⑪足枷
足枷=「自由な行動を妨げたり、足手まといになるもの」の意味
足枷は、古くから刑罰の手段として使われてきた刑具でしたが、比喩的にも使われ、自由を奪われる要因のことを表します。
ニュートラルな言葉で、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える言葉です。
日常会話で使う場合「足止め」や「足を引っぱられる」などに言い換えると、カジュアル感が出て自然な印象になります。
例文
新規プロジェクトを立ち上げる際、様々な制約条件や課題が足枷のように自由度を阻害し、進捗を遅らせる可能性があります。
⑫問題が発生する
問題が発生する=「解決しないと、進展が期待できない状況が見つかること」の意味
問題が発生するは、物事の進行過程で不都合な出来事が起こること、 問題が生じることなどの意味があります。
つまりは、問題を解決しないと先に進めない状況のことを指します。
ニュートラルな言葉でフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使える言葉ですが、よりカジュアルに表現したい場合は「うまくいかない」「トラブルが発生する」などに言い換えるといいでしょう。
例文
新規プロジェクトを立ち上げる際には、さまざまな問題が発生する可能性があります。
⑬足手まとい
足手まとい=「手足にまつわりついて、自由な活動の妨げとなること」の意味
足手まといは、物事を行う際に、邪魔になったり、足を引っ張るような存在のことを指します。
カジュアルな言葉なので、日常生活でもしばしば使われる言葉です。
フォーマルな場面では、「足枷」や「支障」などに言い換えるのがいいでしょう。
例文
新規プロジェクトでは、チーム全員が積極的に関わらなければ、足手まといになってしまう可能性があります。
⑭お荷物
お荷物=「人や物が負担になること」の意味
お荷物は、チームや組織の中で他のメンバーに対して役に立たず、足を引っ張る存在のことを意味します。
この言葉は否定的なニュアンスを持つので、直接的に人に使うと失礼にあたることがあります。
カジュアルな言葉なので、ビジネスシーンには向かない言葉です。
例文
新規プロジェクトに取り組む際、チーム全員が協力しなければ、一部の人がお荷物と感じられてしまうことがあります。
⑮お邪魔
お邪魔=「相手の妨げになること」の意味
お邪魔は、相手に迷惑をかける可能性があることを示すためや謙遜した表現、訪問の挨拶として使う言葉です。
日本語でよく使われる表現で、相手に丁寧な印象を与えることができます。
状況によってフォーマルにもカジュアルにも使えるニュートラルな言葉です。
例文
新規プロジェクトチームのミーティングに、お邪魔させていただきます。