今回は「目次」の言い換え表現を紹介します!
「目次」は、本などの書物の中身、その内容と順序、該当ページなどが一覧になったものを表す言葉です。
この言葉は、どちらかというとフォーマル寄りの言葉に分類されるでしょう。
この記事では「目次」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
目次とは?意味は「見出しを書きならべたリスト」
「目次」の意味=書籍などの見出しを整理し書きならべたリストのこと
「目次」は本や論文、ビジネスシーンの資料などに多く見られる書き言葉としての役割が強いといえます。
本日の会議は資料にある目次の通りに進めさせていただきます。
目次の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは目次のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①目録
目録=「書物などの内容の見出しをまとめたもの」の意味
目録と目次はどちらも内容を整理して書き並べたものですが、対象や目的が少し異なります。
目録は、書籍、商品、展示品など、対象が幅広く、その品名や価格、数量なども記載されます。
ビジネスシーンで使用することが多いでしょう。
お礼として、目録に記載の品々をお送りさせていただきます。
②項目
項目=「物事を特定の基準で分けたときの一つ一つ」の意味
項目とは、記録や文章などの見出しのことで、これらがまとめられたものが目次です。
目次が全体的なものなのに対して、項目は個別の内容や要素を指します。
どちらかというとフォーマルな場面に適した表現です。
本日の会議は資料にある項目について検討します。
③章立て
章立て=「文章・書籍などを章や節に区切ること、その構成」の意味
章立ても目次と同じく書物の内容を構成する要素に関する言葉で、本文の章・節・項などについて表します。
フォーマルなシーンが多く、論文やレポートなどの文書において使用されます。
目次は、章立てで決められた各章などの具体的なタイトルとページ番号を一覧表形式にまとめたものです。
詳しくは品質に関するレポートの章立てをご確認ください。
④アジェンダ
アジェンダ=「会議で議論する項目や予定をまとめたもの」の意味
アジェンダは、ラテン語で「実行に移されるべき事柄」という意味です。
計画、予定表などの意味も持ち、会議のような双方向で議論がなされる場で使います。
箇条書きで簡潔にまとめたものを、事前に参加者に配布しておくのが重要です。
近年ビジネスシーンで良く用いられるので、他の言い回しとの違いを把握しておくと良いでしょう。
本日の会議はアジェンダに沿って進めさせていただきます。
⑤レジュメ
レジュメ=「論文、会議の内容などを簡潔にまとめたもの」の意味
レジュメはビジネス・学術シーンで主に使用される言葉です。
目次よりも詳細な内容そのものの要約の意味が強く、文章で記述された資料のことを指します。
また、研究発表や講義のように発表者から聴講する人への一方向な場で使用します。
新製品の発表についてレジュメを準備しましたのでご確認ください。
⑥アウトライン
アウトライン=「概要、あらまし、文章などの骨組み」の意味
アウトラインは日常的には使用する機会は少なく、大学などの学問分野で多く使われます。
こちらも目次と違って、内容の理解を助ける要約としての役割が強いです。
今回の企画のアウトラインを説明します。
⑦梗概
梗概=「物語などのあらすじ」の意味
梗概は「こうがい」と読み、物語や文章などの内容を簡潔にまとめたものです。
小説など物語の場合は、作品の概要、主要な登場人物、物語の主要な出来事の順序、結末などが記されます。
目次よりも中身についてが細かく記述されたものを指します。
日常ではあまり耳なじみのない言葉ですね。
本日の会議の梗概を事前に確認しておいてください。
⑧索引
索引=「書物の中の語句や事項などを容易に探せるように、ある基準に従って配列した一覧」の意味
索引は目次と違い、書物などの巻末にあることがほとんどです。
本文に登場する語句がどのページにあるかが五十音順などの規則に沿って一覧にしてあります。
索引は書籍や論文などの語句や事項を対象としているので、目次より項目が細かく多いです。
論文末尾にある索引をご活用ください。
⑨構成
構成=「要素の組み合わせ、組み合わせたもの」の意味
構成は、物事の全体像を理解するのに重要です。
文章や組織など大きなまとまりの成り立ちについてを表現するときに使います。
日常の会話では使用頻度は高くないでしょう。
今回の企画の構成を説明します。
目次の”カジュアル”な言い換え・類語!
目次のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩中身
中身=「中に入っているもの」の意味
中身は物質的な意味に加えて、物事の内容・実質を表す言葉です。
目次の言い換えとしてはおおまかな内容のことを表現するのに使えます。
ビジネスシーンだけでなく日常会話でも口にすることがありますね。
今回の企画の中身を説明します。
⑪見出し
見出し=「内容が一見してわかるようにつけられたタイトル」の意味
新聞や雑誌の記事のタイトルを見出しと言います。
見出しをまとめてページ数と共に記したものが目次なので、より内容に近づいた意味合いを持ちます。
フォーマルでもカジュアルでも使用できる表現でしょう。
本日の会議は資料にある見出しに沿って進めさせていただきます。
⑫概要
概要=「物事の主旨や流れを短くまとめたもの」の意味
概要は目次よりも詳細に内容をまとめたおおまかなものです。
物語や論文のあらすじという意味合いで、ビジネスシーンはもちろん日常会話でも使われます。
中身についての説明という意味は目次と共通するところがあります。
本日の会議の概要をご確認ください。
⑬メニュー
メニュー=「物事の予定されている項目」の意味
レストランなどの献立表として使われるメニューですが、予定表・スケジュールといった意味も持ちます。
項目が並べて記載されているところが目次と共通しますね。
どちらかというとカジュアルなシーンに向いています。
本日の会議のメニューをご確認ください。
⑭プログラム
プログラム=「予定の計画表」の意味
各種の催し物など、出し物の組合せとその内容をまとめたものがプログラムです。
ビジネスシーンでも、学校行事などの日常シーンでも使用できます。
本日の会議はプログラムに沿って進めさせていただきます。
⑮ガイド
ガイド=「案内すること、手引き」の意味
ガイドブックや手引書といった情報提供のための資料のことを指します。
目次とは、情報を整理して理解を助けるという点が共通しています。
書物におけるガイドが目次であるともいえるでしょう。
新製品の発表についてガイドを準備しましたのでご確認ください。