万障お繰り合わせの上とは?|意味・ビジネスでの使い方・例文|類語・言い換えも紹介!

当サイトのコンテンツには広告が含まれています

今回は「万障お繰り合わせの上」というビジネス用語について解説します!

「万障お繰り合わせの上」の読み方は「ばんしょうおくりあわせのうえ」で、すべての予定を調整してという意味のビジネスシーンで使われる言葉です。

万障繰り合わせの上、ご参加ください。みたいに使うよ!

「万障繰り合わせの上」の語源は、「万障」=色々な不都合・「繰り合わせ」=都合を調整するという意味の2つの言葉。

この記事では「万障お繰り合わせの上」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

万障お繰り合わせの上とは?意味は「すべての予定を調整して」

「万障お繰り合わせの上」の意味=すべての予定を調整して

万障お繰り合わせの上とは、すべての予定を調整してという意味のビジネスシーンで使われる言葉です。

すべての予定を調整して、参加を促すさいに使用される言葉です。

「万障繰り合わせの上、ご参加ください。」=「すべての予定を調整して、ご参加ください。」という意味になります。

スケジュール調整イメージ

これは、ほぼ強制の参加のお願いになります。

ですので、重要な会議などに、参加を促したいときに、使用するほうがよい言葉になります。

逆に、参加が自由の行事などで「万障繰り合わせの上」を使用すると、参加が自由ではなく、強制になってしまうのでご注意ください。

それにより、不快な気分になる方も、いらっしゃる可能性があります。

「万障繰り合わせの上」は、かしこまった言葉ですので、社外のかた宛の文書での使用が主な使い方です。

電話や直接の会話で、使用されることはほぼありません。

使用できる対象は、社外のかた・顧客と、目上のかたにたいして、使用することもできます。

ですが、かしこまった言葉ですので、堅い印象を与えてしますので、お誘いをする内容に応じて、「ぜひ、ご参加ください。」などの、柔らかい印象を与える、言葉に置き換えましょう。

都合をつけて、絶対、参加ってことなんだね!

万障お繰り合わせの上の由来や語源は「不都合を調整する」

「万障お繰り合わせの上」の由来、語源=不都合を調整する

「万障繰り合わせの上」の「万障」=色々な不都合・「繰り合わせ」=都合を調整するという意味の言葉です。

その言葉が、ひとつになり「万障繰り合わせの上」となったようです。

予定を調整するってことなんだね!

万障お繰り合わせの上のビジネスシーンでの使い方・例文

「万障お繰り合わせの上」という言葉を使ったビジネスシーンでの例文を見ていきましょう。

使用例①

新商品を決める重要な会議ですので、万障繰り合わせの上、ご出席いただきますようお願い申し上げます。

わかりました。予定を調整して、出席しましょう。

使用例②文書での使い方

「万障繰り合わせの上」は、会話で使用されることが、ほとんどありません。

ですので、書面での使い方を紹介します。

この度、弊社は2023年〇月〇日〇時より、弊社会議室にて会議を開催いたします。
万障繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。

「ご多忙のところ恐れ入ります」と一言加えることで、気配りを相手に伝えることができます。

この度、弊社は2023年〇月〇日〇時より、弊社会議室にて会議を開催します。
ご多忙のところ恐れ入りますが、万障繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。

万障お繰り合わせの上の言い換えや類対義語

万障お繰り合わせの上の言い換えと類義語、対義語についても見ていきましょう!

万障お繰り合わせの上の言い換え・類義語

万障お繰り合わせの上の言い換えや類義語としては下記のものがあります。

伏してお願い申し上げます

あなたの参加をとても願っていると、伝える言葉になります。

会議にご出席いただきますよう、伏してお願い申し上げます。

奮って

「すすんで」という意味の言葉です。

積極的に参加してもらいたいときに、使用します。

来週の親睦会に、奮ってご参加ください。

万難を排して

「様々な困難を乗り越えて」という意味の言葉です。

「すべての予定を調整して」という意味の「万障繰り合わせの上」とは、類義語になります。

万難を排して、ご出席ください。

ぜひ

ビジネスだけではなく、多くの場面で使用されます。

強く出席を望むが、その旨を伝えにくいときに使用されます。

新商品の体験会を行います。ぜひ、ご参加ください。

万障お繰り合わせの上の対義語

万障お繰り合わせの上の対義語はありません。

目次