今回は「気づく」の言い換え表現を紹介します!
「気づく」はそれまで気にしていなかったことに注意が向き、その存在や状態を知るという意味の言葉です。
長年この業務に携わってきたからこそ、すぐ違いに気づくことができました。
ビジネスシーンでは幼い印象になる、カジュアルな表現です。
気づくは「気付く」と書くこともありますが、一般的に使われやすいのは「気づく」でしょう。
この記事では「気づく」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
気づくの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは気づくのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①直感する
直感する=「瞬間的に物事の本質や全体を感じ取る」という意味
すぐに気づけた場合は「直感した」という表現で言い換えられます。
本質を感じ取るまでに要する時間がとても短い場合に用いると良いでしょう。
長年この業務に携わってきたからこそ、わずかな違いを直感しました。
②知覚する
知覚する=「刺激を受けて脳で状態を認識する」動作
目で見たものを「丸い」「大きい」や肌で触れたものを「硬い」「熱い」など、五感による刺激を受けた時に、脳が意味づけすることを「知覚する」と言います。
物事に気づくとき、ほとんどは五感のうちのいずれかが働いているでしょう。
五感を感じ取る力が冴え渡っていたと感じるなら「知覚する」が適切です。
長年この業務に携わってきたので、触れただけで違いを知覚するのです。
③見出す
見出す=「見つける・発見する」の意味
「みいだす」と読みます。
意識して探していたなか「気づけた」といったニュアンスで使われます。
「やりがい」や「可能性」「解決策」など、抽象的な物事に気がついたときに使うと良いでしょう。
長年この業務に携わっていないと、この問題を見出すのは難しいでしょうね。
④察する
察する=「事情を推し量って知ること」の意味
言われなくても理解することを「察する」と言います。
その場の状況にすぐに気づいたなら、察する力が優れていると言えるでしょう。
上司や同僚の表情と言動から、不測の事態が起きていることを察しました。
⑤感知する
感知する=「感じ取り知ること」の意味
肌で感じる、雰囲気でわかるといった、根拠のない気づきには「感知する」が適切でしょう。
機器やシステムのセンサーなど、無機質なものに使われやすい表現ですが、人も本能的に何かを感知することはありますね。
長年この業務に携わってきた私も、何かが違うということは感知していました。
⑥悟る
悟る=「物事の真の意味を理解する」の意味
「心の迷いを取り払い真理を知る」という意味の仏教用語です。
現代社会では「言われずとも真実に到達した」というニュアンスで使われることが多いでしょう。
本来であれば「知らなかったことがはっきりとわかる」という意味なら「覚る」と表記しますが、「悟る」の方が一般的に浸透しています。
何が違っているのかを悟るには、長年の業務経験が必要でしょう。
⑦判明する
判明する=「はっきり明らかになること」の意味
明確にどうなったのか気づいたのが自分ではなく第三者の場合には「判明した」と表現すると良いでしょう。
「気づきました」とするより、きちんと改まった印象になります。
レポートなどの文書で使うのにも適した表現です。
長年この業務に携わってきたAさんのおかげで、違いが判明しました。
気づくの”カジュアル”な言い換え・類語!
気づくのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧わかる
わかる=「物事の意味や内容が理解できる」の意味
「気づく」の言い換えとして最も汎用的な表現です。
ビジネスシーンでも違和感なく使えますが、状況に応じて別な言い回しにした方がスマートな場合もあるため、ややカジュアルな表現と言えるでしょう。
長年この業務に携わってきたからこそ、すぐに違いがわかりました。
⑨思い当たる
思い当たる=「自分の経験や記憶から気がつくこと」の意味
答えがすでに自分の中にある場合に用いられます。
複数の情報の中から答えを引っ張り出せたときに使うのが適切でしょう。
長年この業務に携わってきたからこそ、違和感の原因に思い当たりました。
⑩ピンとくる
ピンとくる=「態度や言葉などから、事情や理由を直感的に感じ取る」という意味
「直感する」や「察する」をカジュアルに、ユーモアを含ませた言い回しです。
「ピンと」という表現は、物が勢いよく跳ねたりそったりする様子を表す言葉です。
跳ねるように勢いよくイメージを理解するニュアンスになります。
長年この業務に携わってきたからこそ、この違和感がなんなのかピンときました。
⑪ひらめく
ひらめく=「ある考えが突然浮かぶこと」の意味
ひらめくは「閃く」と書き、一瞬ピカリとひかる様子を表す言葉です。
アイディアや仕組みなどを瞬時に理解する様子を、光のイメージで言語化しています。
長年この業務に携わってきたからこそ、すぐに改善点をひらめきました。
⑫覚醒する
覚醒する=「迷いから覚めたり過ちに気づいたりすること」の意味
「目が覚める」という意味の言葉です。
マンガやアニメで、眠っていた才能が目覚める際に「覚醒」という表現になることも多いため、ビジネスシーンで使うには、ややくだけた印象になるでしょう。
以前先輩からかけていただいた一言で、それまでの私は間違っていたと覚醒しました。
⑬勘づく
勘づく=「直感でわかる、なんとなくわかる」の意味
問われる答えはこれだとおおよそ見当がつくときに使います。
「勘が働く」という言葉をラフにした言い回しと言えるでしょう。
長年この業務に携わってきたAさんなら、すぐ違いに勘づくのも納得できますね。
⑭ふと思う
ふと思う=「脈絡もなくちょっとしたきっかけで気づくこと」の意味
特別意識していない時間に、天啓のように何かに気づくこともありますよね。
とても口語的な表現のため、親しい同僚とのさりげない会話で用いるのが適切でしょう。
業務中は気になりませんでしたが、帰宅後に「あの作業は何かがおかしかったな。」と、ふと思いました。
⑮発見する
発見する=「今まで知られていなかったものを初めて見出すこと」の意味
「思い当たる」とは反対に「これまで自分が知らなかった内容」に気づいたときには「発見する」と表現できます。
「判明する」とほぼ同義ですが、発見は自分の気づきにもあてはまります。
長年この業務に携わってきたからこそ、すぐに違いを発見できました。