今回は「本当に」の言い換え表現を紹介します!
「本当に」は間違いや嘘偽りではないことという意味の言葉です。
いつも助けていただいて本当に感謝しています。
話の内容や気持ちの真偽を表し、さらに強調する意味合いを込められるカジュアルな表現です。
この記事では「本当に」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
本当にの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは本当にのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①心から
心から=「本当の気持ちである」という意味
心の底からそう思っていると告げたいときに適した表現です。
純粋でストレートな気持ちに対して付け加えると良いでしょう。
いつも助けていただき心から感謝しております。
②心より
心より=「心からそう思っている」という意味
「心から」と意味は同じです。
書面で使用する場合は「心より」とした方が、改まった印象になります。
しかしながら、公用文表記法では「心から」が正しい表記方法です。
公的文書として正しい日本語文法を意識するなら「心から」、公用文ではなく相手に丁寧な印象を与えたいのなら「心より」と使い分けると良いでしょう。
いつも助けていただき、心より感謝申し上げます。
③重ね重ね
重ね重ね=「たびたび繰り返し」の意味
同じことが何度かあるなら、重ね重ねという表現が良いでしょう。
しかしこの「繰り返し」の表現は、冠婚葬祭の場では避けるべき表現とも言われます。
繰り返さない方が良い「結婚」「葬式」のスピーチやお祝い文では「忌み言葉」と言われますので、うっかり使わないよう注意しましょう。
いつもご配慮賜りまして重ね重ね御礼申し上げます。
④誠に
誠に=「間違いないこと」という意味の強調語
「誠」には偽りではないこと、真実といった意味があります。
感謝や謝罪など、誠意を込めて気持ちを表現したいときに用いられることが多いでしょう。
いつもご助力いただき誠にありがとうございます。
⑤至極
至極=「これより勝るものはない、最上の」という意味
「恐悦至極」や「至極当然」など、これ以上ないほどの状態に達していることを表す言葉です。
とても堅い表現ですので、ビジネス文書などで用いられるのが一般的でしょう。
平素は格別のご高配を賜り、感謝至極に存じます。
⑥この上なく
この上なく=「これ以上なく、最上の」という意味
「至極」より和らいだ言い回しです。
ビジネス会話で使える口語的な表現ですが、文書で利用しても改まっていて丁寧な印象になるでしょう。
いつも助けていただき、この上なく感謝しております。
⑦確か
確か=「しっかりしていて危なげない」さま
その状況が真実で間違いのないときには、確かと言い換えるのも良いでしょう。
事実として「確かである」という使い方の他に「確かに〇〇である」といった表現も可能です。
「本当にそう思う」のような文なら「確かにそう思う」といった形で言い換えられます。
彼女が抱くあなたへの感謝の気持ちは確かです。
本当にの”カジュアル”な言い換え・類語!
本当にのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧たいへん
たいへん=「程度が甚だしい、極めて」という意味
「非常に」「とても」など強調の意味で使われます。
「本当に」に比べてフォーマルな表現で、会話でも文章でも違和感なく使えます。
いつも助けていただき、たいへん感謝しております。
⑨実際に
実際に=「漠然とした話ではなく、現実に確認できている行為や現象」を指す
イメージや理論ではなく、事実として物事の状態について述べる場合には「実際に」と言い換えられます。
すでに経験したことや目にした様子を表すのにふさわしい言葉です。
実際に、彼女はいつもあなたに感謝していましたよ。
⑩それはもう
それはもう=強調表現の一つ
「それは」で状態を指し、「もう」は「もう言うまでもなくその通り」を略した強調表現です。
「それ」について問われた時に、強い答えを返す場合に使うのが適切でしょう。
文章では物語のナレーションのようになるため、一般的には会話での使用に適しています。
いつも助けていただいて、それはもう感謝しておりますよ。
⑪一も二もなく
一も二もなく=「あれこれ言うまでもなく、異論がないこと」の意味
「間違いなく」「疑う余地なく」という意味で「本当に」と同義です。
考えるまでもなくその状態であることを表現するのにもってこいな言い回しです。
慣用句ですので、ビジネスシーンで用いるにはカジュアルな表現と言えるでしょう。
日頃から助けていただいて、一も二もなく感謝しています。
⑫純粋に
純粋に=「シンプルでまじりけのない様子」を指す
そのことだけにひたむきに取り組むことも表現できる言葉です。
「本当に」をとにかく一途に、ひたむきに、まっすぐといったニュアンスで言い換えたいときに用いるのが良いでしょう。
ただ単に「本当に」を「純粋に」に変えてしまうと違和感があるかもしれません。
行為や気持ちに対して相手から打算や下心を疑われた場合に、それを否定するために「純粋に」を用いるのが適当です。
いつも助けていただいて、純粋に感謝の気持ちでいっぱいです。
⑬とてつもなく
とてつもなく=「非常に、きわめてずば抜けている」という意味
漢字では「途轍もなく」と表記します。
「途轍」は物事の道理や筋道のことを指します。
際限なく広大であるさまを表現した言葉です。
その程度を計り知れないほどに強調したい時に便利な言い回しです。
いつも助けていただいてばかりで、とてつもなく感謝しています。
⑭リアルに
リアルに=「実際に、現実に」の意味
カジュアルな若者言葉のひとつで、現実・実在するなどの意味を持つ英語のRealに由来します。
友人など、くだけた会話の中で用いられる表現です。
いつも助けてもらって、リアルに感謝していますよ。
⑮マジで
マジで=「本当に、本気で」の意味
こちらも元はカジュアルな若者言葉です。
「マジ」は世間一般に広く浸透しているため、年代関係なくカジュアルに使う人が多いでしょう。
令和の若者言葉・ネットスラングでは「マジで」をさらに省略した「マ」も存在するほどです。
広く多用されてはいますが、ビジネスシーンでは使うべきではありません。
きちんとした言葉で述べた後、追加でさらに肯定するときに使うなら会話のスパイスになり得るかもしれません。
いつも助けてもらって、マジで感謝しています。