今回は「厳しく」の言い換え表現を紹介します!
「厳しく」は容赦なく厳しいさまという意味の言葉です。
彼は厳しく教育する人だ
厳しくはフォーマルな言葉です。
この記事では「厳しく」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
厳しくの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは厳しくのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①厳格
厳格=「規則や基準を厳しく守ること」の意味
他には、自分に厳しいこと、妥協を許さないことなどがあります。
厳しくとの違いは、基準の有無、妥協の許容度などに違いがあります。
・基準の有無
厳格:常に一定の基準に基づいて判断・行動する。
厳しく:必ずしも基準があるわけではない。感覚や状況によって程度が変わる。
・妥協の許容度
厳格:妥協を許さない。
厳しく:状況によっては妥協もあり得る。
厳格はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して、厳格な人だ
②峻烈
峻烈(しゅんれつ)=「非常に厳しく激しいこと」の意味
「峻」は、険しく厳しい様子を表す漢字、「烈」は、激しく燃え盛る様子を表す漢字です。
厳しくとの違いは、程度や感情などがあげられます。
・程度
峻烈:非常に程度が高い。
厳しく:比較的程度が低い。
・感情
峻烈:感情を伴うことが多い。怒り、悲しみ、苦しみなどの強い感情を表す。
厳しく:必ずしも感情を伴うわけではない。
峻烈はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して、峻烈なスパルタ教育と称される人だ
③容赦ない
容赦ない=「情けをかけない、徹底的に」の意味
厳しくは客観的な基準に基づく要素や、改善を促す意図がある場合もあることに対し
容赦ないは、感情的な要素や、手加減のないところに違いがあります。
容赦ないはフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して容赦ない人だ
④厳正な
厳正な=「厳格で公正である」の意味
厳正なると厳しくにはニュアンスの異なる違いがあります。
厳正な:規則や基準を厳密に守り、偏見や感情に左右されずに公平な判断をすることを強調します。
厳しく:規則や基準だけでなく、感情的な面も含めて、相手に対して厳しい態度をとることを強調します。
また、使われる場面でも違いがあります。
厳正な:法律、裁判、審査など、客観性と公平性が求められる場面でよく使われます。
厳しく:教育、指導、評価など、相手に対して要求や期待をする場面でよく使われます。
厳正なるはフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して厳正な指導をする人だ
⑤徹底的
徹底的=「あることを隅々まで、抜け漏れなく、」の意味
厳しくとの違いは、こちらもニュアンスの違いが特に大きいです。
厳しく
- 意味: 規則や基準を厳密に守り、ゆるぎない態度で物事を行うこと。
- ニュアンス: 規律、規範、基準などを重視し、それらから外れないように注意を払う。
徹底的
- 意味: 物事を隅々まで、抜け漏れなく、最後までやり遂げること。
- ニュアンス: 完璧を目指し、あらゆる可能性を考慮して行動する。
厳格不苟はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して徹底的で最後までしっかりやり遂げる人だ
⑥厳然
厳然(げんぜん)=「動かせない、はっきりしている」の意味
厳しくと厳然の違いとしては、主に使われる場面や強調する点の違いがあります。
厳然
- 意味: 動かせない、明白な、疑いの余地のないという意味。
- 使い方: 主に、事実や状況について、それが動かしようのないものであることを強調したいときに使われます。
- ニュアンス: 客観的で、感情的な要素は含まれません。
厳しく
- 意味: 規則や基準を厳密に守り、ゆるぎない態度で物事を行うこと。
- 使い方: 人の態度や言葉遣い、物事の処理の仕方など、具体的な行動について、
それが厳しいものであることを強調したいときに使われます。 - ニュアンス: 主観的な要素を含み、感情的なニュアンスも伴うことがあります。
厳然はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して厳然な人だ
⑦綿密
綿密=「注意が隅々まで行き届いていて、手抜かりがないこと」の意味
綿密と厳しくは、ニュアンスに少し違いがあります。
綿密
- 特徴:
- 細部へのこだわり: 全体だけでなく、細かい部分までしっかりと考慮する。
- 慎重さ: 軽率な判断をせず、慎重に進める。
- 徹底性: 漏れや不足がないように、あらゆる可能性を検討する。
厳しく
- 特徴:
- 規律: ルールや基準を厳守する。
- 要求水準が高い: 高いレベルを求める。
- 容赦がない: 誤りや不十分な点に対して厳しく指摘する。
綿密はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対し綿密な人だ
⑧苛酷
苛酷(かこく)=「極めて厳しい、耐え難いほど」の意味
苛酷と厳しいはどちらも厳しい状況や態度を表す言葉ですが、ニュアンスが異なります。
苛酷
- 特徴:
- 肉体的・精神的な苦痛: 体力や精神力を極限まで追い込むような厳しい状況。
- 非情さ: 人の感情や状況を考慮せず、冷酷な態度。
厳しく
- 特徴:
- 規律: ルールや基準を厳守する。
- 要求水準が高い: 高いレベルを求める。
苛酷はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して苛酷な人だ
⑨厳密
厳密=「非常に細かく、正確なこと」の意味
厳しくと厳密は、どちらも「厳しい」というニュアンスを含みますが、意味合いが少し異なります。
厳しく
- 意味: 規律や基準を厳格に守り、ゆるがさないこと。
厳密
- 意味: 非常に細かく、正確なこと。
厳しくが、指導、評価、基準など、人、物事に対する態度に表す際に使われます。
厳密は、計算、測定、契約など具体的な事柄の正確さを表す際に使われます。
厳密はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対し、厳密に取り組む人だ
⑩厳粛
厳粛=「おごそかで、心が引き締まるさま」の意味
他には、「まじめで、きびしいさま」といった意味があります。
厳しくと厳粛は、どちらも「厳しい」というニュアンスを含みますが、
意味合いが少し異なります。
厳しく:範囲が広い: 様々な状況で使える一般的な言葉です。
程度が様々: 少し厳しい、非常に厳しいなど、厳しさの程度は状況によって異なる。
厳粛 :おごそか、真面目な様子: 儀式や式典など、特別な場面で心が引き締まるような状態
状況: 状況が重要で、慎重な対応を必要とすることを表します。
厳粛はフォーマルな言葉です。
彼は教育に対して厳粛な人だ
厳しくの”カジュアル”な言い換え・類語!
厳しくのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪しっかり
しっかり=「気持ちを引き締めて確実にする」の意味
厳しくとしっかりには以下のようなニュアンスの違いがあります。
厳しく
- 客観的な基準: 外的な基準や状況によって、厳しさの度合いが決まることが多いです。
- 感情的な側面: 厳しくすることで、相手を成長させたり、
注意を促したりするといった、教育的な側面を持つこともあります。 - ネガティブな印象: 状況によっては、苦しい、辛いといったネガティブな印象を与えることもあります。
しっかり
- 主観的な評価: 物事や人の状態を、主観的に評価する際に使われることが多いです。
- ポジティブな印象: 一般的に、しっかりしていることは良いことと捉えられます。
- 信頼感: しっかりしている人は、頼りになる、信頼できるという印象を与えます。
しっかりはカジュアルな言葉です。
彼は教育に対してしっかりしている人だ
⑫真面目
真面目=「一般的には、誠実に、嘘やいい加減なことがなく、一生懸命に取り組むこと」の意味
厳しくと真面目は以下のような違いがあります。
厳しく
- 基準が高い: ある基準や水準が非常に高く、それを満たすことが難しい状態を表します。
- 態度が強い: 相手に対して、強い口調で注意したり、厳しい要求をしたりする場合に使われます。
- 状況が困難: 状況が非常に困難で、乗り越えるのが難しいことを表します。
真面目
- 熱心さ: 何かをする際に、手を抜かず、一生懸命に取り組むこと。
- 責任感: 与えられた仕事や役割に対して、責任を持って取り組むこと。
- 真剣さ: 遊び心や軽率さを排除し、真剣に物事に取り組むこと。
真面目はカジュアルな言葉です。
彼は教育に対して真面目な人だ
⑬ストイック
ストイック=「目標に向かって努力する姿勢や、感情を抑え冷静さを保つことを表す言葉」の意味
厳しくとストイックには以下のような違いがあります。
厳しく
- 客観的な基準に基づいた評価や要求: ある基準やルールに対して、
それが満たされているか否かを判断し、満たされていない場合は厳しい言葉で指摘したり、
要求をしたりすることです。 - 状況や相手によって変化する: 状況や相手によって厳しさの度合いが変化します。
- 感情的な側面を含む: 厳しさの中には、
怒りや失望といった感情的な要素が含まれることがあります。
ストイック
- 自己に対して高い基準を設け、それに従って行動すること: 自らに厳しいルールを課し、
それを徹底的に守ろうとする姿勢です。 - 感情を抑え、理性的に行動すること: 感情に左右されず、
冷静に判断し、行動することを心がけます。 - 目標達成のために自己鍛錬を積むこと: 目標達成のために、
厳しいトレーニングや自己抑制を続けることです。
ストイックはカジュアルな言葉です。
彼は教育に対してストイックな人だ
⑭律儀
律儀=「義理堅く、誠実なさま」の意味
「厳しく」と「律儀」は、どちらも人の行動や態度を表す言葉ですが、その意味合いは異なります。
厳しく
態度が強い: 相手に対して、強い口調で注意したり、厳しい要求をしたりする場合に使われます。
状況が困難: 状況が非常に困難で、乗り越えるのが難しいことを表します。
律儀
義理堅く、誠実なさま: 約束を守る、恩義に報いる、礼儀正しい、正直といった行動が挙げられます。
信頼感: 律儀な人は、信頼できる人という印象を与える。
律儀はややカジュアルな言葉です。
フォーマルな場面でも使えますが、使い方に注意が必要です。
彼は教育に対して律儀な人だ
⑮きっちり
きっちり=「物事がぴったりと合っていること、正確であること、確実に行われること」の意味
「厳しく」と「きっちり」は、どちらも物事の程度や状態を表す言葉ですが、
ニュアンスが異なります。
厳しく
基準やルール: ある基準やルールに対して、それが満たされているか否かを判断し、
満たされていない場合は厳しい言葉で指摘したり、要求をしたりすることです。
きっちり
正確さや確実さ: 物事がぴったりと合っていること、正確であること、確実に行われることを表します
きっちりはカジュアルな言葉です。
彼は教育に対しきっちりしている人だ
いかがだったでしょうか。
今回は厳しくの言い換え15語!ビジネスでも使える類語や表現を紹介!でした。
フォーマルな場面、カジュアルな場面で使い分けて活用していきましょう。