ご理解くださいの言い換え15語!ビジネスやメールで使える表現や類語を紹介!

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今回は「ご理解ください」の言い換え表現を紹介します!

「ご理解ください」は状況や立場を察してくださいという意味の言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解ください。

「ご理解ください」は丁寧な言葉ですが、どちらかといえばややカジュアルな言葉であるといえます。

この記事では「ご理解ください」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

ご理解くださいの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!

まずはご理解くださいのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。

ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。

①ご協力の程お願い申し上げます

協力=「一緒に事を行うために、二人以上の人や二つ以上の団体がつながりを持つこと」の意味

「ご理解ください」は、相手に状況や理由をわかってもらいたいときに使い、「ご協力の程お願い申し上げます」は、相手に手伝ってもらいたいときや一緒に何かをしてほしいときに使います。

「ご理解ください」自体が若干上から目線の意味を含んでいるため、ビジネスシーンで適切とは言いづらいです。言い換えも多くは上から目線になってしまうので、「ご協力~」が一番向いているでしょう。

「ご協力」自体はニュートラルな言葉ですが「お願い申し上げます」が非常に丁寧でややフォーマルな言葉だといえます。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご協力の程お願い申し上げます。

②ご納得いただけますよう

納得=「他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること」の意味

「ご理解ください」は、理由や事情をわかってほしいときに使い、「ご納得いただけますよう」は、理解して受け入れてもらいたいときに使います。

とはいえ「ご理解ください」の多くは、受け入れてもらいたいという意味合いがあるので、ほぼ同じ意味だといえます。「ご理解ください」よりも、ややビジネスシーンに向くマイルドな表現ではあります。

同じくビジネスシーンで使える、ややフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、ご納得いただけますようお願いいたします

③ご了承賜りますよう

フォーマルな言葉を表す画像

了承=「相手の申し出や事情などを納得して承知すること」の意味

「ご理解ください」は、こちらの事情を分かってほしいとお願いするときに使い、「ご了承賜りますよう」は、許可や納得をお願いするときに使う、より丁寧な表現です。

「ご了承」自体が日常生活で使わないフォーマルな表現で、「賜わりますよう」も敬語の中でも非常にフォーマルな言葉なので、とてもビジネスシーンに向いているといえます。

特に「受け賜る」は覚えておくと何かと使える便利な表現です。

とてもフォーマルな言葉で日常生活ではまず使わないでしょう。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承賜りますようお願いいたします。

④ご同意いただければ幸いです

同意=「意見・求めなどに対して賛成・承諾すること」の意味

「ご理解ください」は、事情や理由をわかってほしいとお願いするときに使い、「ご同意いただければ幸いです」は、意見や提案に賛成してほしいとお願いするときに使います。

「理解」して、「納得」したから「同意」した。という関係性になっています。こちらもビジネスシーンに向くややマイルドな表現ですね。

日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、ご同意いただければ幸いです。

⑤ご承知おきください

フォーマルな言葉を表す画像

ご承知おきください=「あらかじめ知っておいてくださいや、理解してください」の意味

ご理解くださいは、 こちらの事情や気持ちを分かってほしいときに使い、ご承知おきくださいは、事実や情報を知っておいてほしいときに使います。

立派な敬語ですが、意味合いから上から目線に取られることも多く、使い方に注意が必要です。

日常生活ではまず使わない、非常にフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご承知おきください。

⑥ご留意願います

留意=「ある物事に心をとどめて、気をつけること」の意味

「ご理解ください」は、事情や状況をわかってほしいときに使い、「ご留意願います」は、特定のことについて注意してほしいときに使います。

「願います」は身近な仲間に使う表現で、ビジネスシーンで頻繁に使われる便利な言葉です。

日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご留意願います。

⑦ご承諾くださいませ

承諾=「聞き入れること。引き受けること。承引」の意味

「ご理解ください」は、 わかってくださいとお願いするときに使い、「ご承諾ください」は、受け入れてくださいとお願いするときに使います。

また、「ませ」は立派な敬語で、より丁寧の気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意を表します。

日常生活ではあまり使わない、ややフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご承諾くださいませ。

⑧ご高察ください

フォーマルな言葉を表す画像

高察=「すぐれた推察。また、他人を敬って、その人が推察することをいう語。お察し」の意味

「ご理解ください」は、こちらの都合をわかってほしいときに使い、「ご高察ください」は、状況や背景を深く考えてほしいときに使います。

より深く「察して欲しい」時に使う言葉ですね。

日常生活ではまず使わない、非常にフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご高察ください。

⑨ご賢察ください

フォーマルな言葉を表す画像

ご賢察ください=「相手が推察することを敬って言う語。お察し」の意味

「ご理解ください」は、相手に状況や理由を直接理解してもらいたい時に使い、「ご賢察ください」は、相手に深く考えて状況を推測してもらいたい時に使います。

「高察」と比較すると、鋭い洞察力で状況から判断するのが「高察」で、賢さによって状況を深く推理するのが「賢察」です。書物などから読み取れるのは「賢察」であるといえますね。

日常生活では全く使わない、非常にフォーマルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご賢察ください。

ご理解くださいの”カジュアル”な言い換え・類語!

ご理解くださいのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。

ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。

⑩ご理解いただけるとありがたいです

どちらでもない言葉を表す画像

理解=「意味・内容をのみこむこと」の意味

「ご理解ください」は、シンプルに「理解してほしい」とお願いする表現で、「ご理解いただけるとありがたいです」は、「理解してくれると嬉しいです」と感謝の気持ちを込めてお願いする表現です。

どちらも理解をお願いする言葉ですが、「ご理解いただけるとありがたいです」の方が丁寧で優しい表現です。

それでも公式の場などでは「ありがたいです」の表現はふさわしくないので、職場などの身近な人に感謝を伝える丁寧な表現ですね。

まとめると日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉だといえます。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけるとありがたいです。

⑪ご了解いただけると助かります

どちらでもない言葉を表す画像

了解=「物事の内容や事情を理解して承認すること。了承」の意味

「ご理解ください」は、相手に自分の事情をわかってもらうようにお願いするときに使い、「ご了解いただけると助かります」は、相手に何かを許可してもらったり、同意してもらったりするようにお願いするときに使います。

こちらも丁寧でビジネスシーンでも使える言葉ですが、公式の場やレポートなどで用いるならもっとふさわしい言い回しがある言葉です。

日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉だといえます。

ご迷惑をおかけしますが、ご了解いただけると助かります。

⑫ご認識のほどよろしくお願いします

どちらでもない言葉を表す画像

認識=「ある物事を知り、その本質・意義などを理解すること。また、そういう心の働き」の意味

「ご理解ください」は、こちらの事情やお願いを理解してほしいときに使い、「ご認識のほどよろしくお願いします」は、何かを相手に知っておいてほしいときに使います。

「よろしくお願いします」もあくまで広い場面で使われる一般的で丁寧な言葉で、公式な場には適切でないといえます。

とはいえ相手に失礼な印象を与える場面はほぼないので、最も便利で無難な言葉だといえます。

日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、非常にニュートラルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、ご認識のほどよろしくお願いします。

⑬ご容赦ください

どちらでもない言葉を表す画像

ご容赦ください=「ゆるすこと。大目に見ること」の意味

「ご理解ください」は、理由をわかってもらいたいときに使い、「ご容赦ください」は、迷惑を許してもらいたいときに使います。

その意味合いから腰の低い丁寧な言葉なので、ビジネスシーンに向いている言葉ですが、やはり「ください」よりも先に挙げたフォーマルな言い回しのほうが丁寧な言葉になります。

日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉だといえます。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞご容赦ください。

⑭お察しください

どちらでもない言葉を表す画像

お察し=「明示されるまでもなく推測して了解すること」の意味

「ご理解ください」は、私の言うことや事情を理解してくださいというお願いで、「お察しください」は、こちらの気持ちや状況を考えてわかってくださいというお願いです。

十分丁寧な表現ですが、「高察」や「賢察」のようにもっとフォーマルな言葉があります。

日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞお察しください。

⑮ご勘弁いただきたく存じます

ややカジュアルな言葉を表す画像

勘弁=「他人の過失や要求などを許してやること。堪忍」の意味

「ご理解ください」は、状況や理由を理解してもらいたいときに使い、「ご勘弁いただきたく存じます」は、失敗や迷惑を許してもらいたいときに使います。

「頂きたく存じます」は非常にフォーマルですが、「ご勘弁」はややカジュアルなので「ご容赦」の方が向いていますね。

カジュアルな単語を丁寧な敬語で補ってもどこかチグハグになる例ですね。

使えなくもないですが、あまりビジネスシーンでは使わない方がいい、ややカジュアルな言葉です。

ご迷惑をおかけしますが、ご勘弁いただきたく存じます。

いかがでしたでしょうか?丁寧な言葉遣いは大切なことですが、フォーマルすぎると距離感が遠すぎて逆に失礼になる場合もあるということですね。日本語の難しいところですが、自分の思う適切な距離感を相手に伝える言い換えを、この記事を参考に選んでいただければ幸いです。

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