今回は「消極的」の言い換え表現を紹介します!
「消極的」は「自分から行動を起こそうとせず、引っ込みがちな様子」を指す言葉です。
相手との関係や状況に関わらず、控えめな態度をとる人に対してよく使われます。
また、あることについて「賛成しない」や「受容しない」という意味で使われることもあります。
彼は消極的なところがありますね。
「消極的」は、日常会話でもビジネスシーンでも使われるニュートラルな言葉です。
この記事では「消極的」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
消極的の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは消極的のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①受動的
受動的=「自分の意志ではなく、他者に促されて行動するさま」の意味
「受動的に~する」や「受動的な精神状態」など、人の行動や態度に対してよく使われる言葉です。
消極的とほとんど同じ意味で使えますが、受動的のほうが「誰かの指示があれば行動する」というニュアンスが強くなります。
日常会話で耳にすることもありますが、ややフォーマル寄りな言葉です。
例文
彼は受動的なところがありますね。
②否定的
否定的=「そうではないと打ち消すような態度」の意味
「肯定しない」という意味では消極的と同じように使えますが、否定的のほうが「拒否」の印象が強くなります。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えるでしょう。
例文
彼は否定的なところがありますね。
③悲観的
悲観的=「何事もうまくいかないと考えるさま」の意味
また、「未来に望みはないと考えるさま」を指す場合もあります。
消極的は「乗り気ではない」というニュアンスで使われますが、悲観的は「どうせうまくいかない(からやりたくない)というニュアンスで使われることが多いようです。
幅広い場面で使えますが、どちらかというとフォーマルな言葉です。
例文
彼は悲観的なところがありますね。
④慎ましい
慎ましい=「人に対して気後れする、気恥ずかしい」の意味
「遠慮深い態度」や「質素な性格」という意味もあります。
「控えめな態度」という意味では消極的も慎ましいも同じように使えるでしょう。
やや固い表現になるので、業務中の会話に向いています。
例文
彼は慎ましいところがありますね。
⑤遠慮深い
遠慮深い=「他者への態度や言動が控えめである」の意味
消極的に比べると、遠慮深いは「謙虚である」という印象を強く与えます。
相手や文脈によって使い分けると良いでしょう。
日常会話で耳にすることもありますが、フォーマルな場面でも使える言葉です。
例文
彼は遠慮深いところがありますね。
⑥用心深い
用心深い=「警戒心が強い」の意味
「失敗することを恐れ、気軽に挑戦しない」といったニュアンスを持つ言葉です。
消極的とほぼ同じ意味で使えますが、より「心配性」や「冒険をしない」という意味合いが強くなります。
ビジネスシーンでも違和感なく使える言葉です。
例文
彼は用心深いところがありますね。
⑦危機管理能力が高い
危機管理能力が高い=「被害を最小限に抑える力がある」の意味
「先のことを予測して行動できる(時には行動しない)」や「準備に力を入れる」という意味があり、状況によっては消極的と同じように使える言葉です。
ビジネスシーンで多く用いられる表現です。
例文
彼は危機管理能力が高いですね。
⑧リスク管理がうまい
リスク管理がうまい=「トラブル防止策を考える能力がある」の意味
トラブルや被害が発生しないよう、予防策を事前に想定できる人に対して使う言葉です。
「予防」に重点を置いているため、挑戦的な姿勢ではないという意味では消極的の代わりになるでしょう。
ビジネスシーンでよく使われるため、フォーマル寄りの言葉と言えます。
例文
彼はリスク管理がうまいですね。
消極的の”カジュアル”な言い換え・類語!
消極的のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨マイナス思考
マイナス思考=「なんでも否定的に考える考え方」の意味
何においても「どうせ失敗する」や「自分はだめだ」などと考える人に対して使う言葉です。
「良くない方向へ考えが及ぶ」という意味では消極的と同じように使うことができるでしょう。
日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
例文
彼はマイナス思考になってしまうことがありますね。
⑩ネガティブ
ネガティブ=「感情や態度、または考え方などが否定的」の意味
電気のマイナス極や色相・明暗が反対になったフィルムを指すこともあります。
行動する前から「どうせ失敗する」と思いこんだり、褒められても「どうせ嘘だろう」などと考えたりする人によく使われる言葉で、消極的に比べるとマイナスの印象が強くなります。
幅広い場面で使えるニュートラルな言葉です。
例文
彼はネガティブなところがありますね。
⑪奥ゆかしい
奥ゆかしい=「控えめだが、存在感がある」の意味
外見または言動から深い思いやりや品性が感じられる場合に使われる言葉です。
「魅力的」というニュアンスを含むので、控えめであることをポジティブに言い換えたいときは奥ゆかしいを使うと良いでしょう。
カジュアルとフォーマルの線引きがあいまいな言葉です。相手の年齢や状況などを判断して使うと良いでしょう。
例文
彼は奥ゆかしい方ですね。
⑫後ろ向き
後ろ向き=「考え方などが積極的ではない」の意味
流行や良いと思われるものに対して否定的な様子を表す言葉です。
後ろ向きは「考え方」に、消極的は「行動」に対して使うことが多いようです。
世間話など日常会話で多く使われる表現なので、ややカジュアルなニュアンスの言葉です。
例文
彼は後ろ向きなところがありますね。
⑬控えめ
控えめ=「したいことがあっても(少ししか)しない」の意味
「量が少ない」という意味もありますが、人に対しては「でしゃばらない」という意味で使われます。
消極的よりも良い印象を与えるので、ポジティブな話題にしたいときは控えめを選ぶと良いでしょう。
日常会話など様々なシーンで使われるのでややカジュアル寄りな言葉ですが、ビジネスシーンでも使用できます。
例文
彼は控えめなところがありますね。
⑭引っ込みがち
引っ込みがち=「積極的に行動しようとしない様子」の意味
「自ら進んで物事に立ち向かおうという気構えがないさま」を表す言葉です。
「家からなかなか出ない」という意味もありますが、消極的とほぼ同じ意味で使えるでしょう。
日常生活でも使いやすいカジュアルな言葉です。
例文
彼は引っ込みがちなところがありますね。
⑮大人しい
大人しい=「性格や態度が穏やかである様子」の意味
「大声で騒いだりせず、静かにしている」や「派手ではない」という意味もあります。
消極的とは違って「思慮分別がある」や「落ち着いている」など、ポジティブなイメージを持つ言葉です。
カジュアルな言葉で、世間話や日常会話で使われます。
例文
彼は大人しい方ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。