今回は「見習う」の言い換え表現を紹介します!
「見習う」は、人のすることを見て覚え、学ぶ。また、見てまねをする。という意味の言葉です。
あの先輩を見習い頑張ります。
見習うは様々なシーンで使われており、ニュートラルな言葉といえます。
この記事では「見習う」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
見習うの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは見習うのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①私淑する
私淑(ししゅく)する=「直接に教えは受けないが、密かにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと」の意味
私淑(ししゅく)は、中国の儒学者である 孟子(もうし)の言葉に由来すると言われています。
ポイントは、密かに尊敬の念を抱いていることと、直接の教えを受けていないという点です。
普段はあまり用いないフォーマルな言葉と言えます。
例文
あの先輩を私淑し、頑張ります。
②規範
規範=「 行動や判断の基準となる模範、手本」の意味
規範は、広い意味でルールという意味ともとれます。
「規範とする」と動詞にすることで、見習うと同じように使うことができます。
ビジネスシーンで使われることが多く、フォーマルな言葉といえます。
「行動規範」という言葉は、会社や団体でよく使用されますが、ルールに沿った業務を心がけるという意味合いになります。
例文
あの先輩を規範として頑張ります。
③オマージュ
オマージュ=「芸術分野において、尊敬する作家や作品から影響を受け、似た物をつくること」の意味
語源は、尊敬、敬意、賛辞といった意味を持つフランス語の「hommage」です。
影響を受けたものに対して「敬意を払いながら」新しい作品を生み出すという点がポイントです。
なかなか日常生活で使う言葉ではなく、芸術分野で使用されることが多いややフォーマルな言葉といえます。
例文
先輩の案をオマージュして作りました。
④模倣する
模倣する=「他のものをまねること、似せること」の意味
「真似る」と近い意味を持ちますが、ややフォーマルな場面で使用されることが多い言葉です。
大きな違いは、人の行動やものを可能な限り正確に、可能な限り似せるといったような再現性が求められる点です。
例文
先輩のやり方を模倣して頑張ります。
⑤模擬
模擬=「本物や実際の場合と同じようにすること」の意味
試験や実験などにおいて、行われる予定の事柄と同じことを事前に行うという場面で用いられます。
例えば、「模擬試験」「模擬実験」「模擬授業」などです。比較的使用できるシチュエーションが限られており、
ややフォーマルな言葉といえます。
例文
先輩の作った模擬試験のおかげで合格できました。
⑥模する
模する=「ある形に似せて作りまねる、ひきうつして書く」の意味
模という漢字は「かたぎ」と読み、手本や規範、型という意味を持ちます。
「○○を模して作る」といった、創作の意味合いが強いです。
普段ではあまり用いず、ややフォーマル寄りの言葉といえます。
例文
先輩のやり方を模して頑張ります。
見習うの”カジュアル”な言い換え・類語!
見習うのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦参考にする
参考にする=「考えの足しにすること、判断の材料にすること」の意味
物事に対して何かを判断の材料にするような場面で使用される言葉です。
対象のものを取り入れ、それを自分の中に落とし込んで新たな物事を生み出すというニュアンスがあります。
日常生活でもビジネスシーンでも使用できるため、ニュートラルな言葉といえます。
例文
先輩のやり方を参考にして頑張ります。
⑧なぞらえる
なぞらえる=「 ある物事や概念をを他の物事や概念にたとえること」の意味
「なずらえる」とも言われますが、意味は同じです。
類似している点を見つけ、比喩的に表現することで、理解を容易にし、説明や表現を豊かにする効果があります。
日常生活やビジネスシーンどちらでも使用でき、ニュートラルな言葉といえます。
例文
先輩のやり方になぞらえて頑張ります。
⑨見本にする
見本にする=「人に形や機能、具体的な例などを知らせる物や手段」の意味
「見本」は日本語由来の言葉ですが、見本の英語由来の言葉は「サンプル」になります。
他にも、「元にすべき具体的な例」という意味も持ち合わせており、「手本」と同様の意味をもちます。
日常生活でも多く使われる言葉ですが、ビジネスシーンでも使用できるためややカジュアルな言葉といえます。
例文
先輩のやり方を見本にして頑張ります。
⑩手本にする
手本にする=「習う人が模範とすべきもの」の意味
対象は物や事柄だけではなく、人物や行動に対しても用いることができます。
日常生活やビジネスシーンでも使用できますが、ややカジュアルな言葉といえるでしょう。
「手本」のよりフォーマルな言葉に近いものが「模範」といえます。
例文
先輩を手本にして頑張ります。
⑪倣う
倣う=「すでにあるやり方や例をまね、そのとおりにする」の意味
「先人に倣う」や「右に倣え」など聞く機会も多い言葉です。
小学校の整列時に「前に倣え」「右に倣え」などの号令で身近に感じる人もいるのではないでしょうか。
小さいころから慣れ親しむ言い回しでもあり、ややカジュアルな言葉といえます。
例文
先輩のやり方を倣って頑張ります。
⑫吸収する
吸収する=「他人の良いところや優れた点を自分のものとして取り入れる」の意味
「吸収する」は、物質が他の物質を取り込むという物理的な意味が元となっていますが、知識やスキル、考え方を自分のものとして取り入れることを指す場合にも使われます。
相手の知識や技術、経験などを深く理解するという点で、「見習う」よりも、より積極的に学び取り、身につけると
いうニュアンスで使用されます。
日常生活でもビジネスシーンでも使用でき、使用頻度も高いため、ややカジュアルな言葉といえます。
例文
先輩の良いところを吸収して頑張ります。
⑬真似る
真似る=「他の物や人に似せる」の意味
「真似る」は、何かを学ぶためや、良い結果を得るために、他の人のやり方を取り入れるという意味がありますが、
真似る対象によってはポジティブにもネガティブにも捉えられることがあります。
例えば目上の人や、尊敬する人の良い行動を真似ることはポジティブに受け取られやすいですが、他人の言動を無断で真似ることは、時にはネガティブに捉えられてしまうこともあります。
日常生活でよく使用される言葉であり、カジュアルな言葉といえます。
例文
先輩のやり方を真似て頑張ります。
⑭後に続く
後に続く=「ある人が先に実行した物事を見本にして、自分もその物事を実現しようとすること」 の意味
「後に続く」は、物理的に後を追うという意味もありますが、文化や精神の継承といったニュアンスで使用されることが多いです。
見習うの言い換えとしては、個人や団体が先行する人々の行動や理念を尊重し、その流れを受け継ぐことの意味の方で使用されます。
様々な場面で使用されているため、カジュアルな言葉といえます。
例文
先輩の後に続くことができるよう頑張ります。
⑮もじる
もじる=「著名な文句などを応用して言い換える」の意味
「もじる」は、もともとある言葉や表現をもとに、少し変化を加えてユーモアを出したり、別の表現にする際に
使われます。
「真似る」とは異なり、意味を少しずらすことで、新しい意味やニュアンスを生み出すことができます。
「デザインをもじる」「キャッチフレーズをもじる」などの使い方ができ、カジュアルな言葉といえます。
例文
先輩の案をもじって自分なりに考えました。