今回は「月」の言い換え表現を紹介します!
「月」は地球の衛星である天体、または時間の単位である暦で、1年を12分割したものという意味の言葉です。
今夜は月が綺麗だね
月はフォーマルでもカジュアルでもない言葉です。
この記事では「月」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
月の”フォーマルな”言い換え・類語かっこいい言い方や俳句でも使える表現を紹介!
まずは月のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
格好良く決めたいシチュエーションや俳句等で使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①月華
月華(げっか)=「月の光」の意味
大和言葉で月光を指します。
月華の他にも、月花と書くこともできます。
例文
今宵の月華は美しいですね
②月鏡
月鏡(げっきょう)=「月を映した池の水面を鏡に例えた言葉」の意味
他にも、晴れ渡る空に浮かぶ満月を指す意味もあります。
俳句ではシチュエーションにより、秋や冬の季語として使えます。
例文
今宵の月鏡は美しいですね
③朔
朔(さく)=「月齢0の瞬間、地球、月、太陽の順にまっすぐ並んだ瞬間」の意味
現代でいう新月と同じ意味です。
朔の時は地球から月の方角を見ても、太陽の光は月の裏側に当たっているだけで肉眼では見えない状態です。
例文
今宵の朔は美しいですね
④寒月
寒月(かんげつ)=「冬の寒々とした中、冴え渡って見える月」の意味
俳句で冬の季語として使える言葉です。
太祇の『寒月や我ひとり行く橋の音』や、一茶の『七番日記』等で使われています。
例文
今宵の寒月は美しいですね
⑤宵月
宵月(よいづき)=「宵の間だけ出ている月」の意味
俳句では秋の季語として使われます。
宵は日が落ちて暗くなった頃の事ですが、その他にも旧暦の8月2日〜7日頃までの月を指すことが多いです。
例文
宵月の美しい夜ですね
⑥夏の月
夏の月=「夏の夜に輝く月」の意味
俳句の表現で使われます。
夏の暑い昼間が去って、夜空に輝く月に涼しさを感じるという意味合いの言葉です。
芭蕉の「夏の月御油より出でて赤坂や」などの作品でも詠まれています。
『月涼し』と同じ意味合いです。
例文
夏の月が美しいですね
⑦朧月
朧月(おぼろずき)=「雲などで霞んで光が薄く見える月、淡月」の意味
俳句など季節によって使われる言葉です。
俳句では春の季語として使われます。
幻想的な見え方の月です。
例文
今宵の朧月は美しいですね
月の”カジュアル”な言い換え・類語!
月のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
格好良く決めたいシチュエーションや俳句で使う時以外にも、役立ちます。
⑧月影
月影(つきかげ)=「月の光、月の光により照らされた人や物の姿」の意味
月の姿を指す時もあります。
影は”すがた”や”かたち”とも読めます。
例文
今日は月影が綺麗に見えるね
⑨お月様
お月様=「月の丁寧な言い方」の意味
月を敬い親しむ気持ちで使う呼称です。
小さな子供でも使いやすい丁寧な言い方です。
例文
今夜のお月様は美しいですね
⑩満月
満月=「全面が輝いて丸く見える天体の月」の意味
月と太陽の黄経の差が180度になったときに起こると言われています。
地上から見て丸く全面が輝いている状態の月を指します。ややメジャーな言葉です。
この時に見られる月の形は望月(ぼうげつ、もちづき)や十五夜の月と呼ばれることもあります。
例文
今夜は満月が綺麗だね
⑪ムーン
ムーン=「天体の月や月齢等、月の英語表現」の意味
英語で新月はニュームーン、半月はハーフムーンと呼びます。
「To the Moon」は金融関連の分野において、「月に届きそうな勢いで価格が上がっている」というような意味合いです。
例文
今夜は綺麗なムーンだ
⑫月球
月球=「球体である月」の意味
球体を強調した月の呼び方です。
月球を使う有名な物は月球儀です。
月球儀は月の表面の様子を球体に表した模型のことです。
例文
綺麗な月球だね
⑬桂月
桂月(けいげつ)=「月の中にあるという桂の木、月の異称。陰暦の8月の異称」の意味
陰暦とは、月の満ち欠けを基準とした暦のことです。
陰暦の8月は『葉月(はづき)』ですが、異称の桂月は『かつらぎ』とも呼びます。
例文
今日の桂月は綺麗だ
⑭玉兎
玉兎(ぎょくと)=「月にいると考えられる兎、月の異称」の意味
中国古代の伝説にある、月に住む兎を指します。
また、同じ漢字で”たまうさぎ”という呼び方もあります。
たまうさぎと言う呼び方だと、歌舞伎及び日本舞踊の演目として捉えられます。
例文
今日の玉兎は綺麗だね
⑮月輪
月輪=「月の異称、月の輪」の意味
月の輪とは、月のことで特に満月を指す言葉です。
他に”がちりん”とも呼び、密教の教えである月輪観を指すこともあります。
例文
今日の月輪は綺麗だね