今回は「自分を律する」の言い換え表現を紹介します!
「自分を律する」は「自分をコントロールすること」という意味の言葉です。
目標達成のためには自分を律することも必要です。
感情や衝動に流されず、目標や理想の姿になるよう努めることを表すフォーマルな表現です。
この記事では「自分を律する」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
自分を律するの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは自分を律するのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①克己心を鍛える
克己心を鍛える=「欲望や邪念を自分の意思で抑える」という意味
「克己心」は自分の欲望や怠惰に打ち勝つ、強い精神力のこと。
座右の銘としても人気の高い言葉です。
目標を達成するために、克己心を鍛えましょう。
②自戒する
自戒する=「自分自身を戒めること」の意味
戒めるとは、間違えないよう注意したり何かを禁じたりすることです。
「克己心」より自分への縛りが強く、特に厳しい印象と言えるでしょう。
大きなミスを犯さないよう常に自戒しながら、目標達成を目指します。
③自制する
自制する=「欲望や感情を自分自身で抑える」ことを表す
誘惑に負けず我慢することを表現します。
「自戒」や「克己心」、「自分を律する」よりも「我慢」の印象が強くなりますが、カジュアルな会話シーンで使うには堅い表現です。
目標達成のために、しばらくはご褒美スイーツを自制します。
④自己抑制する
自己抑制する=「感情を抑えて我慢すること」
気持ちに流されず、慎重で軽はずみな行動をとらないことを表します。
また節制したり禁欲したりといった具体的な行動をとる様子も、自己抑制と表現できるでしょう。
目標達成のためには、いかに自己抑制して取り組むかが課題です。
⑤隠忍自重
隠忍自重=「ネガティブな感情にじっと耐えて、軽率な行動を起こさない様」を表現した四字熟語
「隠忍」は苦しみを表に出さないという意味があり「自重」は行動を慎む様子を指します。
四字熟語のため、モットーや目標として掲げると良いでしょう。
とても難しい目標なので、隠忍自重の精神で臨みます。
⑥襟を正す
襟を正す=「気を引き締めて物事に対応する姿」を表す慣用句
乱れた衣服を整える様子から生まれた慣用句で、それまでの態度を改めて居住まいを正すことを表します。
自分のことを指して「襟を正します」と使うことは少ないでしょう。
あえて使うなら過去の自分を卑下する形で「当時〇〇をきっかけに襟を正しました」などといった表現になります。
思っていたよりずっと難しい目標だとわかったようで、彼は襟を正して聞き入っていました。
⑦自己管理を徹底する
自己管理を徹底する=「自分の行動や在り方を徹底してコントロールし努力すること」の意味
具体的には規則正しい生活をしたり、食生活を改善したりすることも、自分を律すると言えますね。
また効率よく業務を行って疲労やストレスが溜まりすぎないよう努める意識も、徹底した自己管理と言えるでしょう。
「プラスに作用する努力」よりも「マイナスが起こらないためのケア」の意味合いが大きいです。
とても難しい目標なので、達成するため自己管理を徹底してまいります。
⑧グリットを高める
グリットを高める=「やり抜く力をつけること」を意味する
GRIT(グリット)は直訳すると「勇気」や「胆力」という意味の言葉ですが、近年「やり抜く力」がグリットと呼ばれています。
心理学の分野で「成功者=やり抜く力を持つ者」と言われており、目標を最後まで達成する力を育てることが大事という考え方です。
継続してやり抜く力こそ、自分を律する力と言えるでしょう。
「グリットする」という言い方もあり、メジャーな言い回しが一般的に浸透しきっていません。
比較的新しい造語と言えます。
とても難しい目標なので、グリットを高めていきましょう。
自分を律するの”カジュアル”な言い換え・類語!
自分を律するのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨ストイック
ストイック=「欲に溺れず、自分に厳しい姿勢」を表す
由来は哲学者を指す言葉でしたが、彼らが提唱する禁欲的な心がけを「ストイック」と提唱し、さらには禁欲主義であることを称するようになりました。
現代では「自分に厳しい」くらいのライトな意味合いで用いられることがほとんどでしょう。
自称よりも他人へ向けての賞賛や尊敬の表現で用いるケースが多いです。
とても難しい目標なので、達成するためストイックに努力します。
⑩セルフコントロール
セルフコントロール=「自分の反応をより良い方向へ変えていくこと」の意味
誘惑や外部の要因によって、感情や思考が乱れてしまうことは珍しくありません。
そんな状況下でも自分の感情や考え方など、心を自分で制御する意識を持って、目標達成のための行動を継続することを表現した言葉です。
類似の表現として「セルフマネジメント」がありますが、こちらは自分をより良い状態に整えることを表すので「自分を律する」とは少しニュアンスが異なります。
とても難しい目標なので、セルフコントロールを意識していきます。
⑪自重する
自重する=「自分の品位を傷つけないようにする」という意味
行動を慎み、軽はずみな言動を控えることを表します。
「自らを重じて大事にする」という意味もありますが、広く浸透しているのは「言動を控える」といったニュアンスでしょう。
目標達成が最優先ですので、この場では自重します。
⑫褌を締めてかかる
褌を締めてかかる=「気持ちを引き締めて事に取り掛かる」という意味
気合いを入れ直すといった意味合いのことわざです。
映像でイメージした際にコミカルなため、ビジネスシーンには向きません。
とても難しい目標なので、ここは褌を締めてかかる気概でいきましょう。
⑬自粛する
自粛する=「自ら進んで控えめにしたりやめたりする」という意味
新型コロナウイルス感染症の際には「外出自粛」や「自粛ムード」などの言葉が広まったため、カジュアルシーンでも使われるようになっています。
ビジネスシーンでも使えますが堅い印象はなく、おもしろみにも欠けるでしょう。
とても難しい目標なので、達成まで嗜好品の類は自粛します。
⑭禁欲する
禁欲する=「人間の持つ欲望や欲求を抑えること」を指す
ストイックをさらに極めたような印象になります。
人間の三大欲求である食欲・睡眠欲・性欲のうち、食欲や性欲をおさえ込む修行のようなイメージを持たれることが多いでしょう。
禁欲と表現するよりは「禁煙」や「禁酒」など具体的な表現が使いやすくておすすめです。
いくら目標達成のためとはいえ、そこまで禁欲する必要があるのでしょうか。
⑮気を引きしめる
気を引きしめる=「緊張感を持ち、物事に取り組む」という意味
精神統一して集中したり、脇目も振らず真剣になったりする取り組み方をざっくり表現すると「気を引きしめる」と言い換えられます。
「自分を律する」より簡単で親しみやすい印象です。
とても難しい目標なので、気を引きしめてまいります。