今回は「全通」について解説します!
「全通」とは、「全てのイベントに参加する」という意味の言葉です。
「来年こそは全通する!」みたいに使うよ
もともとは「全部のステージに通う」を略した「全ステ」から派生したアイドル用語です。
この記事では「全通」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
全通とは?意味は「全てのイベントに参加する」
「全通」の意味=全てのイベントに参加すること
全通とは、自分が応援しているアイドルが行っているライブやイベント全てに参加することを表す言葉です。「全部に通う」が略されて使われています。
この「全てのライブやイベント」というのは、複数回公演が行われる場合はその全ての公演を指します。また、全国各地で開催されている場合も同様にその全ての公演のことを指します。
全てのイベントに参加するということは、それだけお金も会場に行く時間も必要になってきます。大半のファンは現実的に考えて厳しいため「東京公演だけ全通した」「関西のイベントだけは全通したい」といったように、地域の幅を狭めて使うこともあります。
全通することはかなり難しく、全通している人は特別視されることもあるようです。
全部のイベントに参加するって凄いことだよね!
全通の発祥は「全ステ」
「全通」の発祥=「全ステ」から派生した言葉
「全通」は「全部に通う」を略した言葉です。
もともとはジャニーズファンの方たちが「全ステ」という言葉を使っていました。「全ステ」は「全部のステージに通う」を略した言葉で、「全通」と同じ意味です。この「全ステ」が派生して「全通」が使われるようになったと言われています。
アイドルのイベントやライブのことを「全ステ」
声優や俳優などの舞台のことを「全通」
と呼ぶのが正しいという意見もあるみたいですが、はっきりと区別して使われているわけではなさそうですね。
また、インターネット上では2017年頃から「全通」という言葉を見かけるようになりましたが、正確な出どころなどは分かっていません。
「全ステ」が最初に使われていたんだね!
全通の使い方・例文
「全通」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
「全てのイベントに参加する」という意味で使っている場面です。
ボーナスが入ったから全通できるぞ!
それは凄い!
仕事頑張ってよかった…!!
使用例②
全てのイベントに参加するのは難しいため、地域の幅を狭めて使っている場面です。
今度東京でやるイベント全通したいと思ってるんだ
東京だけなら行けそうだよね!
よし!全通しよう!
使用例③
全通が原因で険悪な雰囲気になっている場面です。
今月のお小遣いもうないの?!
うん…全通するのに使った…
もうお小遣い渡さないからね!
全通の類義語や対義語
全通の類義語と対義語についても見ていきましょう!
全通の類義語
全通の類義語としては下記のものがあります。
全ステ
先ほど紹介した「全ステ」です。「全通」の元の言葉です。
「コンサートなどの全てのステージに参加する」という意味があります。
ボーナスが入ったから全ステできるぞ!
それは凄い!
仕事頑張ってよかった…!!
多ステ
「多ステ」は全てのコンサートに参加するわけではないけれど、多くのイベントに参加するときに使われます。
大体4回以上参加すると「多ステ」になるそうです。
今度東京でイベントがあるらしいよ
全部は無理だけど、多ステなら行けそう!
全通の対義語
全通の対義語としては下記のものがあります。
在宅
「在宅」とは、実際のイベント会場などには行かず家で応援することを表します。
「全通」とは真逆ですね。
今度のイベント一緒にいかない?
ごめん、お金なくて。今回は在宅にするよ
茶の間
「茶の間」も「在宅」と同様、イベント会場に行かずに家から応援することを意味しています。
茶の間から応援するのも悪くない!