今回は「雑食」というオタク用語について解説します!
「雑食」とは、多種多様な趣味を持つ人のことを指す言葉です。
「雑食なんでどんなジャンルも楽しめるよ!」みたいに使うよ!
もともとは植物や肉など色々な食物を食べる動物の種類のことを意味しています。
この記事では「雑食」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
雑食とは?意味は「多種多様な趣味を持つ人のこと」
「雑食」の意味=特定のジャンルだけでなく、多種多様な趣味を持つ人のこと
雑食とは多種多様な趣味を持つ人という意味のオタク用語です。
何でも好きになれて、楽しめる人ということですね。漫画やアイドルファンの間でも使われ、ネット上やSNSで登場し主に若者たちが使います。
漫画では、NL(ノーマルラブ)、BL(ボーイズラブ)、GL(ガールズラブ)など様々なジャンルを楽しめてしまうのです。苦手な系統(地雷と言います)がないということですね。
アイドルファンとしての雑食は、特定のアイドルやグループを応援するのではなく、その他のアイドルグループも好きという意味で使います。K-POPファンの間では『雑食=ジャプドク』と呼ばれます。
特定のジャンルにこだわらず、漫画や音楽の趣味が広い人を指すのでとてもうらやましいとポジティブな意見があります。
一方で特定のファンたちの間ではキャラクターやそのアイドルに対して関心が薄そうなど、あまりよく思われない側面もあるようです。
どのジャンルも偏りなく好きになれる人ってことなんだね!
雑食の発祥や元ネタは「動物の食事の種類のこと」
「雑食」の元ネタ、発祥=植物や肉や魚など様々な食物を食べる動物
雑食はもともと、植物や肉や魚など様々な食物を食べる動物の種類を意味する言葉です。
植物を食べる動物を「草食動物」、肉や魚を食べる「肉食動物」と言いますよね。
ここからもう少し掘り下げてみると、社会学で文化的オムニボア(雑食性)という理論があります。1995年に行った社会学の調査(SSM)からこの言葉が認知されたと考えられます。
これは、日本においてクラシックはオペラなどの高級文化とカラオケやパチンコなどの大衆文化の両方を好む高学歴の男性が多いという結果になった調査です。
詳しい経緯については分かりませんが、1990年代から雑食は文化を表す言葉して使用されていたということになります。
オタク用語での雑食は、これらの意味から転じて色々なジャンルの漫画やアイドルを好むという意味で使われだした可能性が高いです。
雑食は1995年あたりから社会学用語として知られていた!
雑食の使い方・例文
「雑食」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
今度一緒に僕の好きな漫画イベントに付き合ってよ。興味がないかもしれないけど。
俺は雑食だから喜んで付き合うよ!
使用例②
コンサートの倍率が上がっちゃうから本当のファンだけが応募してほしい!
雑食を良く思ってないんだな?でも、ファンが増えることはアーティストにとってはプラスだぞ。
使用例③
趣味にかかるお金は多少気になるけど、好きなアイドルと漫画に囲まれて幸せー!!
雑食の人は楽しそうで羨ましいな。
雑食の類義語や対義語
雑食の類義語と対義語についても見ていきましょう!
雑食の類義語
雑食の類義語は厳密にはありませんが似たような言葉としては下記のものがあります。
混食
植物も肉や魚も両方食べるという意味です。
長い時を経てヒトは混食に最適な体を手に入れた。
雑食の対義語
雑食の対義語としては下記のものがあります。
固定厨
特定のジャンルにこだわりを持っている人という意味です。
固定厨と雑食はなかなか分かり合うのが難しい。