今回は「お節介」の言い換え表現を紹介します!
「お節介」は他人のことに必要以上に干渉したり、頼まれてもいないのに世話を焼くという意味の言葉です。
彼のお節介にはうんざりします。
お節介はどちらかというとカジュアルな言い方になります。
この記事では「お節介」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お節介の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはお節介のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①気遣い
気遣い=「あれこれと気をつかうこと・心づかい」の意味
- 神経を使って相手に何かをしたり、言ったりして、相手のことを気に掛けていることを表す言葉です。
- 気遣いは相手の立場に立って考えること、お節介は自分の立場から考えることです。
- ビジネスシーンで使われる「お気遣い」は、自分に対して相手が気を使ってしてくれた言動を敬う表現となります。
例文
彼の気遣いに感動しました。
②心配り
心配り=「あれこれと気をつかうこと・心づかい・配慮」の意味
- 心配りは相手を思いやって行動するということです。
- ビジネスシーンで使用する「お心配り」は、他人の状況や気持ちを敏感に察知し、適切なサポートや気遣いをすることを意味します。
例文
彼の心配りに感謝します。
③ご配慮
配慮=「心をくばること・心づかい」の意味
- 相手の行動に対して感謝を表したり、何かを依頼したりする際に使われます。
- ビジネスシーンで使うことの多い「ご配慮」は、目上の相手や取引先などに対しよく使われる言葉です。
例文
ご配慮に感謝申し上げます。
④過干渉
過干渉=「必要以上に関与する・一般的な限度を超えて関わる・過剰に干渉する」の意味
- おもに親が子どもの行動や人生に対して、過度に干渉することを指す言葉です。
- 親の過干渉によって、子どもの自立や自尊心に大きな影響を及ぼすことがあります。
例文
親の過干渉にはうんざりします。
⑤親切丁寧
親切丁寧=「相手に思いやりを持ち、細かなところまで配慮する」の意味
- 相手に寄り添っていて、配慮が行き届いているという意味です。
- 「親切」は思いやりをもって人のためにつくすこと、「丁寧」は言動が礼儀正しく配慮が行き届いているという二つのニュアンスが合わさっています。
例文
彼の親切丁寧な行動に感動しました。
⑥おこがましい
おこがましい=「身の程をわきまえず、差し出がましいさま」の意味
- “自分の立場からすると、態度がでしゃばり過ぎている(ことは自覚している)”という謙遜の意味をこめて使う言葉です。
- 自分の方が相手よりも立場や年齢が上で、経験が豊富なことが明らかな場合、“おこがましい”を使うことで嫌みっぽく威圧的に聞こえてしまう可能性があります。
例文
彼のおこがましい態度にはうんざりします。
⑦老婆心
老婆心=「必要以上に親切にして、忠告やアドバイスなどをすること」の意味
- 相手に対し忠告したり世話を焼いたりする際に使われる言葉です。
- 使う相手は自分より目下の人になります。
- ビジネスシーンでよく使われる言葉で、アドバイスをする際に相手が不快に感じないよう配慮するニュアンスが含まれています。
例文
彼の言動に、老婆心ながら指摘をしました。
⑧厚かましい
厚かましい=「行動や態度に慎みがない・ずうずうしく遠慮がない」の意味
- 「厚かましい」とはネガティブな表現であり、基本的に行動に対して使う言葉です。
- 「厚かましいお願いで恐縮ですが」などの言い回しでビジネスシーンにおいてよく使われます。
例文
彼の厚かましい態度にうんざりします。
⑨差し出がましい
差し出がましい=「本来の自分の立場や役割以上に出しゃばって関与するさま」の意味
- 上司や取引先など社外の方へ使う場合の「差し出がましい」は、あくまでも「でしゃばって余計なことを言いますが」と控えめながら意見や進言をする場合に使う言葉です。
- 後輩や部下の出過ぎた言動をお詫びするときに使うこともあります。
例文
彼の差し出がましい振る舞いにはうんざりします。
お節介の”カジュアル”な言い換え・類語!
お節介のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩世話焼き
世話焼き=「好んで他人の世話をすること」の意味
- 必要以上に人の面倒をみたがること。また、その人。という意味もあります。
- 「世話焼きな人」とは純粋に人を助けたいという思いから行動する人、「お節介な人」とは出しゃばって行動する人です。
- 少し迷惑であるというニュアンスが含まれているため、ビジネスシーンでは「面倒見が良い」や「気配り上手」などに変えて使います。
例文
彼は世話焼きな人です。
⑪面倒見がいい
面倒見がいい=「何かと配慮して話をするのが上手なさま。人をよく擁護し助けるさま。」の意味
- 「世話を焼くのが好きな人」「人に気配りをしたり、助けることが上手い人」のことです。
- ビジネスにおいて「面倒見がいい人」の態度は、信頼や協力関係を築くのに非常に有効な手段となります。
例文
彼は面倒見がいい人です。
⑫サポート
サポート=「支えること、支持・支援すること」の意味
- 相手が活動しやすいように支えて手助けすることです。
- ビジネスシーンでは「お力添え」という言葉になり、主に目上の相手に対し手助けをしてもらいたい時や、援助に対するお礼を伝えたい時などに使います。
例文
彼のサポートに感謝します。
⑬でしゃばる
でしゃばる=「よけいな口を出したり手出しをしたりする。」の意味
- 本人は「よかれ」と思っているけれど、受け取る側が「余計なお世話」「迷惑」と思う行動です。
- お節介を焼いたり、過保護になりすぎたりすることも「でしゃばる」行為といえるでしょう。
例文
彼のでしゃばりな性格にはうんざりします。
⑭手助け
手助け=「他の人の仕事などを助けること。手伝うこと」の意味
- ほかの人の仕事などを助けること、手伝うことを示します。
- ちょっとしたサポート、というニュアンスです。
- ビジネスシーンで目上の相手に対して使う場合は「お手伝いさせてください」となります。
例文
彼の手助けに感謝します。
⑮余計なお世話
余計なお世話=「いらぬことに口を挟んだり助言したり、こちらにとって不必要なお節介 」の意味
- こちらが全く望んでいないことに対して世話を焼いてくる人のことで、相手にとって悪気のないこともあるので厄介です。
- ビジネスシーンでは、「余計なお世話かもしれませんが…」と相手に配慮する言い方で使われます。
例文
彼の意見はだたの余計なお世話で、本当にうんざりです。