今回は「恐怖」の言い換え表現を紹介します!
「恐怖」は「恐れること、怖いと思うこと」という意味の言葉です。
データが無くなったなんて、恐怖を感じてしまったよ。勘違いで良かった。
カジュアルな場面で頻繁にみられる言葉ですが、使い方によってはフォーマルな場でも利用できる便利な言葉でもあります。
この記事では「恐怖」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
恐怖の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは恐怖のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①危惧
危惧=「危ぶむこと・恐れること」の意味
「危惧」は「絶滅危惧種」等の言葉で頻繁にみられる言葉です。
加えてその行為等が、悪い結果にならないかと心配することを意味します。
データが消失した可能性を危惧しておりましたが、問題はありませんでした。
②憂慮
憂慮=「心配すること・思いわずらうこと」の意味
危機等に対する恐怖心があるうえで、心配している状況という意味合いの言葉です。
またこの「憂慮」は、中国の漢文にもみられます。
そのように格式ある言葉のためか、フォーマルなシーンで頻繁に使用されます。
データが消失した可能性を憂慮しておりましたが、問題はありませんでした。
③懸念
懸念=「気掛かりで不安がること」の意味
「懸念」は、仏教用語で「一つのことに心を集中させる」という言葉です。
また、執着するという意味もあるようです。
「恐怖」の言い換え表現としての意味である「気掛かりで不安がること」と、何かに集中・執着することは非常に近い意味合いです。
そのため「恐怖」の対象が何か一つのことであり、その一つが非常に気にかかっている場合に言い換えると自然だと言えるでしょう。
データが消失した可能性を懸念しておりましたが、問題はありませんでした。
④畏怖
畏怖=「恐れおののくこと」の意味
「畏怖」の「畏」には、「恐れる・憎む・憚る・忌む」といった意味があります。
神・仏等の圧倒的な存在を前に抱く恐怖心を表す言葉です。
そのため「恐怖」の程度が非常に強い場合に使用できます。
データが消失した可能性があり、そのことでトラブルとなることを畏怖しております。
⑤狼狽
狼狽=「慌てふためく」の意味
「狼狽」は、前足が長く後足は短い「狼」と、後足が長く前足が短い「狽」という伝説上の生き物から生まれた言葉です。
彼らは常に共に歩むため、離れれば動けなくなり慌てふためくというエピソードがあるそうです。
そのため、「狼狽」は想定外の出来事によって慌てる場合に用いられます。
「恐怖」する対象によって慌ててしまった場合に、言い換え語として使うことができます。
データが消失した可能性があり狼狽しておりましたが、問題はありませんでした。
⑥驚愕
驚愕=「非常に驚くこと」の意味
「驚愕」は、驚きの程度が甚だしい場合に用います。
そのため、「恐怖」する対象によってとても驚かされた場合に言い換えることができます。
データが消失した可能性に驚愕しておりましたが、問題はありませんでした。
⑦憂惧
憂惧=「心配すること・恐れること」の意味
「憂惧(ゆうぐ)」は、「憂虞」とも書きます。
書き言葉として使用されることが多いようなので、話し言葉として使うと伝わりにくい可能性があります。
データが消失した可能性があり、そのことでトラブルとなることを憂惧しております。
⑧危懼
危懼=「危険だと思い恐れること」の意味
「危懼(きく)」は①「危惧」と同じ意味の言葉です。
しかし、「危懼」はあまり一般的ではなく現代では文語的な表現となっています。
データが消失した可能性を危懼しておりましたが、問題はありませんでした。
恐怖の”カジュアル”な言い換え・類語!
恐怖のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨不安
不安=「気がかりで落ち着かないこと」という意味
「不安」は、⑩「心配」と並ぶシンプルな表現です。
そのため、フォーマルな場・カジュアルな場それぞれで使用できます。
「恐怖」する対象や、それによって引き起こされることが気がかりである場合に言い換えることができます。
データが消失した可能性があるということで、ご不安な思いをおかけしてしまい申し訳ございません。
⑩心配
心配=「思い煩うこと、気がかりなこと」の意味
「心配」は、「物事の先行きに対して、心を悩ます」という意味の言葉です。
そのため「恐怖」した結果、先行きに心を悩ませている場合に利用できます。
データが消失した可能性があるということで、ご心配を思いをおかけしてしまい申し訳ございません。
⑪ショック
ショック=「予期せず何らかの事態にあい、動揺すること」の意味
「ショック」は英語で「shock」と書きます。
たくさんの意味がある言葉ですが、今回のような場合は「心の動揺」という意味で使用します。
他にも「人体・物が受ける物理的な衝撃」という意味もあるため、内容によっては論文等で使用できます。
データが無くなったなんて、ショックだったよ。勘違いで良かった。
⑫パニックになる
パニックになる=「恐れ、慌てること」の意味
「パニック」は英語で「panic」と書きます。
「思いがけない事態に陥ったときに、群衆が引き起こす混乱状態」を示す意味もあるため、戸惑う意味合いが強い言葉のようです。
データが無くなったなんて、パニックになってしまったよ。勘違いで良かった。
⑬怖い
怖い=「危害を加えられそうで、気がかりで落ち着かない」という意味
「怖い」は「恐怖」と同じ意味の言葉です。
「恐怖」は熟語のため固い印象となりますが、「怖い」は少しカジュアルなイメージがあるようです。
データが無くなったなんて、怖かったよ。勘違いで良かった。
⑭ゾッとする
ゾッとする=「恐ろしさで身の毛がよだつ様子」の意味
「ゾッとする」は、極度の恐怖心によって、体が震えあがる様子を示す言葉です。
「恐怖」する対象が、幽霊等の超常現象だった場合に使用されることが多いです。
ただしオノマトペのため、フォーマルな場での使用は避けましょう。
データが無くなったなんて、ゾッとしたよ。勘違いで良かった。
⑮ドキドキする
ドキドキする=「驚き・恐れ・不安等により、心臓の動悸が速くなる」の意味
「ドキドキ」は心臓の動悸が激しくなる様子を示すオノマトペです。
そのため、対象によっては喜びや期待といった感情に対しても使用します。
また、⑭「ゾッとする」と同じくかなりカジュアルな言葉でもあるため、フォーマルな場での使用は控えましょう。
データが無くなったなんて、ドキドキしてしまったよ。勘違いで良かった。