今回は「状態」の言い換え表現を紹介します!
「状態」は人や物事の、ある時点での様子を表す意味の言葉です。
特に、移り変わっていくものの、その時々の一定の条件下におけるさまを表現したいときに、よく使われます。
私の国では、経済はまだひどい状態だ。
「状態」はどちらかといえばフォーマルな場面で使われることが多いですが、カジュアルな場面でも使用できる言葉です。
この記事では「状態」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
状態の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは状態のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①状況
状況=「その場のありさま。ある場面のありさま。」の意味
- 人や物に対して、影響を及ぼす条件という意味もあります。
- 状態はある時点の人や物事を表すことが多いのに対し、状況は物事の全体の様子を表すことが多いです。
- 人や物自体には状態を、物事の時間経過には状況を使いましょう。
例文
私の国では、経済の状況はまだ厳しい。
②現状
現状=「現在の状態」の意味
- 「今」という意味を強調したいときに使います。
- 過去と現在の状態を比較したいときにも使える表現です。
- 現状あるがままの姿の意味をもつ、「現状有姿」という言葉もあります。
例文
わたしの国では、経済の現状はまだ厳しい。
③情勢
情勢=「物事の事情や、予想されるなりゆき」の意味
- 物事がどのように変化するか、未来の様子を表現できます。
- 状態よりも、政治や経済など、社会問題に対して使うことが多いです。
- ニュースや新聞で使われることが多いです。
例文
私の国では、経済情勢はまだ深刻だ。
④事情
事情=「物事の細かな様子・わけ」の意味
- 物事の様子に至るまでの理由を表します。
- 今と比較して、どう変わってきたかを表したいときにも使われます。
- 裏事情、事情聴取、諸事情など、熟語も熟語として使われることも多くあります。
例文
私の国では、経済事情はまだ困難を極めている。
⑤ステータス
ステータス=「社会的地位、また、それを表すもの」の意味
- ゲームに登場するキャラクターの能力や、経験値を表すこともあります。
- パソコン関連や予約状況において、使われることも多くあります。
- 「ステイタス」と表記されることもありますが、同じ使い方をすることができます。
例文
私の国では、経済のステータスはまだ低迷している。
⑥局面
局面=「物事の、その時の状況・状態」の意味
- 囲碁や将棋の盤面の意味もあり、勝負の展開を表現するときによく使われます。
- 物事が進化していく段階を表現したいときに、使われます。
- 複数ある選択肢のうち、限られた方面を表すときも使うことができます。
例文
私の国では、経済は厳しい局面を脱していない。
⑦容体
容体=「人の姿かたち、物事のありさま」の意味
- 「ようだい」と読みますが、「ようたい」と読むこともできます。
- 「容態」と表記されることがありますが、「容体」が使われることが多いです。
- 放送、新聞社、通信社では、「容体」の表記をしています。
例文
私の国の経済は、まだ回復の容体を示していない。
⑧有様
有様=「物事の全体的な様子」の意味
- 外から見ることのできる、物事の状況を表します。
- 物事の状況だけではなく、現状どんな雰囲気なのかを説明するときにも使えます。
- 身分のような、その人の置かれる立場を意味する言葉にもなります。
- 物事が終わって、結論が出たときの状況を説明する表現にもなります。
例文
私の国の経済は、まだ苦しい有様を呈している。
状態の”カジュアル”な言い換え・類語!
状態のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨様子
様子=「物事の、見える、または見えたところから察せられる、状態。」の意味
- 外見でわかる物事の状態を表すときに使います。
- ものごとの受けた印象も、意味に含まれることが特徴の1つです。
- 一見でわからない物事の事情や、その様子を表したいときに使う単語です。
例文
私の国では、経済の様子がまだ芳しくない。
⑩模様
模様=「外に現われるかたちやありさま。」の意味
- 今の段階で推測される状態を、表すことができます。
- 事柄の経過を表現することもできます。
- 名詞の下につけると、それらしい様子を表現することができます。
例文
私の国の経済は、まだ回復の模様が見えない。
⑪シチュエーション
シチュエーション=「日常生活の中の状況や場面」の意味
- 芸術作品における登場人物が、作中で描かれる状況や局面を表現するときもあります。
- 他の単語と比較すると、「状況」の意味が強い単語です。
- 「シチュ」と略すと、さらにカジュアルな表現になります。
例文
私の国の経済は、まだ厳しいシチュエーションにある。
⑫コンディション
コンディション=「その時の調子・状態」の意味
- 元は英語の“condition”からきていて、同じ意味の言葉です。
- そのときの条件を表すときにも使え、この場合は比較的フォーマルな表現に変化します。
- 「グラウンドのコンディション」など、スポーツに関する場面で使われることが多いです。
例文
私の国では、経済のコンディションがまだ悪いんだ。
⑬調子
調子=「物事が進んでゆく時の、進行のぐあいや勢い。」の意味
- 物事の良し悪しを「調子がいい」や「調子が悪い」といいます。
- 主に動くものの状態を表し、「からだの調子がいい」「車のエンジンの調子が悪い」と使うことができます。
- 音楽の表現において使われることも多い言葉です。音の高さや速さを「音の調子があわない」「足で調子を取る」ということがあります。
例文
私の国では、経済の調子がまだよくない。
⑭具合
具合=「事が運ぶ調子や健康状態のよしあし」の意味
- 健康状態を表すときは、「具合が悪い」のように使うことが多いです。
- 「明日は具合が合わない」など都合を伝えたいときや、状況を伝えたいときに使います。
- 物事の進行状況を伝えることもでき、「このような具合でプロジェクトが進んでいる」などと表現できます。
例文
私の国では、経済の具合がまだよくならない。
⑮こと
こと=「物事の状態や経過。また、それを中心とした事情。いきさつ。」の意味
- 実際に起きている出来事について伝えたいときにも、使える表現です。
- たくさんの意味がある言葉ですが、その物事自体を表すときが多いです。
- 世の中にある一般的な出来事を表すときにも、使われることが多いです。
例文
私の国では、経済のことがまだうまくいっていない。