今回は「端折る」の言い換え表現を紹介します!
「端折る」は「はしょる」と読み、ある部分を省いて短く縮めることを表す言葉です。
また、「端折る」という言葉には着物の裾を折り上げて帯に挟むことを表す意味もあります。
時間の都合上、この部分は端折って説明します。
端折るはビジネスシーンでも日常会話でも使われるニュートラルな言葉になります。ただ、少しくだけたニュアンスがあるため、親しい人や同僚などに対して使用するのがおすすめです。
この記事では「端折る」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
端折るの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは端折るのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①割愛する
割愛する=「惜しいと思うものを、思いきって捨てたり、手放したりすること。」の意味
端折ると違い、不必要なものを取り除くことではなく、必要性を感じているが、惜しみながら省くという意味で使われます。
不必要なことに対して「割愛します」と伝えるのは間違った使い方になるため、注意しましょう。
会議やプレゼンなど、人前で話す機会で使われることが多いフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分の説明は割愛させていただきます。
②かいつまむ
かいつまむ=「要点だけを大ざっぱに捉えること。」の意味
漢字では「搔い摘む」と書きます。
端折ると違い、ある部分を省くだけでなく、重要な点を簡単にまとめることがポイントになります。
丁寧な言い回しなので、ビジネスシーンや目上の方へ伝える際に使用できるフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分はかいつまんでご説明いたします。
③簡略化
簡略化=「手軽で簡単なこと。」の意味
元々複雑なものごとがあり、それを省略するなどしてシンプルにすることを表します。
取り除くというよりは、簡単なものにするという意味合いが強いので、文章などをよりフランクなものにする場合に使用するフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分は簡略化してご説明いたします。
④省約する
省約する=「省いて簡単にすること。省いて短くすること。」の意味
重要な要素を保ちつつ、全体の範囲を減少させることを表します。
フォーマル寄りの言葉ですが、必要な情報を省略することが失礼にあたる場合もあるため、適切な相手や場面で使用した方がよいでしょう。
例文
お時間の都合上、この部分は省約してご説明いたします。
⑤概括する
概括する=「物事の内容を大ざっぱにまとめること。」の意味
端折ると違い、全体の内容を把握し、重要な点を抜き出して整理することに重点が置かれる表現です。
主に学術的な文脈やビジネスシーンで使用されることの多いフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分は概括してご説明いたします。
⑥約める
約める=「簡単にまとめる。要約する。」の意味
約めるは、「つづめる」と読み、「短くする」「簡素化する」という意味もあります。
「要するに…」と話をまとめる際に、「約めて言えば…」といった表現方法で使用します。
ビジネスシーンにおいて、様々な場面で使用されるフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分は約めてご説明いたします。
⑦オミットする
オミットする=「除外すること。省くこと。」の意味
語源は英語の「omit」です。
同じ意味の「除外する」「省く」など、ネガティブな日本語よりも、少々柔らかいニュアンスで相手に伝えることができます。
近年では音楽業界やIT業界などでよく使われる、ややフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分のご説明はオミットします。
⑧省略する
省略する=「簡単にするために一部分を略して省くこと。」の意味
不要なもの(あってもなくても、変わらないもの)を取り除きシンプルにする意味が含まれます。
「省略」は「端折る」よりもかしこまった表現として書類やメールなどにも使用される、ややフォーマル寄りの言葉です。
例文
お時間の都合上、この部分の説明は省略いたします。
端折るの”カジュアル”な言い換え・類語!
端折るのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨省く
省く=「不要なものとして取り除くこと。」の意味
全てではなく一部を減らして量を少なくするという意味もあります。
「省略する」と同じ意味ですが、「省く」の方が、よりくだけた表現になります。
日常生活を始めとした様々な場面で使用できるニュートラルな言葉です。
例文
時間の都合上、この部分の説明は省きます。
⑩簡単に
簡単に=「物事が大ざっぱで単純なこと。また、そのさま。」の意味
「行うのに手間がかからないさま。たやすい。容易。」の意味もあります。
相手によって「簡単」の捉え方が異なる場合があるので、使用する際には注意が必要です。
日常生活でもビジネスシーンでもよく使われているニュートラルな言葉です。
例文
時間の都合上、この部分は簡単に説明します。
⑪飛ばす
飛ばす=「途中を抜かして先へ進むこと。途中を省くこと。」の意味
端折ると違い、特定の部分を完全に無視して次へ進む表現として使われます。
日常生活でもビジネスシーンでもよく使われているニュートラルな言葉です。
例文
時間の都合上、この部分の説明は飛ばします。
⑫抜きにする
抜きにする=「物事を進める際に、一部に手をつけずに先に進むこと。」の意味
「抜く」という言葉には、手順を省略したり、何かを行わないという意味もあります。
ややネガティブな意味合いを含む表現のため、多用は厳禁です。
親しい間柄の中で使用われる、ややカジュアル寄りの言葉になります。
例文
時間の都合上、この部分の説明は抜きにします。
⑬カットする
カットする=「切ること。また、一部を取り除くこと。」の意味
特定の情報や内容を省略する時に使われます。
日常会話でも使われることが多いため、ややカジュアル寄りの言葉になります。ビジネスシーンで使用する際には、カットする理由も添え、相手への配慮を忘れないようにしましょう。
例文
時間の都合上、この部分の説明はカットします。
⑭スキップする
スキップする=「 飛ばすこと。特定の箇所を飛ばして先へ進むこと。」の意味
具体的には、先に進ませるといった意味があります。
見たいシーンまでスキップすることや広告をスキップするといった表現で使われます。
日常会話で使用されることが多いカジュアル寄りの言葉です。
例文
時間がないので、この部分はスキップします。
⑮すっ飛ばす
すっ飛ばす=「途中を勢いよく抜かすこと。」の意味
漢字では「素っ飛ばす」と書きます。「素」(す)という語には、他の語の上に付けて「程度のはなはだしいこと」を示す意味があるため、「飛ばす」よりもさらに、おおざっぱに省くような意味で使われます。
かなりカジュアルな言葉のため、ビジネスシーンでの使用は控えた方がよいでしょう。
例文
時間がないので、この部分はすっ飛ばします。