今回は「爆誕」について解説します!
早速ですが、「爆誕」は、世間を騒がせるような衝撃を伴って生まれることという意味の言葉です。
「爆誕つけてもいい?」みたいに使うよ!
爆誕の発祥は、1990年代、小学生向けの漫画雑誌までさかのぼります。
この記事では「爆誕」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
爆誕とは?意味は「世間を騒がせるような衝撃を伴って生まれること」
「爆誕」の意味=世間を騒がせるような衝撃を伴って生まれること
爆誕は、「世間を騒がせるような衝撃を伴って生まれること」という意味の言葉です。読み方は「ばくたん」です。
爆誕は1990年代から使われていますが、辞典に初めて掲載されたのは、2021年に刊行された『三省堂国語辞典』第八版です。
爆誕は、目にも耳にも強いインパクトを与えることができるため、さまざまな使い方をされます。
例えば、
- 誰かの誕生日を祝うとき(爆誕おめでとう)
- 爆誕祭(応援するアイドルやアニメキャラの誕生日を祝う)
- 新しいものが生まれたとき(人気パン屋の2号店爆誕)
- ゲームで目当てのキャラを入手できたとき(〇〇爆誕した!)
- 衝撃的なものが登場したとき(恐ろしい失敗料理が爆誕した)
特にTwitterでは、「爆誕つける」が「ユーザー名の後ろに@爆誕をつけて、相手や自分の誕生日を祝う」という意味で使われています。
- 爆誕つけてもいいよ:私の誕生日は爆誕という言葉を使って祝ってもいいよ。
- 爆誕つけてもいい?:あなたの誕生日に爆誕という言葉を使って祝ってもいい?
爆誕には「衝撃を伴って生まれる」という意味があるため、誕生日で使うのは大げさに感じる人もいます。
そこで、爆誕に抵抗があるかないかお互いに確認するために、「爆誕つける」という言葉が生まれたと考えられます。
「爆誕」は驚きや喜びを表すときに便利だね!
爆誕の発祥や元ネタは「コロコロコミック」
「爆誕」の元ネタ、発祥=『コロコロコミック』
「爆誕」の発祥は、小学館が1977年から発行している小学生向けの漫画雑誌『コロコロコミック』です。
爆誕は、連載されていた『スーパービックリマン』の関連記事(1991年)と、『爆球連発!!スーパービーダマン』でビーダマンが完成したときの台詞(1995年)に登場します。
読者である小学生は、「誕生」よりもインパクトのある「爆誕」という言葉で、「何だか凄いものが登場した!」とワクワクしたのではないでしょうか?
「爆誕」は下記の作品でも使われています。
- ジェイムズ・ジョイス著/柳瀬尚紀訳『フィネガンズ・ウェイク』Ⅰ・Ⅱ/河出書房新社 1991年・147ページ
- 1999年に公開された「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕」
『フィネガンズ・ウェイク』は難解な長編小説です。一度に多くの人が目にする機会は少ないため、「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕」が、爆誕が一般的に広まったきっかけと考えられています。
「ルギア爆誕」の脚本を務めた首藤剛志氏は、「小学館の重役からタイトルに爆誕を入れるよう指示された」と自身のコラムで明かしています。
小学生の興味を引く言葉として生まれた「爆誕」は、「ルギア爆誕」でその認知度を上げ、現在はTwitterでも使われるようになりました。
爆誕は、物事の誕生を強調したり、誕生日を祝ったりできる便利な言葉ですが、使い過ぎて「期待外れ」・「大げさ」といった印象を持たれないように注意しましょう。
「爆誕」はここぞという特別なときに使おうね!
爆誕の使い方・例文
「爆誕」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
Twitter始めたよ!
爆誕つけてもいい?
使用例②
プレゼント届いたよ。ありがとう!
爆誕おめでとう!
使用例③
それ、何の絵?
ペットの犬を描いたのに、モンスターが爆誕しちゃった。
使用例④
もうすぐ推しの誕生日だね!
爆誕祭やろう!
※推し(一番応援している人やキャラのこと)
爆誕の類義語や対義語
爆誕の類義語について見ていきましょう!
爆誕の類義語
爆誕の類義語としては下記のものがあります。
生誕祭
生誕祭は、「生誕100年」のようにすでに亡くなっている著名人が生まれた日を祝う祭りですが、最近では推しの誕生日をファンが祝う祭りという意味で使われることもあります。
もうすぐ推しの誕生日だね!
生誕祭やろう!
誕生
プレゼント届いたよ。ありがとう!
誕生日おめでとう!
爆誕の対義語
爆誕の対義語はありません。