今回は「お世話になりました」の言い換え表現を紹介します!
「お世話になりました」は相手へ感謝を伝える別れの言葉です。
5年間大変お世話になりました。
これまでのやりとりや付き合いについて述べているため、初対面の相手に向けて使うことはありません。
ビジネスシーンで別れ際に感謝の気持ちを伝えるためによく使われるフォーマルな言葉です。
この記事では「お世話になりました」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お世話になりましたの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「お世話になりました」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご高配を賜りありがとうございました
ご高配を賜りありがとうございました=配慮していただいたことへの感謝
「ごこうはいをたまわり」と読みます。
高い配慮をいただいたといったニュアンスで、相手からの好意や協力、指示などの取り立てに感謝を示す表現です。
最上級に敬意を払った言い回しと言えるでしょう。
5年間にわたりご高配を賜りありがとうございました。
②ご愛顧をいただき感謝申し上げます
ご愛顧をいただき感謝申し上げます=経済的に重用してもらってることへの感謝
注文や契約を継続してもらえる人に対してお礼を述べる際に使います。
自社で取引している相手や顧客に使うのが適当です。
同じ会社の上司や先輩に向けて使うことはできないため、注意しましょう。
5年間にわたりご愛顧を賜り心より感謝申し上げます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③ご尽力いただきありがとうございました
ご尽力いただきありがとうございました=全力を尽くしてくれたことへの感謝
相手がとても頑張ってくれた結果、大きな成果を得られたときにふさわしい言い回しです。
「本当に本当にお世話になりました」と同等の意味合いと考えると良いでしょう。
これ以上ないほどに手を尽くしてくださった相手に対して、敬意を払う表現です。
5年間にわたり、A社へご尽力いただきありがとうございました。
④お力添えをいただき感謝申し上げます
お力添えをいただき感謝申し上げます=助力してもらったことへの感謝
「ご尽力いただき…」と比べると、貢献度が弱い印象の表現です。
「あなたの手助けなしではままならなかった」というほどであれば「ご尽力」です。
一方「あなたの力も加わって良い成果が出た」といった軽い印象なら「お力添えをいただき」となります。
関わり合いが多くない間柄の相手に対しては「お力添えをいただきありがとうございます」と言ったほうが良いでしょう。
5年の間たびたびお力添えをいただき、感謝申し上げます。
⑤お引き立ていただきありがとうございました
お引き立ていただきありがとうございました=相手からの支援やひいきへの感謝
頭に「格別の」をつけることで、より丁重に対応してもらった印象になります。
これまで格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございました。
⑥多大なるご支援に感謝します
多大なるご支援に感謝します=目上の相手からの支援や協力に対する感謝
「多大なる」は程度が甚だしい様子を表す形容動詞です。
書面で使うのが適切で、会話シーンで使うことはほとんどありません。
「ご支援」は力のある人や団体からの手助けを受けることを指します。状況に応じて「ご協力」や「ご尽力」と言い換えても良いでしょう。
5年にわたる貴社の多大なるご支援に心より感謝申し上げます。
お世話になりましたの”カジュアル”な言い換え・類語!
「お世話になりました」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦長きにわたり目をかけていただきありがとうございました
長きにわたり目をかけていただきありがとうございました=長い時間世話をやいてくれたことへの感謝
汎用的な表現である「お世話になりました」に比べて、より長期間の関係があったときに適した言い回しです。
「目をかける」には様々な意味合いが含まれます。
- 注意して面倒を見る
- 手に入れようと狙いをつける
- ひいきする
- はかりにかけて見極める
前後の文脈や相手との関係性で意味合いが変わってくるため、誤解を与えないよう注意が必要です。
特にAさんには長きにわたり目をかけていただき、ありがとうございました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧たくさんのフォローやご協力に感謝しています
たくさんのフォローやご協力に感謝しています=数多くの支援や力添えがあったことへの感謝
どのような事柄に感謝しているのかを具体的に述べて表現するのも良いでしょう。
対個人はもちろん、大勢の人へ向けても使えます。
この5年間たくさんのフォローやご協力をいただき感謝しております。
⑨これ以上ないほど恩義を感じております
これ以上ないほど恩義を感じております=「報いるべき義理があると強く思っている」という意味
自分への行動や扱いについて大変感謝しており、どうにか恩返しをしたいと思っている際、その気持ちを伝える表現です。
5年間お付き合いしてきて、これ以上ないほどに恩義を感じております。
以下のようなフレーズを続けて伝えると、より良い別れの言葉となるでしょう。
- 私で力になれることがあれば、いつでもご連絡ください。
- いつか必ずお役に立てるよう、これからますます精進いたします。
恩を受けたまま関係を終えるつもりはないことを示せば、義理堅く誠実な人柄が伝わりますね。
⑩多大なるお手間を取らせてしまいました
多大なるお手間を取らせてしまいました=「時間や労力をたくさん費やさせてしまった」という意味
自分のミスや不手際の割合が大きく「お世話になりました」では軽すぎるなら「お手間を取らせてしまい」という表現があります。
後には謝罪が続く、重苦しい表現です。
続けて今後の改善策や前向きな抱負などを伝えれば、雰囲気が少し和らぐでしょう。
この5年間、多大なるお手間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。
⑪おかげさまでとても良い時間を過ごせました
おかげさまでとても良い時間を過ごせました=「あなたの助力があって有意義な時間を過ごせた」という意味
時間の長さや相手の関わり方に囚われない、シンプルで当たり障りのない言い換えです。
「おかげさまで」は相手の行動を含めた抽象的な表現のため、シーンを選ばず使いやすいでしょう。
おかげさまでこの5年間はとても良い時間を過ごせました。
⑫あなたの教えをずっと守っていきます
あなたの教えをずっと守っていきます=「指導してもらった人に「安心して旅立って欲しい」と伝える表現
仕事や社会・業界の常識などを教えてくれた先輩や上司へ、自分がいるから安心して欲しいと伝えるのも一つの手です。
長くいた場所から新天地へ旅立つ際、去った後の現場に心配な気持ちを抱く人も多いでしょう。
「あなたの残した功績がこれからもこの場所を支えてくれる」といったニュアンスで伝えれば、言われた方もきっと嬉しくなりますよ。
これからも、先輩の教えをずっと守っていきます。
⑬お気遣いいただきありがとうございました
お気遣いいただきありがとうございました=ささやかな声かけや小さな配慮への感謝
取り立てて目立って助けられたわけでなくても、日頃の小さな気配りや会話に対して感謝していることを伝える言い回しです。
「お世話になりました」と伝えても「私は何もしていないよ」と謙遜するような心根の優しい人に言いたいですね。
いつもお気遣いいただき、ありがとうございました。
⑭あなたと過ごした時間を決して忘れません
あなたと過ごした時間を決して忘れません=かけがえのない時間を共有した仲間への感謝
友人や親しい同僚など「お世話になりました」だと、やや他人行儀に感じる間柄との別れの挨拶におすすめです。
面と向かって口にするのは、少し恥ずかしいかもしれませんね。
手紙や寄せ書きなどにぴったりの表現です。
この5年間、あなたと過ごした時間を決して忘れません。
⑮ご協力いただきありがとうございました
ご協力いただきありがとうございました=助力してもらったことへの感謝
「お力添えいただき」をよりカジュアルにした言い方です。
相手が力を貸す必要がないのに、自分に協力してもらえたことへのお礼の言葉として適当でしょう。
普遍的な表現のため、さっぱりと軽い印象になる言い回しです。
長年にわたりご協力いただきありがとうございました。
退職や転職で悩んでいるあなたへ