今回は「赤」の言い換え表現を紹介します!
「赤」は三原色の1つで暖色のひとつです。
新しいロゴの色は赤にしましょう。
熟したトマトや新鮮な血液、イチゴやりんごなどの色味を総称して「赤」と呼びます。
注意喚起や禁止を表したり、リーダーや主人公のイメージカラーにされたりと、使いどころが多いポピュラーな色です。
呼び分ける必要がなければ、近い色調はすべて赤と称されるでしょう。
この記事では「赤」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
赤の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「赤」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①紅
紅=赤よりもくすんでいて青みがかった色
元来、紅花で染めた色を「紅」と呼びます。
紫色に近い「紅」は鮮やかさが際立つため江戸時代庶民の憧れだったそうです。
口紅のイメージから、女性的で艶やか・大人びた色合いと考えると良いでしょう。
新しいロゴの色は鮮やかな紅色にしましょう。
②真紅
真紅=より深みがある紅色
非常に高価で貴重な紅花だけをふんだんに使って作られた色で、かつて「禁色(きんじき)」と呼ばれるほど贅沢とされた色です。
現代では紅より暗いワインや王様が身に着けるベルベットのマントのような深い色合いを指します。
新しいロゴの色は深みのある真紅にしましょう。
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③朱色
朱色=黄色を少し含んだ赤色
オレンジに近い色合いですが「朱に交われば赤くなる」ということわざがあるように、赤色に分類されます。
神社の鳥居やハンコの朱肉の色で、英名はヴァーミリオンです。
エネルギッシュな生命力を感じる色として、古くから宮殿や神社仏閣などでよく使われてきました。
緋色やスカーレットと似た色ですが、はんこ文化の日本では朱色がもっとも一般に浸透しています。
新しいロゴの色は鮮やかさを出したいので朱色にしましょう。
④バーミリオン
バーミリオン=黄みを帯びた鮮やかな赤
ラテン語で明るい赤を意味する言葉が由来です。
日本の伝統色「朱色」と同じ色とされています。
朱色をカッコよく言いたいときに用いると良いでしょう。
テーマカラーが朱色だと日本風なので、バーミリオンにしましょう。
⑤緋色
緋色=やや黄みがある鮮やかな赤色
茜染めの薄めの色を「緋色」と呼び、より濃く染めていったものが「茜色」になります。
紫に次ぐ高貴な色に位置づけられていました。
朱色やスカーレットと似ていますが、ほんのり暗さが増して和の雰囲気が出る色です。
「緋」は日や日の色を連想するものとして、強い生命力の象徴と考えられている日本の伝統色のひとつです。
新しいロゴのデザインは伝統的な緋色にこだわりました。
⑥蘇芳
蘇芳=やや青みのある黒を帯びた赤
JIS色彩規格ではくすんだ赤とされる日本の伝統色のひとつ。
秋っぽい口紅や赤みの強いレンガのような色です。
熱帯に生息する豆科の植物「蘇芳」の樹皮や心材に含まれる赤色の色素を由来としています。
江戸時代には紅や紫根の代わりに用いられ「偽紅」「偽紫」とも呼ばれました。
蘇芳で染めたものは湿気に弱く変色しやすい弱点があり「蘇芳の醒め色」と呼ばれたほどです。
蘇芳より暗くするとサビついたような印象になりますよ。
赤の”カジュアル”な言い換え・類語!
「赤」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦レッド
レッド=明るくはっきりとした三原色の赤
赤とレッド(red)は概ね同じ色ですが、赤の方が暗くレッドの方がビビットです。
レッドははっきりとした明度の高い色と覚えておくと良いでしょう。
赤は日の丸の少し落ち着いた色をイメージする人が多く、レッドを「より明るい赤」と感じられやすいです。
このレッドより、もう少し落ち着いた色が良いですね。
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⑧茜色
茜色=やや黄みがあるくすんだ濃い赤
人類最古の植物染料の一つで、アカネという植物の根で染めた色です。
染色技術が高難度で、平安時代以降は紅花や蘇芳が多く用いられるようになったのだとか。
夕暮れ時の空や紅葉を表現することが多いです。
新しいロゴの色は夕焼けを思わせる茜色にしましょう。
⑨韓紅(唐紅)
韓紅(唐紅)=紅花染めのピンクに近い赤
桃色や薔薇色とよく似た色で、限りなくピンクに近い赤といった印象の色です。
「からくれない」と読み、現代では詩的な表現で用いることが多いでしょう。
平安時代には濃い紅花の赤色を船舶に見られる赤の美しさに例えて「韓紅」や「唐紅」と呼ばれるようになったといいます。
紫を帯びた色の「マゼンタ」にもよく似ていますが、英名はクリムゾンに該当します。
秋になり木々の色は韓紅に染まっていました。
⑩えんじ色
えんじ色=黒みを帯びた深みと艶のある紅色
JISでは「つよい赤」に分類されていて、知性があり伝統的な色のイメージが一般的です。
年配の方に好まれやすい渋目な赤と言って良いでしょう。
新しいロゴの色は落ち着いたえんじ色にしましょう。
⑪ルビーレッド
ルビーレッド=鮮やかな赤い宝石をイメージさせる色
角度やクロムの含有量によって、紫がかって見えたりオレンジに近く感じたりする赤い宝石がルビーです。
一般的に赤い宝石として広く知られていますので、高級感のある赤を指すことが多いでしょう。
輝きを感じる強めの赤を、ルビーのようだと表現するのが適当です。
ピンクよりな赤なので、女性らしさを際立たせるのにも向いています。
新しいロゴの色がルビーレッドのような輝いた雰囲気で良いですね。
⑫スカーレット
スカーレット=オレンジ色に近く、鮮やかで黄色味を帯びた赤
色彩感覚によっては、スカーレットをオレンジと判断するかもしれません。
強い情熱を連想させる色として知られています。
ケルメス貝殻虫やコチニール貝殻虫から抽出されており、茜染めではありません。
フランス語では「エカルラート」と呼ばれ、日本では緋色と同じ扱いです。
新しいロゴははつらつとした印象にしたいので、スカーレットを採用しましょう。
⑬カーマイン
カーマイン=すこし紫がかった明るい赤
鮮血のような鮮やかさで、絵具や化粧品に多く使われる赤色です。
カーマインははっきりとした色味が特徴的。
かまぼこや加工食品、衣料の染料など幅広く使われています。
カーマインなら強いインパクトが出るので、おすすめです。
⑭バラ色
バラ色=淡い紅色やピンク色
バラ色は西洋バラ由来のピンク色が正解です。
日本では「バラ=濃い赤」のイメージが強く、深紅やレッドをイメージする人が多いでしょう。
むしろ暗めの桃色といったほうが正確に伝わるため、ビジネスの場には適しません。
もう少し青みの強いバラ色でも素敵ですね。
⑮真っ赤
真っ赤=純度の高い赤
とにかく赤いことを表現した言い方です。
顔色や赤の面積が広い状況を指すこともありますね。
ビジネスマンなら避けたい「赤字」や、添削で間違いを記すことを表現した「赤を入れる」などマイナスイメージが強い赤が多いことは嫌煙される場合も。
そのためビジネスシーンでは不向きな表現と言えます。
これほど真っ赤な色では、ちょっと子供っぽいでしょうか。
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