今回は「結果論」という言葉について解説します!
「結果論」とは、ことが起きた後に物事の結果だけをみて行う議論という意味の言葉です。
「結果論だけど、あそこでスピードを出しすぎなかったらよかったね。」みたいに使うよ!
結果論は、その意味から「結果」と議論の「論」を合わせた言葉です。
この記事では「結果論」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
結果論とは?意味は「結果だけをみて行う議論」
「結果論」の意味=結果だけをみて行う議論
結果論とはことが起きたあとで、その分かっている結果だけをみて行う議論という意味の言葉です。
もうわかっている結果に対して、「こうすればよかったね」という風に主張する議論のことなので、無意味な議論であり、あまりポジティブな意味では使われることはありません。
また言われた方も、もうどうすることもできないので、言われてると反応に困ることもあります。
「そんなの結果論だ!」と無意味な議論に対して指摘することもできますね。
分かっていることに対して行う無意味な議論ってことなんだね!
結果論の発祥や元ネタは「結果だけを見て行う議論の略」
「結果論」の元ネタ、発祥=結果だけを見て行う議論の略
「結果論」の元ネタ、発祥は、結果だけを見て行う議論の略です。
一般的には長く使われている言葉ですが、野球の監督インタビューや政治の議論の場などで使われていることが多く、そこから広まっていったものと考えられています。
2015年には、当時ヤクルトスワローズの監督であった緒方監督が采配の指摘にたいして「結果論です。」と発言したことで、なんjの間で浸透したこともあります。
公の場で使われることで広がっていった言葉なんだね!
結果論の使い方・例文
「結果論」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例① インタビューの場面
インタビューを行うときの、「結果論」の使い方です。
あそこでピッチャーを変えなければよかったのでは?
それは結果論ですよね?
使用例② 議論の場面
議論を行うときの、「結果論」の使い方です。
昨日のサッカーの試合、あそこで選手交代をすべきではなかった。
まあ、体力もなくなってたし、仕方なかったんじゃない?
あの交代がなければ、勝ってたと思うよ!
結果論で話すのは良くないよ。
使用例③ 日常会話
日常会話を行うときの、「結果論」の使い方です。
なんでスピード違反なんかしたんだ!
集合時間に遅れそうで、つい……
もっと早く出発していればよかったんだ!
そんな結果論いわれても、困るよ……。
結果論の類義語や対義語
結果論の類義語と対義語についても見ていきましょう!
結果論の類義語
結果論の類義語としては下記のものがあります。
後付け解釈(あとづけかいしゃく)
後付け解釈は「物事の結果をみて、もっともらしく説明をする」という意味の言葉です。
今思えば、昨日の別れの挨拶はもう会えないってことだったのか。
後付け解釈だけど、そうなのかもね。
後講釈(あとこうしゃく)
後講釈は「結果がわかってから、もっともらしく説明を加える」という意味の言葉です。
7回の時点でピッチャーを交代すれば、大量失点は防げたな。
後講釈なら、誰にでも言えるよ……。
結果論の対義語
結果論の対義語はありませんでした。