今回は「共感性羞恥」という言葉について解説します!
「共感性羞恥」とは、他人が叱られたり恥をかいていると、自分も恥ずかしくなる感情を意味する言葉です。
「友人が先生に怒られてて共感性羞恥を感じた。」みたいに使うよ!
「共感性羞恥」は心理学で使われる「共感的な困惑」という概念を表す言葉が元になっています。
この記事では「共感性羞恥」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
共感性羞恥とは?意味は「他人の恥を見て、自分も恥ずかしくなること」
「共感性羞恥」の意味=他人の恥を見て、自分も恥ずかしくなること
共感性羞恥とは他人の恥を見て、自分も恥ずかしくなることという意味の言葉です。
他人が怒られていたり、恥ずかしいことをしていたりするときに、なぜか自分まで恥をかいているような現象のことを指す言葉で、日常生活の様々な場面で感じるものでもあります。
「見てるこっちが恥ずかしくなる」という表現がありますが、それとは少し異なるので注意です。
あくまでも、相手も自分も恥ずかしいと感じるときに使う言葉です。
マイナスな感情を抱くことを意味するので、ネガティブな意味をもつ言葉です。
見てるこっちも恥ずかしくなるってことなんだね!
共感性羞恥の発祥や元ネタは「心理学者Millerの言葉」
「共感性羞恥」の元ネタ、発祥=心理学者millerの言葉
「共感性羞恥」の元ネタは、心理学者millerが1987年に発表した論文の中にあった「empathic embarrassment(共感的な困惑)」という言葉がもとになっています。
それが日本語訳されたときに「共感性羞恥」という言葉になりました。
まだ、言葉が生まれてから30年ちょっとしか経っていないので、比較的新しい言葉でもあります。
最近では、アーティストのadoの「うっせえわ」の歌詞が過去の自分にも当てはまり恥ずかしくなることで、「共感性羞恥を感じる」と使われることがありました。
日常生活で非常に感じやすい感情なので、若者から年配の方まで、幅広い年代の人に浸透している言葉です。
心理学の概念がもとになった言葉なんだね!
共感性羞恥の使い方・例文
「共感性羞恥」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
友達が授業中に先生から怒鳴られてて、こっちまで恥ずかしくなったよ~……
確かにみんなのいる前で怒られてるのを見たらね……
これが共感性羞恥ってやつなのかな。
使用例②
昨日、僕のギャグがすべったとき、君、顔が真っ赤になってたよ?
共感性羞恥を感じてたんだよ……
使用例③
昨日のドラマ見た??
ラストシーンの主人公の言葉、キザすぎるでしょ……
「愛してる」ってささやくやつね!
共感性羞恥で見れなかったわ。
共感性羞恥の類義語や対義語
共感性羞恥の類義語と対義語についても見ていきましょう!
共感性羞恥の類義語
共感性羞恥の類義語としては下記のものがあります。
いたたまれない
「いたたまれない」は恥ずかしくてじっとしていられないという意味の言葉です。
一発屋が新しいギャグをしてすべってていたたまれなかったよ。
共感性羞恥の対義語
共感性羞恥の対義語はありませんでした。