今回は「できるだけ」の言い換え表現を紹介します!
「できるだけ」は「可能な範囲内で」という意味の言葉です。

このチラシをできるだけたくさんの人に配ってきてください。
自分の能力や客観的事実をもとに、実行する量や時間を決めるときの言葉です。
無理をしたり特別何かを意識したりせずに行う場合もあれば、持てる力を限界まで出したときなど程度はさまざま。
しかし「それ以上は求めない」というニュアンスは必ず含んでいる、カジュアルな表現です。
この記事では「できるだけ」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
できるだけの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「できるだけ」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①可能な限り


可能な限り=「範囲内で最大限の」という意味
「できるだけ」をビジネス向きに言い換えるなら「可能な限り」が適切です。
敬語表現ではありませんが、目上の人にも使えます。
レポートなど文書で使う場合も「可能な限り」とした方が良いでしょう。



このチラシを可能な限りたくさんの人に配ってきてください。
②最大限に


最大限に=「最も大きい限度で」という意味
一定の範囲の中でもっとも大きい状態を指したい場合は「最大限に」と言い換えるのも良いでしょう。
「できるだけ」の程度は大小どちらもあてはめられます。
「できるだけ小さく」「できるだけ少なく」といった具合なら「最小限に」と言い換えるのが適切です。



あまり時間がありませんが、最大限活用してチラシを配ってきます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③差し支えない程度に


差し支えない程度に=「不都合や支障がない程度で」という意味
相手に依頼する状況において、問題や不都合が生じないレベルで取り組んでもらいたいときに使う表現です。
「できる時間や余裕があるなら」といったニュアンスに近くなります。



チラシ配りは差し支えない程度にやっていただければ良いです。
④能う限り


能う限り=「可能なかぎり」という意味
「あたうかぎり」と読みます。
「能う」が可能の意を示した言葉なので、できる範囲の限界までという意味で「能う限り」と言えます。
文学的で、会話には向かない堅い表現です。



チラシ配りのみならず、どんなことにも能う限り協力したいと考えております。
⑤極力


極力=「できるかぎり・力一杯」という意味
力の限りを尽くすさまを表現する副詞です。
極まった力という字の組み合わせから、フルパワーを発揮するような強いニュアンスを印象付ける言い回しです。
ビジネスを始め堅いシーンはもちろん、確固たる意志をもっている様子や強制力を感じさせたい場面で効果的です。



このチラシは極力女性に配るように心がけてください。
⑥善処します


善処します=「できるかぎり対応します」という意味
何らかの依頼に対して「できるだけ取り組む」と回答したい場合は「善処します」が適当です。
ただし「一旦保留します」といったニュアンスを含む言葉でもあるので、その後の進捗や結果の報告は必要となるでしょう。



このチラシをたくさんの人に見てもらえるよう善処します。
⑦ASAP


ASAP=「できるだけ急いで・可及的速やかに」という意味
As Soon As Possible(できるだけ早く) の略語です。
会話シーンでは「エーエスエーピー」「アサップ」「エイサップ」など様々な呼ばれ方があります。
英文ビジネスメールやチャットでも使う人が増えています。
略語でカジュアルな表現とされますが、目上の人から言われたときに理解できないと大事につながるので、ビジネス用語として知っておくのが良いでしょう。



チラシの配布はASAPでお願いします。
できるだけの”カジュアル”な言い換え・類語!
「できるだけ」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧なるべく


なるべく=「できるだけ、なるたけ」の意味
聞き取りやすく柔らかい印象の表現なので、日常会話で使うのに向いています。
文書では少し幼い雰囲気が出てしまうため「可能な限り」や「極力」の方が良いでしょう。



このチラシをなるべくたくさんの人に配ってきてください。
⑨限界まで


限界まで=「これより先はないギリギリの境目まで」という意味
「できるだけ」よりハードなレベルが求められるなら「限界まで」とも言い換えられます。
しっかりと全力を尽くして物事にあたる様子が想定できる言葉です。



このチラシをたくさんの人に配れるよう、限界まで粘ってきてください。
⑩成る丈


成る丈=「できるかぎり、なるべく」という意味
可能な範囲で、という意味の言葉ですが現代ではあまり使われなくなっています。
聞きなじみがないため、方言と勘違いする人も多いです。
自分で使う場合にはほかの言い回しにした方が良いでしょう。



このチラシは成る丈早く配り終えてください。
⑪無理なく


無理なく=「物理的・精神的に負担にならない程度に」という意味
そこまで多くを求めないニュアンスの「できるだけ」であれば「無理なく」と言い換えられます。
必要以上に頑張るほどでもないなら「無理なく」と付け加えて相手を慮ると好印象です。



無理なくで構いませんので、チラシ配りをお願いします。
⑫できる範囲で構いませんので


できる範囲で構いませんので=「相手に負担がかからない、可能な範囲でOK」という意味
「できるだけ」よりハードルを下げた言い回しです。
また相手より謙ってお願いする言い方ですが、難易度や重要度が低い事柄を依頼する表現でもあります。
相手を軽視したニュアンスにならないよう、関係性や文脈に注意すると良いでしょう。



このチラシをできる範囲で構いませんので、道行く人に配ってきてください。
⑬やれるだけ


やれるだけ=「可能な範囲で手段を尽くす」という意味
「できるだけ」がなんらかの行動を指すのであれば「やれるだけ」と表現もできます。
最大限に努力するニュアンスは「できるだけ」や「可能な限り」と同じです。
文章より会話で用いられるカジュアルな表現です。



何人にチラシを受け取ってもらえるかわかりませんが、やれるだけやってみましょう。
⑭めいっぱい


めいっぱい=「できる限りをつくすさま」の意味
会話シーンでは「めいいっぱい」とよく聞かれますが、漢字で「目一杯」と書いて「めいっぱい」が正しい表現です。
「精一杯」や「満杯」と同じ意味の言葉で、容量ギリギリまでいっぱいに入っているかのように、最高限度に至っていることの表現です。
はかりの目盛りがいっぱいになっていることが由来と言われています。
ビジネスシーンには不向きな口語的でカジュアルな表現です。



チラシ配りという地味な仕事こそ、めいっぱい頑張りましょう。
⑮なるはや


なるはや=「なるべく早く」を略したスラング
部下や友人に使うようなカジュアルで軽い表現です。
最優先ではないものの、できるだけ急いで欲しいと依頼する際によく使われます。
ビジネスシーンでも多くみられますが、あくまで目上の人が部下や目下の人へ使う場面が一般的。
かしこまった場では使わない方が良いでしょう。



このチラシをなるはやで配ってきてください。
退職や転職で悩んでいるあなたへ