今回は「誤魔化す」という言葉について解説します!
「誤魔化す」とは、本当の気持ちを見破られないように、うわべを取り繕うことを指す意味の言葉です。
笑って誤魔化す…みたいに使うよ!
誤魔化すという言葉は、本当のことをはっきりさせず、その場をやり過ごすことを指す言葉です。
この記事では「誤魔化す」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
誤魔化すとは?意味は「本当の気持ちを見破られないように、うわべを取り繕うこと」
「誤魔化す」の意味=本当の気持ちを見破られないように、うわべを取り繕うこと
誤魔化すとは、本当の気持ちを見破られないように、うわべを取り繕うこと、という意味の言葉です。
「ごまかす」と読みます。
不都合などを隠そうとして話しを逸らしたり、でまかせを言ったりして、表面上を飾ることでその場をやり過ごすことを「誤魔化す」と言います。
また、他人の目をだまし、不正をするという意味も併せ持っています。
不都合を隠す、不正をする、などという意味合いからネガティブな印象の言葉です。
同じような言葉で「嘘」もありますが、こちらは真実でないことを他の人に話すという言葉です。
「誤魔化す」は、自分にとって不都合なことを隠そうとするという言葉なので、少しニュアンスが違います。
似ているようで少し違う意味合いなので、使う際には意識してみるのもいいかもしれませんね。
できるだけ何事も誤魔化したくないですね。
誤魔化すの元ネタは「御祈祷の際に焚く護摩木の灰を欺き売ったこと」
「誤魔化す」の元ネタ=御祈祷の際に焚く護摩木の灰を欺き売ったこと
「誤魔化す」の元ネタ=中身が空洞な胡麻のお菓子「胡麻胴乱」から
「誤魔化す」という言葉の由来は諸説あると言われています。
今回はその中でも有力と言われている2つの説を紹介したいと思います。
ひとつ目は平安時代の僧侶、弘法大師が焚いた護摩木の灰だと偽り、ただの灰を売るという詐欺が行われていたことから生まれた言葉で、「護摩」と「紛らかす」などの接尾語「かす」から「ごまかす」になった説です。
(接尾語:単独で使用されない、常に他の語句のあとにつき言葉を形成する語句)
ふたつ目は江戸時代に流行していたお菓子で、小麦粉に胡麻を混ぜて水でこねた後に焼き膨らました「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という胡麻の菓子から「ごまかし」となった説です。
このお菓子は、中が空洞になっており、うわべだけ、という所から使われるようになったと考えられます。
「誤魔化す」の漢字は、当て字だと言われています。
誤魔化す行為は、古くからあったんだね。
誤魔化すの使い方・例文
「誤魔化す」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
ちゃんと言っておいたこと、してくれた?
笑って誤魔化しておこう
使用例②
あれ?あの人、年齢が違う気がするけど?
少しだけ誤魔化してるんだよ、きっと。
使用例③
早く忘れなきゃと思うんだけど…
自分の気持ちを誤魔化すのも辛いよね
誤魔化すの類義語や対義語
誤魔化すの類義語と対義語についても見ていきましょう!
誤魔化すの類義語
誤魔化すの類義語としては下記のものがあります。
お茶を濁す
笑ってお茶を濁しておこう
はぐらかす
話をはぐらかされてばかりで困る
煙に巻く(けむにまく)
いつの間か、煙に巻かれているよ
誤魔化すの対義語
誤魔化すの対義語としては下記のものがあります。
白状する
キチンと白状してください。
打ち明ける
本当の気持ちを打ち明けたいんです。
正直
正直に言ってくれて、ありがとうございます。