今回は「根詰める」という言葉について解説します!
「根詰める」とは、疲労などを顧みないほど、精神を集中させるという意味の言葉です。
根詰めて試験勉強して疲れたよ……みたいに使うよ!
「根詰める」は「根=根気」と「詰める=休まないほど熱心に取り組む」の二つが組み合わさってできた言葉です。
この記事では「根詰める」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
根詰めるとは?意味は「疲労などを顧みないほど、精神を集中させる」
「根詰める」の意味=疲労などを顧みないほど、精神を集中させる
「根詰める」とは疲労などを顧みないほど、精神を集中させるという意味の言葉です。
本来、集中できることは良いことですが、「疲労を顧みない」「他のことを忘れるほど」という意味も含まれます。
なので、試験勉強をする学生や仕事に追われている会社員などが「根詰める」という表現を使って今の状況を説明するときなどに使います。
また、「根詰めすぎないように」と注意したりすることもありすね。
「疲れ」などの意味合いがあるので、あまりポジティブな意味で使われることはないでしょう。
「根詰め」ていることは、どちらかというと周りからは心配される状況が多いです。
疲れないか心配されるほど集中しすぎているってことなんだね!
根詰めるの由来は「「根=根気」と「詰める=休まないほど熱心に取り組む」」
「根詰める」の由来=「根=根気」と「詰める=休まないほど熱心に取り組む」
「根詰める」の由来は、「根=根気」と「詰める=休まないほど熱心に取り組む」という二つの言葉の組み合わせからです。
「根」は「ね・コン」という読み方があり、たくさんの意味があります。
一番イメージするのは「草木の根」ですが、今回は「根気や根性」などの「根」を意味します。
「詰める」も「隙間のないように押し込む、ふさぐ」などの意味もありあすが、今回の「詰める」は「休まないほど熱心に取り組む」という意味です。
「詰める」だけでも、本来の意味に近いのですが、それを「根気」よくやるという意味を加えて「根詰める」という言葉が生まれました。
元は「根を詰める」というのが正しい表現だったのですが、それを略した「根詰める」も今では普段使いされるようになりました。
「根詰める」が生まれた時期は明確ではありませんが、大事な場面に備えているときやその準備期間などで使われることが多いです。
「根性」を出して「熱心に取り組む」という言葉が組み合わさったんだね!
根詰めるの使い方・例文
「根詰める」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
朝からずっとパソコンに向かって作業……頭が痛いわ。
あまり根詰めてやると体に良くないですよ。
使用例②
ここ数日、ずっとゲームしてるよね?大丈夫?
今根詰めないと、レアアイテムをゲットできないのよ!
使用例③
会社のプロジェクト……無事に終了した!
根詰めすぎてたから、心配してたけど良かったよ……。
根詰めるの類義語や対義語
根詰めるの類義語と対義語についても見ていきましょう!
根詰めるの類義語
根詰めるの類義語としては下記のものがあります。
没頭する(ぼっとうする)
「没頭する」は「物事に集中したり、のめりこんだりする」という意味の言葉です。
最近、娘がアイドルの追っかけに没頭してて困っているよ。
寝食を忘れる(しんしょくをわすれる)
「寝食を忘れる」は「寝たり食べたりするのを忘れるほど、物事に集中している様子」を表す言葉です。
私が若いころは寝食を忘れて研究に励んだよ。
根詰めるの対義語
根詰めるの対義語としては下記のものがあります。
要領よく(ようりょうよく)
「要領よく」は「労力をあまりかけず、スムーズに物事を終わらせる様子」を表す言葉です。
頑張りすぎずに何でも要領よくやるのがいいんだよ!