今回はラグビー用語の「バックロー」について解説します。
「バックロー」とはラグビーにおけるポジションでフォワードの3列目に位置する3人の事を呼びます。
「バックロー」について、更に詳しい解説が見たい方は記事の続きへどうぞ!
「バックロー」とは?意味を解説!
バックロー=ラグビーにおける3列目のポジション
ラグビーは15vs15で行われる競技ですが、15人それぞれにしっかりとポジションが決まっています。
大きく分けるとフォワード(FW)と呼ばれる前の8人と、バックス(BK)と呼ばれる後ろの7人の2つに分ける事が出来ます。
バックローはフォワードの中では最後列の3列目に位置するプレイヤーの事を指し、左フランカー、右フランカー、ナンバーエイトの3人で構成されます。
バックローのプレイヤーはスクラムを組むには3列目に配置される3人で、フッカーがボールをキャッチするためのスペースを作るために、相手チームのフックをブロックしたり、押し出したりすることが求められます。
また、自チームのフッカーがボールを取れるように、ボールをフッカーの下に送ることもあります。
バックローの背番号
ラグビーではポジションによってつける背番号が明確に決まっており、バックローの3人はそれぞれ
- 左フランカー:背番号6番
- 右フランカー:背番号7番
- ナンバーエイト:背番号8番
の背番号を背負います。
バックロー各ポジションの役割
バックローを構成する3人の個々の役割についても解説します!
フランカー(左フランカー:背番号6、右フランカー背番号:7)
スクラムでの役割
フランカーはスクラムでは2番めの列に配置されます。
フランカーはスクラムが終了した時点で
- 自チームのボールになった際にはボールを運ぶ選手のサポート
- 相手チームのボールになった場合にはタックルを仕掛ける
と、速やかに次のプレイに移行しなければなりません。
そのため、フロントロー、セカンドローポジションの5人ほどはガチガチな連結をせず、次のプレイに備える事が多いです。
通常のプレイでの役割
フランカーは守備のリーダーとしてチームを引っ張る役割を求められ、タックルやボール奪取にも優れた能力が必要になります。
相手選手にプレッシャーをかけることでボールを奪取したり、相手選手の動きを封じ込めたり、ボールを持った相手選手に対してタックルを仕掛けることも重要な役割の一つです。
さらにフランカーは守備だけではなく、攻撃時にはバックスのサポートとしての役割も担っています。
守備に攻撃に、フィールドを走り回るフランカーは、チーム内でも特に体力の求められるポジションですね。
左フランカーは強靭なフィジカルと守備力が、右フランカーは豊富な運動量とアタッキング力が求められます。
ナンバーエイト:背番号8
ナンバーエイトはその名の通り、背番号8番を付けている選手で、フォワードの3列目を形成します。
「エイトマン」とも呼ばれるこのポジションはフォワードのリーダーの役割を担います。
攻守に渡ってチームの要となる「ナンバーエイト」は豊富な運動量と的確な判断力が求められ、ラグビーの花形とも言われる人気のポジションです。
まとめ
- バックローとは?:フォワードの3列目に位置する左右フランカー、ナンバーエイトの3人の事
- バックローの役割:攻撃、守備どちらにも参加し、チーム全体のバランスを保つ役割を担う。そのため、豊富な運動量(体力)、迅速な反応、判断能力、戦術的な知識が求められる
「バックロー」の使い方や例文
サンウルブズというか日本ラグビーはバックローが逸材だらけなのは分かった。
— すみす【Smith Camp】 (@SMITH24Rugby) June 8, 2019
問題はロックだわ。
日本代表メンバーに選ばれてる選手はそうは思わないけど、層が薄い。
来期ビッグマン呼べるならここは補強してほしいわ。
タイトファイブが強いチームは強い説!w
ガンター、タタフ、コーネルセン、リーチ
— AlohaカントーRugbyFreak (@KonaSurfrider) July 9, 2022
リハビリ中の姫野、ラピース、
バックローが大混雑じゃない?
うれしい悲鳴
正直、姫野もおちおちしてられないよ💪
リーチマイケル選手や姫野和樹選手など、日本のバックローの選手層の豊富さに嬉しい悲鳴を上げるファンの声が多いようですね。
2023年のワールドカップも楽しみです!
「バックロー」の類義語や対義語
バックローの類義語や対義語も紹介しておきましょう。
バックローはラグビーにおける最前列のポジションです。
類義語としては同じフォワードポジションである
対義語としてはバックスポジションである
- ハーフバック
- スリークォーターバック
- フルバック
などが当てはまるでしょう。