今回は「独りよがり」という言葉について解説します!
「独りよがり」とは、自分だけが良いと思っていて他者を顧みない人、またその様子を意味する言葉です。
あの先輩の独りよがりな考えにはついていけないよ。
「独り」+「善がる(よがる)」が合わさってできました。
この記事では「独りよがり」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
「独りよがり」とは?意味は「自分だけが良いと思っていて他者を顧みない人、またその様子」
「独りよがり」の意味=「自分だけが良いと思っていて他者を顧みない人、またその様子」
「独りよがり」とは「自分だけが良いと持っていて他者を顧みない人、またその様子」を表す言葉です。
では「独りよがり」な人とはどんな人なのか見ていきましょう。
- 自分のことしか考えない、自分が一番正しいと思って疑わない
- 他者への配慮が欠けている、他者の意見に耳を貸さない
- ルールを軽視・無視する
- 愚痴・悪口・文句が多くネガティブ思考
- 実は寂しがり屋
ご覧の通りネガティブな印象ですよね。「周りにこんな人いる!」と思ったり「自分に当てはまるかも・・・」とドキっとした方もいるのではないでしょうか。
「独りよがり」は「独り善がり」とも書かれ、そのまま同じ意味で「独善」とか「独善的」という言葉もあります。
また四字熟語でも「独断専行」「唯我独尊」など複数の言い換え方があります。そのうち、「唯我独尊」はお釈迦様が生まれたときに「天上天下唯我独尊」と唱えたという故事が由来で、本来は「人はみんな平等で尊い存在だ」ということを意味します。「独りよがり」とは逆の意味ですが、「唯我独尊」だけが抜き出され「私がいちばん偉い!」という意味で使われるのが一般的になりました。
「独りよがり」な人はわがままで思いやりがない人のことなんだね。
「独りよがり」の語源は「独り」+「善がる」
「独りよがり」の語源=「独り」+「善がる」
「独りよがり」は「独り」と「善がる(よがる)」が合わさってできた言葉です。
- 「独り」・・・単に人数がひとりであること、相手や仲間がおらずその人ひとりだけであること
- 「善がる」・・・よいと思う、満足する、得意になる
文法上「よがり」は「よがる」が五段活用により変化したもので、「強がり」とか「痛がり」のように「~のふりをする」「~ぶる」という意味になります。
「独りよがり」はいつから使われているのか明らかではありませんが、大正期の作品には見られるため既に当時から一般的な言葉として使用されていたことが窺えます。
「独りよがり」はふたつの言葉が合わさってできたんだね。
「独りよがり」の使い方・例文
「独りよがり」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
僕の案が完璧でいいと思うんだけど、これで話を進めていいよね?
それは独りよがりだよ。そんなんだと誰も協力しなくなるよ。
使用例②
○○さんリーダーシップがあって頼りになるね!
そうだね。でも独りよがりな行動をとるところは良くないね。
使用例③
○○さんには振り回されっぱなしだよ・・・
独りよがりな人は自覚がないよね。自分はそうならないように気をつけよう。
「独りよがり」の類義語や言い換え、対義語
「独りよがり」の類義語と対義語についても見ていきましょう!
「独りよがり」の類義語や言い換え
「独りよがり」の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
自分勝手
自分勝手な態度を改めないと周りから人がいなくなるよ。
利己的
利己的な行動ばかりすると信頼されなくなるよ。
配慮に欠ける
こちらがお客様に配慮に欠ける対応をしたなら素直に謝罪するべきです。
「独りよがり」の対義語
「独りよがり」の対義語としては下記のものがあります。
協調性
試合に勝つためにはチームの協調性が大切だよ!
献身的
夫の献身的な介護のおかげで少しずつ元気になりました。
忖度
皆が上司に忖度すると、反対の意見が言いづらくなるよ。