今回は「ご自愛(ごじあい)」という言葉について解説します!
「ご自愛」とは、「自分を大切について病気やケガなどがないようにする」という意味の言葉です。
「どうぞ、ご自愛ください」と使います
「ご自愛」は「自愛」を敬語にした言葉です。
この記事では「ご自愛」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ご自愛とは?意味は「自分を大切に」
「ご自愛」の意味=「自分を大切にして病気やケガなどが無いようにする」
ご自愛とは「自分を大切にして病気やケガなどが無いようにする」という意味の言葉です。
ビジネスシーンで多く使われる言葉ですが、日常的にも目上の人にメールを送る時などに使われている言葉です。
「ご自愛ください」と敬語にした時は、相手の健康を願った結びの言葉として使うことが可能です。
「ご自愛ください」の前に季節の締めの挨拶を添えると、なお気遣いのある文章として目上の人にも安心して使うことができます。
季節の締めの挨拶が浮かばない時は、「ご自愛ください」だけでも大丈夫です。
同じ読み方をするものに「慈愛」がありますが、こちらは慈しみの気持ちを込めた「じあい」なので、メール作成で文字変換する時は十分に注意しましょう。
「ご自愛」の類義語には、「労わり」「お大事に」「お体に気を付けて」などがあります。
相手の健康を気遣った言葉なんだね!
ご自愛の由来や語源は「自愛」
「ご自愛」の由来、語源=「自愛」
「ご自愛」は「自愛」を敬語にした言葉です。
「自愛」の意味は、「自分の体に気を付けること」です。
それを「ご自愛ください」と敬語にすることで、相手の健康を気遣った言葉として使っています。
「自愛」という言葉は、中国の歴史をまとめた書籍「史記」に登場しており、相当古くからある言葉であることが分かります。
「ご自愛ください」と相手の健康を気遣う意味でいつから使われだしたのかという明確な時期は分かりません。
いつからあるかハッキリ分からないくらい古い言葉なんだね
ご自愛の使い方・例文
「ご自愛」という言葉を使ったメールの文面を見ていきましょう。
ここでは正しい使い方の他に、よくやりがちな間違った使い方も紹介します。
使用例①
これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。
使用例②
くれぐれも無理をなさらず、ご自愛ください
使用例③
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。
間違った使用例
時節柄、寒い日が続きますがお体ご自愛ください
※ご自愛に”お体”と付けると、“体”という意味が重なってしまうの要注意です。
ご自愛の類義語や言い換え、対義語
ご自愛の類義語と対義語についても見ていきましょう!
ご自愛の類義語や言い換え
ご自愛の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
労わり
これからも暑さが続きますので、くれぐれもお体をお労りください。
お大事に
くれぐれも無理をなさらず、お体をお大事になさってください
お体に気を付けて
季節の変わり目ですので、お体に気を付けてお過ごしください
ご自愛の対義語
「ご自愛」を「自愛」として対義語を調べてみると「自暴(じぼう)」「自棄(じき)」がありました。
「自暴自棄」という四字熟語は、自分を大切にしていないという意味を最大限に表現した言葉になっています。