枕を高くして寝るとは?意味・由来|語源・例文|使い方・言い換えも紹介!

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今回は「枕を高くして寝る」という言葉について解説します!

「枕を高くして寝る」とは、「安心してぐっすりと眠る」という意味の言葉です。

「今夜は枕を高くして寝ることができる!」みたいに使うよ!

発祥は『史記』や『戦国策』といった中国古典です。

この記事では「枕を高くして寝る」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

「枕を高くして寝る」とは?意味は「安心してぐっすりと眠る」

「枕を高くして寝る」の意味=「安心してぐっすりと眠る」

「枕を高くして寝る」とは「安心してぐっすりと眠る」という意味の言葉です。

単に「安心する」や「心配事がない」といった状態も示します。

安心しているという状況のため、ポジティブな意味で使用されることが多いようです。

また、「枕を高くする」や「枕を高くして眠る」といった表現で使用しても問題ありません。

類義語には、「高枕」や「枕を高くして臥す」といった言葉があります。

安心して眠れるという意味なんだね!

「枕を高くして寝る」の由来は、敵襲の心配がなく安心して寝られること

「枕を高くして寝る」の由来=敵襲の心配がなく安心して寝られる

「枕を高くして眠る」は、昔から中国でよく使用される言い回しです。

始まりは中国の戦国時代です。

戦中、敵襲にすぐ気付けるようにするために、床に耳を付けて眠っていたというところから、「枕を高くして寝る=敵襲の心配がなく安心して寝られる」という意味になりました。

そのため、『史記』や『戦国策』でも使われています。

ここでは『戦国策』の一例を挙げます。

中国の戦国時代のことです。斉国の孟嘗君という人物がいました。その部下が主君のために、安全な拠点を三カ所確保しようとします。計画が完了したとき、部下は主君に対し「姑く枕を高くして楽しまん(しばらくは安心して楽しめますよ)」と言いました。

以上のように、古くから使用されていることが分かる言葉です。

古代中国で利用されていた言葉なんだね!

「枕を高くして寝る」の使い方・例文

「枕を高くして寝る」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

最近疲れてるのは仕事が原因?

部長が嫌な人で……上司が替わらない限り、枕を高くして寝ることはできなさそう。

使用例②

無事にプレゼンは終わったのかい?

ああやっと自由だ! 枕を高くして寝られるよ!

使用例③

試験の結果はどうだったんだ!

無事合格したよ。枕を高くして寝られない生活とはおさらばだ!

「枕を高くして寝る」の類義語や対義語

「枕を高くして寝る」の類義語と対義語についても見ていきましょう!

「枕を高くして寝る」の類義語

「枕を高くして寝る」の類義語としては下記のものがあります。

高枕

「高枕」とは、何も気にすることがなくぐっすりと眠ること、安心しきっているという意味の言葉です。

無事にプレゼンは終わったのかい?

ああやっと自由だ! 高枕で眠れるよ!

枕を高くして臥す

「枕を高くして臥す」とは、「枕を高くして寝る」と同じく、安心して眠ることを表す言葉です。

最近疲れてるのは仕事が原因?

部長が嫌な人で……上司が替わらない限り、枕を高くして臥すことはできなさそう。

愁眉を開く

「愁眉を開く」とは、心配事がなくなり、安心した顔つきになることです。

試験の結果はどうだったんだ!

無事合格したよ。やっと愁眉が開いた!

「枕を高くして寝る」の対義語

「枕を高くして寝る」の対義語としては下記のものがあります。

輾転反側

「輾転反側(てんてんはんそく)」とは、何度も寝返りをすることという意味の言葉です。

またそこから、心配事などのせいで眠れない様子を表します。

無事にプレゼンは終わったのかい?

色々指摘されてさ……輾転反側しているよ。

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