今回は「パ二くる(ぱにくる)」という言葉について解説します!
「パ二くる」とは、パニックになるという意味の言葉です。
パニくって冷や汗かいちゃったみたいに使うよ!
パ二くるとは英語の「パニック」に動詞の接続語の「る」を合わせたスラング!
この記事では「パ二くる」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
パ二くるとは?意味は「パニックになる」
「パ二くる」の意味=突発的な出来事に慌てふためく
パ二くるとは思ってもいなかった突発的な出来事が起こり、慌てふためき冷静さをなくすという意味の言葉です。
想定外のことが起きた時や何が何だかわからず頭の中が混乱している状態のときに使用します。
英語の「パニック」と日本語の動詞「する」を合わせたスラングのようです。
- 英語の「Panic(パニック)」
ギリシャ神話に出てくる、ヤギに似た形をした牧神「パン」から由来した名詞。
- 日本語の動詞「する」
動作を起こすという意味の動詞。
この2つが合わさってできた言葉が「パ二くる」です。
慌てて焦ってしまうってことなんだね!
パ二くるの由来や語源は「ギリシャ神話の神パン」
「パ二くる」の由来、語源=ギリシャ神話の牧神パン+する。
ギリシャ神話の牧神「パン」から由来してできた「パニック」に日本語の「する」を合わせた造語のようです。
この「パン」はギリシャ神話の中で、普段アルカディアの山中に引きこもっていたが時々人前に表れて人々を驚かすことを楽しんでいたとされていて、その話から由来して「パニック」という言葉ができたそうです。
日本では「パニック」という言葉が明治時代に使われるようになったが、当時は「経済恐慌」の意味で使われていたとされています。それが時代とともに変化していき、現代のように「思いがけない恐怖や不安によって混乱したり制御不能な状態に陥ること」を意味するようになりました。
そんな「パニック」という言葉から「パ二くる」という造語ができたのは1990年代のようです。
当時この言葉は若者の間で流行していましたが、そんな彼らも今は立派な大人。
ということで今では大人世代から若者まで知っている言葉かもしれません。(もう死語だという説もありますが。)
ギリシャ神話から由来して当時の若者の間で流行った言葉なんだね!
パ二くるの使い方・例文
使用例①
さっきは慌てていたようだけど大丈夫だった?
買い物をしようとしたら財布が見当たらなくてパニくったよ。
使用例②
昨日のデートはどうだった?
楽しかったよ!
でも、彼女と行ったお店で元カノと鉢合わせてしまって一瞬パニくったんだ。
それは焦るね。
使用例③
どうしよう!今日のテストの範囲を勘違いしてた!
えー!それは大変!!
パニくらないで今から一緒に復習しよう!
パ二くるの類義語や言い換え、対義語
パ二くるの類義語と対義語についても見ていきましょう!
パ二くるの類義語や言い換え
パ二くるの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
慌てふためく
思いがけない出来事に出会って、落ち着きを失いうろうろすることを指します。
お財布が見当たらなくて慌てふためいたよ。
混乱する
物事が入り乱れて整理がつかなくなることを指します。
まさか元カノに遭遇するなんて、混乱した。
狼狽する
不意の出来事にうろたえ騒ぐことを意味します。
大丈夫!狼狽していないで復習しよう!
パ二くるの対義語
パ二くるの対義語としては下記のものがあります。
冷静になる
落ち着いていて慌てていないさまのことです。
冷静になってもう一度探したら見つけたよ。
理性を取り戻す
冷静になるという意味です。
何とか冷静を取り戻すことができた。
落ち着く
気持ちが静まり、慌てず静かであることを指します。
大丈夫!落ち着いて