今回は「関の山」という言葉について解説します!
「関の山」とは、限界、精いっぱいという意味の言葉です。
第二志望の大学に合格するのが関の山だ!みたいに使うよ!
関の山の「関」とは、三重県関町の事で、「山」とは、祭りの山車(だし)の事を表しています。
この記事では「関の山」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
関の山とは?意味は「限界を表現する言葉」
「関の山」の意味=これ以上はできない
関の山とは、「精一杯」または「これ以上はできない」という意味の力の限界を表現する言葉です。
諦めや嫌味など、やや否定的な意味が含まれる言葉であり、限界までやったことへの労いや褒め言葉には使われない言葉です。
ここまでが限界!!ってことなんだね!
関の山の発祥や元ネタは「三重県の関町」
「関の山」の元ネタ、発祥=三重県関町の山車
関の山の「関」は、三重県関町(現在の亀山市)のこと。
関の山の「山」とは、祭りの山車(だし)のこと。
関町の八坂神社祭礼祇園会に出る山車が非常に豪華で、関の山車以上に贅沢なものは作れないだろうということから「関の山」という言葉ができたといわれています。
また、たくさんの山車が勢揃いすれば狭い街道はそれだけで埋まってしまい、身動きもとれない程でこれ以上通れないということから「関の山」という言葉ができたともいわれています。
「関の山」という言葉が広まったのは、江戸時代の東海道の宿場のひとつとなった関宿の祭りの賑わいを体験した旅人たちの口伝えによって、諸国に広まったようです。
江戸時代の旅人から伝わった言葉なんてすごい!!
関の山の使い方・例文
「関の山」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
今回のテストの出来はどうだった?
徹夜で勉強して頑張ったんだけど50点が関の山だよ!
使用例②
あの子に気持ちを伝えてみたら?
告白しても振られるのが関の山だとわかっている!
使用例③
調子はどう?
このレベルだと予選に通過するのが関の山かな!
関の山の類義語や対義語
関の山の類義語と対義語についても見ていきましょう!
関の山の類義語
関の山の類義語としては下記のものがあります。
精いっぱい
徹夜で勉強して頑張ったんだけど50点が精いっぱいだよ!
精精(せいぜい)
告白しても精精振られるのがわかっている!
限界
このレベルだと予選に通過するのが限界かな!
関の山の対義語
関の山の対義語はありませんでした。