今回は「与える」の言い換え表現を紹介します!
「与える」は自分の所有物を相手に渡してその人のものにするという意味の言葉です。
今回のプロジェクトで、顧客に大きな満足を与えたいと思います。
「与える」は、物だけでなく、影響や感情、機会などを相手に提供する場合にも使われます。
この記事では「与える」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
与えるの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは与えるのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①課す
課す=「責任や義務を人に強制的に要求する」の意味
「税金を課す」「罰を課す」というように法律、 規則、義務などに関連する場面で使われます。
強制的なニュアンスを持つためフォーマルな場面で使われる言葉です。
例文
新プロジェクトのリーダーとして、君には特別な責任を課します。
②贈呈
贈呈=「公式な場面で、記念品や賞などを正式に人に渡す」の意味
例えば、学生にトロフィーや賞状を授与する場合や、企業が感謝の意を示す表彰式などに適した言葉です。
特別な儀式やイベントで使われる形式的な表現で、日常会話ではあまり使われません。
「贈呈」はフォーマルな場面で使用される言葉です。
例文
プロジェクトの優秀社員賞を、君に贈呈します。
③授ける
授ける=「何かを教える、伝える、特権や地位などを与える」の意味
相手に何か重要なものを与える、特に価値あるものを贈るというニュアンスが含まれています。
教師が生徒に知識を「授ける」、指導者が部下に指導や助言を「授ける」といった場面で使われる言葉です。
このため、フォーマルな言葉として分類されます。
例文
このプロジェクトを成功させた功績で、君に表彰を授けます。
④配給
配給=「物資や食料などを必要な人々に公平に分配される」ことを指します
もともと軍事用語として軍隊での食料や装備の分配を指す言葉として使われていました。
後に一般社会でも広く使われるようになり、必要とするすべての人に平等に利益が行き渡るようにするための
措置を表す言葉として理解されています。
例文
今月の新しい資材を部署に配給しますので、適切に管理してください。
⑤付与
付与=「何かを与える、特に権利や特典などを正式に与える」の意味
語源は「付ける」と「与える」の意味を合わせたもので、多くの場合、公的な機関や組織が何らかの権利を公式に授ける際に使われます。
正式な文脈でよく使われるため、日常会話よりも法律や政策、教育といった分野で見聞きする機会が多い言葉です。
例文
今回のプロジェクト完了により、特別なボーナスを付与します。
⑥差し上げる
差し上げる=「何かを他の人に与える、特に敬意を表して何かを提供する行為」の意味
この表現は謙譲語の一種であり、自分の行為をへりくだって相手に対する敬意を示す際に使用されます。
敬語としてのニュアンスを持ち、相手に対する尊敬や礼儀を表現するために重宝される表現です。
例文
この成果を認めて、表彰状を差し上げます。
与えるの”カジュアル”な言い換え・類語!
与えるのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦提供
提供=「何かを人に差し出すこと、または利用できるようにする行為」を指す
物理的な物だけでなく、サービスや情報なども含まれます。
日常生活からビジネスや公共の場にも広く使用される表現で、放送業界では番組や映画がスポンサーによって
「提供される」という表現も一般的です。
例文
新しいプログラムを導入して、皆に便利なツールを提供します。
⑧贈る
贈る=「物品や心を込めたプレゼントなどを人に進呈する」の意味
感謝の気持ちを表すときや、誕生日・結婚・出産祝いなどのお祝い、卒業や退職など人生の節目を祝うときなど
様々なシチュエーションで使われます。
他にも表彰として賞を授ける場面にも適しています。
例文
今週の功労者には、感謝の印として特別なギフトを贈ります。
⑨差し出す
差し出す=「自分の手元にあるものを直接人に渡す行為」の意味
手を差し伸べることから転じて、自ら進んで何かをする意志を示す際にも使われます。
「手を貸す」と似たニュアンスで使われることが多く、人と人との間の親切なやり取りを示すのに適しています。
日常生活の中で自然に使うことができる、ややカジュアルな言葉です。
例文
この案件に必要な資料をここに差し出します。
⑩渡す
渡す=「物や権利、情報などを他の人に移す行為」の意味
一般的には何かを他の人へ手渡したり、譲渡したりする行為を指す言葉です。
日常生活の中で頻繁に使われる言葉で、メッセージや責任など目に見えないものを伝える場合も含まれます。
例文
プロジェクトの進捗報告書を君に渡しますね。
⑪伝える
伝える=「情報や思い、感情などを人に知らせるまたは感じさせる行為」を指す
コミュニケーションの基本であり、相手に理解してもらいたい時や、心の中を表現したい時に適しています。
言葉や文章でメッセージを相手に届ける方法があり、日常生活のあらゆる場面で使われる言葉です。
何かを相手に届け、共有したいというニュアンスが含まれています。
例文
重要な顧客のフィードバックを皆に伝えたいと思います。
⑫付け加える
付け加える=「すでにあるものや情報に新たな要素を追加する」の意味
「付ける」(何かをくっつける)と「加える」(何かを足す)の組み合わせから成り立っており、何かをより充実させたり、完全な形にしたりするために使われます。
授業や会議、文章など情報を明確にし、より理解しやすくする効果があります。
例文
この報告書には、最新の市場データを付け加えました。
⑬恵む
恵む=「困っている人に金品を施したり、神仏や上に立つ者が人々に慈悲や恩恵を与えること」の意味
「与える」という意味を持つ言葉ですが、「恵む」は、単に物を渡すのではなく、そこに「思いやり」や「慈悲」の
気持ちが含まれます。
書き言葉として使われることが多く、日常会話では「あげる」「くれる」を代わりに使う場合が多いです。
ただし、「太陽の恵み」「海の恵み」のような表現は、日常会話でもよく使われます。
例文
社内の勉強会に資料を恵んでくれた田中さんに感謝します。
⑭あげる
あげる=「物や行動を人に向けて提供すること」の意味
親しい関係を表現したり、相手に対して好意的な行動をとる時に使われる言葉です。
日常生活で頻繁に使われ、コミュニケーションで自然と使うシーンが多く見られます。
目上の方に対して使う言葉ではないためカジュアルな言葉です。
例文
このツールを使ってみたい人には、ぜひ試してもらいたいからあげますね。
⑮手渡す
手渡す=「物や書類などを直接相手の手に渡す」の意味
文字どおりの意味合いで使われ、他の手段(郵送など)を介さず、直接手から手へと移す様子を表しています。
対面でのやり取りが必要な場面や、信頼関係を重視するシチュエーションで特に重宝される表現です。
例文
この契約書のコピーを直接手渡しますので、確認してください。