今回は「あやふや」という言葉について解説します!
「あやふや」とは、物事がはっきりせず、不確かであてにならないという意味の言葉です。
彼の説明はあやふやでわからない!みたいに使うよ
「あやふや」の語源は「あやふしや」が簡略化されたもの
この記事では「あやふや」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
あやふやとは?意味は「はっきりしたことではなく、曖昧で不確かな状態」
「あやふや」の意味=自身の意志とは関係なく物事が本当にはっきりしない様子
あやふやとは言葉や主文の主体そのものがはっきりとせず、曖昧で不確かな状態を指す言葉です。
類義語として「うやむや」という言葉があり、どちらも物事がはっきりしない様子を表していますが本来の意味は異なるため注意が必要です。
「うやむや」とは物事自体を本当はわかっているのに意図的にはっきりさせない事を意味しているのに対し、「あやふや」とはあやふやな行動や言動、態度をとっている本人自身も物事や気持ちに対してはっきりとしたことがわかっていない、理解していない状態を表しています。
つまり「うやむや」とは本人の意思で物事を曖昧にしているのに対し、「あやふや」とは根本的な部分すらも不確かであるが故に、意志とは関係なく曖昧になってしまっている状態で使用される言葉です。このことからも文章や会話上に於いて、「うやむや」は「うやむやにする」と表現するのに対し、「あやふや」は「あやふやになる」と表現されています。
「あやふや」は自分の意志しているんじゃなくて、そうなってしまうことを指しているんだね
あやふやの由来や語源は「あやふしや」が簡略化されたもの
「あやふや」の由来、語源=「怪しい」「不安定な」状態が「続く」という意味合い
「あやふや」の言葉の由来については諸説あるようで特定されているわけではなく、一説によると「あやふし」という言葉に助詞の「や」が付いて「あやふしや」となったものが簡略化されて「あやふや」となったとされています。
「あや」という部分は、「怪しい」「不安定な」といった意味を持つ古い言葉であり、「ふや」はその「あや」の状態がぼやけたり、はっきりしないまま続く様子を表す接尾辞として付け加えられたという説があります。
自らの意思で明瞭化できないことが言葉の成り立ちからも伝わるね
あやふやの使い方・例
使用例①日常での会話例
約束の時間に間に合わなかったわよ
お酒の呑みすぎで時間の感覚があやふやなんだ
使用例②会社での会話例
今日の会議で話すことは決まったかい
あやふやだった内容が具体的に決まりました!
使用例③日常での会話例
怒っている理由をちゃんと聞いたら仲直りできたよ
あやふやなままが続かなくてよかったね
あやふやの類義語や言い換え、対義語
あやふやの類義語と対義語についても見ていきましょう!
あやふやの類義語や言い換え
あやふやの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
不確か
信頼性が不十分で具体的な情報や確証がないこと
まだ不確かな情報だから他の情報源も調べるべきだよ
曖昧
はっきりとした情報や意味が不明確であること
君の発言は曖昧で適当なことばかりだ
おぼろげ
はっきりと理解できない、情報や記憶が不明瞭で主に視覚的なイメージや記憶に対して使われる
写真を見ても記憶がおぼろげで誰だかわからないわ
あやふやの対義語
あやふやの対義語としては下記のものがあります。
明確
情報や状況が具体的にはっきりと理解できる状態
この計画書には明確な数値が割り出されているね
確信を得る
不確かな状況に対して情報や証拠を検討し、その事柄が事実であると確信すること
このまま続けていけば成功すると確信を得た!
信憑性がある
情報や主張、または人物や情報源などが信頼できる、真実である可能性が高いという意味
信頼できる専門家に信憑性があると言われて安心したよ