今回は「チート」というネットスラングについて解説します!
「チート」とは、いかさまのようにすごい、ずば抜けた能力という意味の言葉です。
「この人はチート級の選手だ」みたいに使うよ!
もともとは『詐欺、いかさま、不正行為』という意味の英単語です。そこから派生して、ずば抜けた能力を指す言葉としても使います。
この記事では「チート」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
チートとは?意味は「いかさまのようにすごい、ずば抜けた能力」
「チート」の意味=いかさまのようにすごい、ずば抜けた能力
チートとはいかさまのようにすごい、ずば抜けた能力という意味のネットスラングです。
英語「cheat(チート)」の意味はいかさまの他に相手を騙す、浮気をするといった意味でも使用されます。いづれも信頼関係を壊すようなネガティブな意味の言葉です。
しかし近年の日本での使われ方は、オンラインゲームなどの強いプレイヤーや能力が高いスポーツ選手にも使うことがあります。才能あふれることを「チート」と表現しているので、ネガティブな意味だけではありません。
チートに関する用語を以下に挙げてみました。
- リアルチート:実生活の中でずば抜けた能力を持つ人物のこと。
- 無自覚チート:高い能力があるのに本人が気づいていないこと。
- チートデイ:ダイエットなどの食事制限中の制限を撤廃する日のことです。継続のための息抜きの日とも言えます。
- チートコード:ゲームの作業テストとしてプログラムされているコード。ゲームの裏技を使えるようになります。
ゲームで不正に強化したような高い能力(アイテム、必殺技など)を持っているキャラクターまたは人物に対して使われる和製英語なので、本来の意味とは解釈が広がった使い方をしています。
ズルを疑うくらいの人並外れた能力って意味なんだね!
チートの発祥や元ネタは「いかさま、不正行為の意味の英単語:cheat」
「チート」の元ネタ、発祥=いかさま、不正行為という意味の英単語:cheat
いかさまや不正行為という意味の英単語のcheatからきています。
ポーカー、麻雀などゲームでのいかさま、テストのカンニング、スポーツ業界でのドーピングをcheat行為と呼んでいました。
家庭用ゲーム機が広く普及したことにより、「チーター」と呼ばれる不正行為を行う者が出現しました。ゲームソフトの不正行為「チート」を行う人々のことです。
具体的にはゲームのプログラム改造をしてアイテムや必殺技などプレイヤー側の能力を異常に強化します。
ちなみに、「一人プレイが必須」のところを「二人でプレイ」したり、代理プレイもチートとされます。
(ゲームにおける「チート」行為は利用規約でも禁止されており、厳重処分を受けることも。)
このような不正行為という意味から派生して、能力の高いキャラクターや人物に対しチートを用いるようになりました。
いつから使われ始めたのかは不明ですが、ゲーム業界における不正行為としては1990年代より「チート」が使用されていたそうです。
英語のいかさまから、意味が広がって能力の高い人を指す言葉にもなった!
チートの使い方・例文
「チート」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①ゲームの不正行為として使う場合
昨日買ったゲームソフトもう終わったよ。
もうクリア早くないか?まさかチートしてないよな。
まさか。それだけはしてない。ただ得意なジャンルだっただけ。
使用例②ダイエットの休息日として使う場合
ダイエット中のところ悪いけど今日はケーキバイキング付き合ってよ。
よし!今日はチートデイよ!たくさん食べて楽しもう!
使用例③ずば抜けた能力を持っている人に対して使う場合
あの人スポーツ全般何でも来いって感じだね。
あの才能はチート級だよ。
チートの類義語や対義語
チートの類義語と対義語についても見ていきましょう!
チートの類義語
チートの類義語としては下記のものがあります。
いかさま
偽物をいかにも本物らしく見せることという意味です。
あのマジックはいかさまだ。
反則
物事を行う上で卑怯な手段を使うことという意味です。
フライングするなんて反則だ!
横着
わがままで図々しいこと、ずるいという意味です。(楽をしてすませようとするという意味もあります)
あの人が横着するから余計に仕事が増えてしまった。
チートの対義語
チートの対義語としては下記のものがあります。
バグ
コンピュータープログラムでの制作者が意図しない不具合のことです。(不正行為の対義語)
バグを利用した裏技は「グリッチ」と言います。
もう少しでゲームクリアだったのにバグって台無し。
人並み
能力などの水準が多くの人と同程度であるという意味です。
やっと僕も人並みの暮らしができているよ。